katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

くじら教室

2015-09-15 06:40:02 | モザイク教室
今日はくじら教室。それが宿題として自宅でやって来たのがこれなんだけれど、まぁしっかり作ってあってね、お見事なのね。
所がこんなに良い感じなのに、本人が恐る恐るやらかした感じなんですよね・・・・私って言うのね・・・。何が?・・・・

それで一体何があったのかな?と思うと、これからバック・・・・って話になり、下絵も描いて来たって言うのね。ほぉ、準備もしてあって・・・じゃ何が?やらかしているのかな・・・・って思うと、それはそれは消しちゃったの?って位、自信のない薄さの鉛筆で花が描いてあったのね・・・。

あっ・・・これかぁ・・・・それじゃお教室始めようかね・・・・。まず、これを作る事になった理由の確認から。確かこれは金魚のテーブルが思いの他気に入っていて、汚すのは嫌だって事で、ご夫婦で相談の結果、トレイを作るって事になり、偶然にも俺がトレイを持っていた事からすぐ決定・・・

となったけれど、実は良く良く聞くと、トレイでは無くトレイ使える銘木みたいなのに金魚のみを彫って、それをトレイがわりに作りたいだった・・・。
ってなヘンテコな話で始まったのね。で、要するに急きょバックを考えなきゃならなくなった・・・・ここね。

それで考えて来たモチーフが花・・・・そこで質問。本当は花なんて好きじゃないでしょ?・・・・えっ・・・・は、はい。だよねぇ・・・。じゃ何で花なんて描こうとした?何かバックにクラッシュだけじゃ寂しいから・・・それで花が良いかな?って・・・・。

それと、また何か付け足してモノが置けなくなっちゃったら、また同じ事になっちゃうから・・・・。ほぉ、そこは覚えていたんだね・・・。
そう、頑張って作ったらモノが置けなくなっちゃったからって理由もあったよね・・・・そこは間違いが無い。

まずね、金魚の時の下絵を思い出してね・・・・確かに下絵はいつも苦手で、前回の金魚のラフ画の時に、友達に宇宙人?って言われたくらいだったが、この金魚の下絵はきちんと俺には金魚に見えた。確実に前回よりも上手くなってた。しかも状況は一緒で、自分の飼っている金魚・・・。

確実にちゃんと作ろう・・・って姿勢はある。それがきちんと前回超えをしていたんだから言う事は無く、その下絵で以前よりも実績のある状況でタイルを張るのだから、この結果になった・・・ここまではほぼ完璧。なのに好きでも無い花を描くとどうなるか?・・・。

間違いなく描き慣れていないモチーフだと思わない?金魚は好きで最低でも2回描いて上手くなったのに・・・つまり好きでも無いものを何と無くバックが寂しいから、何も見ないで描いたよね?・・・・だってそれが証拠に、この花どんな花?って聞くと、種類は何でも良くて花に見えれば・・・・って。

ほぼ適当な感じでしょ?それなのに金魚はただの金魚じゃなくて、自分の飼っている金魚で名前もあって、丹頂って種類で・・・思い切りこだわっている。それなのに、花は別に花に見えれば何でも良い・・・・だって所詮バックだし、寂しいのが嫌だっただけ・・・だから力も入っていない。

って理由は合っているように思えるでしょ?ここが落とし穴な訳ね。モノの考え方にね。何故なら、作りたい本体には思い入れがきちんとあって、そのグレードが上手く行った・・・だからクラッシュだけでは寂しいと感じた・・・でもモノが置けなくなるのが嫌だから、思い入れの少ない花・・・。

ってね。じゃ考え方を確認するとね、仮にくじらさんの好きなものを比較して見ようか?もし仮に野球の券をタダであげるとするじゃない?行く?って聞くと、勿論って言うから、でもベイスターズ以外のカードなんだけれど・・・って意地悪言うと、えぇぇぇって言うのね。

つまりベイスターズファンであり、野球ファンじゃないって事になるよね?じゃ話を変えて、日本観賞魚フェアのタダ券あげるって言ったら?迷わず行くって言うのね・・・・けれど、どんな金魚がいるか判らないんだよ?・・・・でも行くって言うのね・・・・1人でもって。

さっきとこだわり方が変わったと思わない?金魚は種類も関係無く一人でも行く・・ハードルが低い・・・何でも受け入れるって感じでしょ?
ほら人って好きってくくりでも、こんなにこだわり方が変わったりするものなのね。なのに、好きでも無いモチーフは無いよりマシなら良い・・・。

一見こだわりが少なくハードルを低くしているように思えるが、実はそこに落とし穴があって、好きなものをより良くしようとして、水草だのエアだのをそのこだわった金魚を引き立てるやり方は前作。そしたらモノが置けなくなった。余りに気に入って。今回は寂しいから何か・・・・って感じ。

さっきの観賞魚フェアなら、観るだけで楽しい・・・けれど野球なら勝たないとね。単純に見るだけと、勝たないとって言う欲も入ると、ただ観るとは若干変わって来たりする・・・・これが気持ちの変動ってものかな?つまりただ置ければ良いトレイでは無くなって、欲を少しだけ出すつもりって、

事になるんだろうけれど・・・少しってどの位?前作はやりたい事を全て作ったからやり尽くしって事になると、今回はどの位なの?そのサジ加減って判ってやらないと、もしそれが自分の思っている以上に上手く行かなかったり、へたっぴに見えたりしたとしたら?

何か大好きなものを全力でやった前作は物が置けない位、大成功した。今回は金魚だけなら今の所前回超えしている。なのにここから好きでも無いもので何と無くで本当に良いのかな?・・・・この金魚の質を落とす事にならないかな?・・・・。

ここで考えるのは、それを選んだ理由・・・きっと凄く考えて何と無く花なのか?何も考える事なく、花良いんじゃない?何と無く・・・なのか?
いずれにせよ、何と無くってものは、提案1つでガラッと変わる事になる。何故ならこだわりが少ないから。

ねぇ、もしここに俳句の文字入れたとしたら?・・・・すると、良いですって言うのね。そりゃそうだよね、だって好きで習っているんだから。
大事なのは、そこに物が置ける?・・・・すると置けますって言うのね。じゃそっちじゃない?

そもそも好きでも無いモチーフで失敗したらどうする?けれど、金魚に俳句・・・どっちも好きでしょ?つまり気持ちとして折れないと思うのね。
しかも何と無くって作らないしね。じゃ俳句と花の違いは?って花はこれから花をきちんと描き直すのと、俳句を考えるのと、どっちが得意?

つまり好きこそものの上手なれって言うなら、絶対経験値のある俳句はくじらさんの力になる。しかもすでに文字も3回目となるのだから、初めての花をやるよりも有利になる。もしこれが正しいのなら、金魚の成功にふさわしく、得意の俳句で3度目の文字・・・失敗する理由が見当たらない。

しかもちゃんと置けるって言うのだから。そこでそこまで決まれば、提案はその文字の字体。今までは割りときちんとした文字だったが、今回は相田みつをさんのような、あんな絵手紙のような文字・・・・あぁ言う文字で、余白に合わせて大小問わずの文字にする。

バックいっぱいにね。そうすればバックは少なくなる。その後にクラッシュって言うのも良いし、波紋のような中心部から丸いラインでクラッシュでも、そんな展開にして行けば、よりお洒落になるんじやないのかな?・・・・って言うと、花を考えるよりもそっちの方が良いって話になる。

そこでこれから続けるに当たって、基本は俳句に挿絵ってスタイルを続けたら?・・・・それでもし他のモチーフにしたいのなら、それのみを15cm程度の小物でチャレンジして行く・・・・そうすれば、文字で徹底的に切る練習が出来るし、きちんと切れれば見栄えも良いしね。

そんなこんなでこっちの話は終わるんだけれど、要するに簡単に・・・何と無く・・・バックだし・・・って言うのは、上手く行かなかったら大きなダメージになる。好きな野球も見られれば良いや・・・タダだし・・・でも勝たないと・・・ほら欲って変化した。

それが金魚なら観られて良かった・・・おしまい。こだわり方1つで同じ人が変化した。こんな事を踏まえて、もしその花が上手く行かなかったら?もしその花がとても時間が掛かって、金魚よりも苦労したら?・・・・何と無くって、金魚よりも質が落ちても良いはずだよね?だってバックなんでしょ?

ほらね、ここよここ。質の良い金魚を作ってしまったらそのバックだって欲が出るのね・・・実は。もし手馴れていない花に手を出して、やらなきゃ良かった・・・なんて事だと台無しになるでしょ?チャレンジするなら花のみを15cmくらいで練習すれば良いんじゃないのかな?

いきなりこんな素敵な作品で練習しないでさ・・・。って話。そんな人の本来の作品は・・・


1cmタイルを久しぶりに切ると、あぁ固いぃぃって。そりゃね、普通は1cmタイルで大作を作った後に、ぺきぺきで遊んで・・・あぁ柔らかいぃぃとか、もろいぃぃぃって話なのに、途中でぺきぺきでこんな金魚作品作った後に、1cmタイルに戻れば、そりゃぺきぺき時間の長さがそんな気分に、

させられるよね・・・けれど、ほらモチーフがまた自分の飼っている鯉・・・・頑張れるでしょ?そこが何と無く・・・って決めたものだと、もし思った以上に大変だったり、上手く行かなかったりすると、へこんだり、何でこんなの作ろうとしちゃったんだろう・・・ってな事になりがち。

いずれにせよ、俳句に金魚ってスタイルをしばらくやっていると、それが個性になるだろうし、もし挿絵として何か他のモチーフと言うのなら、小物でそれのみを練習ってスタイルでやれば、構想って部分に苦労せずにモザイクに専念出来るはず。

しかも、全てオリジナルだし、俳句の人達にも見せる事が出来るし、幅は広がるだろうしね。良いと思うのね。迷う事が少ないから。
文字は繰り返し出来て、挿絵は15cm位で何でも出来る様にすれば、かなり素敵なスタイルだと思うのね。

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