今日もリピータ―さん教室。ただこの方は珍しい形で、アトリエで指導した事を踏まえて、下地を持ち帰り自宅で張り上げて来る・・・ってスタイルで、こうして3つ共張り終えて来たのね。ただこれが1回の体験を経て・・・なんだから、いかに
頑張っているかも判るし、グレードもまずまずなのね。そこでそれに応える為にも、色目地の種類も見せてあげたいので、白とベージュとライトグレ―の3種類にしたのね。まっその理由も簡単で、白いうさぎだから白。ベージュに近い体だから、
ハリネズミに使って、犬のグレーに合わせてライトグレ―って具合なのね。このグレードが2作目なら上出来だと思うのね。そしてこの3つの作品の難易度の違いがあって、それも説明をしたのね。まず彫った下地のうさぎとハリネズミは同じくくりで、犬だけは大きく違うものなのね。
その同じくくりの2つで違うのは、大きさであり、輪郭が決まっているから、眼を入れれば表情が出るし、誰でも必ずそれに見えるようになっているのね。これを規定演技とする。つまりきちんと張ってね・・・って感じ。
それを犬となると、四角い縁取りの中に、自由に作って見て・・・って事で何でも作れる。所が自由を楽しい人には最高でも、何を作れば良いですか?って質問をするような人には、自由が不自由になってしまうのね。
つまりいきなりモザイクを始められないのね。まず下絵を描かないと・・・そんな中、2つの下絵を描いたらしいのね。
これを作るに当たって、この絵描ける・・・しかもタッチの違う絵をね。その時に感で右を選んだらしいのね。つまり輪郭線のみの方で・・・。そしたら当然、眼や鼻、口みたいなもの切って、後はクラッシュって事になるでしょ?
ここの生徒さんなら、大体想像出来るよね?じゃ左にしたら?どうなるかな?・・・それを決める時に、まず言葉にするのね・・・どう見えるかな?と。その時にもし、フサフサなんて表現を出来たら・・・フサフサってどんな形?って事になる。
こうやって掘り下げれば、自ずと答えは出るのね。つまりささの葉や焼き芋みたいなパーツを繰り返せば、右とは違った雰囲気になるでしょ?・・こうした違いが説明出来れば、選択権が増えるのね。それをこれしか無いって1つしか無いと
バリエーションは増えないし、仮にだけれど、思い付かなければ、後からそっちの方が良かったな・・・なんて事が後悔を生む事になるのね。だから上手くなるって事の1つに、いかにやる前に色んなパターンを思い付くか?なのね。
その上で、これを選択する・・・って事が常に出来るようになると、自分の中の正解に偶然じゃ無くて、必然の確立を上げられるようになるのね。でも今はその結果が良いか?悪いか?じゃ無くて、思い付くかどうか?が大切なのね。
それをこうして教えていないのに、2つの違う下絵の比較をして、右を選んだって言うのは、感にしても鋭いのね。何故なら、もし左を選んだとしたら?・・・同じ事の繰返しを何度も何度もやらないとならないから、慣れないと辛いのね。
でもクラッシュの場合は、いびつ角形とか、大きさを1年生から六年生みたいな差を付けるとか、ちょっとしたルールを作ると、グレードは上がるのに、難しさは軽減される。そして何より今のキャリアって事で考えると、これが2作目・・・
何しろ丁度良い難易度であって、彫った下地で切る事を楽しみ、小さな四角い自由の中を考える・・・って構想と下絵って言う、2つとは違う事をする・・・本当に良いバランスだったと思うのね。そんな事を踏まえた宿題作品は・・・。
生き物が好きですか?の問いに、花も好き・・・って事で、それなら今度は20cmオーバーで3つも作らないで、1つで3つ分の大きさでチャレンジ・・・1作をじっくり作り込む。これは飽きないで次々と完成するってわんこ蕎麦的にでは無く、
じっくり味わうみたいに、同じ蕎麦でも食べ方を変える。ひたすら食べるじゃ無くて、美味しさを感じるって作り方をやって見る・・・そしてどう違うか?の体験。短距離走じゃ無く、長距離・・・何しろ慌てずにじっくり・・・とね。
そんなこんな後は、昨日の表札の下地の目地。どれも1点モノって事で・・・。そうそう、昨日の大家さんの庭・・・
まだ増やしたいんだとさ。