今日は急きょキウイ教室。所がいつもの作品では無くて、頼まれ作品らしく、しかも下地になるものも持っているのね。ただその下地に修繕が必要で、まずはその直しからスタートになる。勿論そんな事はプロでは無いから、出来たってだけ。
例えばモザイクの事なら美しく・・・を教えられたリ、作る事も可能だろうが、木に関して・・・となると、仮に大工さんであっても、ペンキの出来る?となると、木の補修は100点でもペンキはそれより見劣りする点になる。
これが餅は餅屋って話で、それを器用な人が例外にいて、色んな分野を合格点を取れるなんて人が、リフォームをする営繕なんて事をする人だったりする。ただその後にモザイクもするって時間を取らなきゃならないのだから、直しに精一杯では
話にならないのね。つまり最高では無く、最低限の範囲の直しを目指す・・・それが正解で、それなら俺にも出来る範囲だし、なるべくモザイクをする時間を多く残し、そこから見栄えの挽回を計る方が・・・って事になる。
それを欲張り、最高の補修に時間を掛ければ、モザイクの時間はどんどん減り、今日終わらずに何日も掛けるのなら、それも良いが、今日完成したい・・・となると、俺はここまで・・・って切り上げないと。
そんなこんなで、何とか下地はなって、下絵を見せて貰って、どうしたいか?確認したのね。例えば、仮に何も見なくても、今日終わりたいだけなら、能率効率のみで考えて、ぺきぺきね・・・で済むのね。所がこんな簡単には行かないのが常連。
当然あれこれやって来たから、色んなモノを作っているし、見て来ている。だからそんな能率効率だけでは作らないのね。当然美しさ何かを考える。これが見栄えと機能性みたいな背反する話で、あっちを立てればこっちが立たず。
じゃ何%が見栄えで、何%が能率効率なの?そしていずれにせよ今日中・・・その時にその下地の内容を説明されずにも、見てこれは軽いモノじゃ無いな・・・と伺えたのね。例えば同じ写真立てだとしても、子供の写真を入れるのと、遺影では、重みが違うでしょ?
つまり選択肢として、遺影だと、赤とか青とかオレンジとか・・・って普通は有り得ない。逆に子供なら可愛ければOKとなり、選択肢は広がる。その時に、遺影を見る機会がある王道な場所を思い浮かべると、葬儀場なんてものがある。
じゃその祭壇には・・・と考えると、金銀パール、そして花・・・こんなバランス。例外なら、故人が好きだった花だらけ・・・なんてものもあるが、それは聞かないと判らない例外な話で、普通思い付くのはこんな話ね。
所が逆に子供の場合、未来に満ち溢れる感じになるから、白黒にならなければ、何でも良いと思うのね。ただ男の子だからとか、女の子だから・・・って言うのはあると思うのね。例えば、女の子のランドセルが黒以外なら何でも良いけど、
男の子が赤やピンクって・・・かなり冒険だと思うのね。こう言うリスクが選ぶ前にあると・・・。つまり前者の格式なんてものが含まれる場合、ある程度限定された中、どうやってその限られた中で見せようか?って考え方は保守的になる。
逆に後者は選び放題となるから、いくらでもある分、選択を間違えたり、悩めば時間が掛かる・・・って事になる。その時に今回はマークの色以外のバックは未定だけれど、かなり格式方向にあるって事で、キウイもいぶし銀を選んだのも、
判ったのね。ただそうなると、1cmタイルだらけ・・・かなり時間が掛かる事は想像出来たが、本人もある程度は覚悟しているみたいで・・・頼んだ家族側も了承済みのようで・・・。ではまず縁取りから。やはりここは重厚感かな?
って事になるのだけれど、色々と見せているとこれが・・・って反応したんで決定にしたんだけれど、もう少し明るいガラスもあったのね。こんな時が悩み所で、例えば紅白のトリの話として、紅組のトリを・・・って美空ひばりさんです。
って言うのと、和田アキ子さんです、石川さゆりさんです・・・ってどんどんと名前を変えても、歌の上手い人だらけで好みはあっても遜色は無いはずなんだけれど、若さって言うのはトリとして選ぶ方も考えてしまうもので・・・。
野球好きなら、4番を王、長嶋として、原、松井・・・みんな凄かったとしても、歴代の4番を上げると、えっ?こんな人も4番・・・って見劣りしたり、忘れていたりする。つまり記憶に残らない事になる。その時は実力者なのに・・・。
そこを意識すると、いつもの自分よりも渋くなるもので・・・明らかにキウイの好みでは無いものを選んだと思うのね。つまりキウイは好みでは無く、その作品の持つ重さ重視にしたんだろうね。そうなると重厚感を取るなら当然目地も・・
ただ完成はしてモザイクのグレードとしては何も問題無く、素晴らしいとは思うけれど、評価とは人それぞれ。だからどんな評価になるかは判らない・・・そんな話はしたのね。