katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

中学生教室と埼玉のコープみらい分の下地

2022-07-13 07:28:18 | モザイクタイル教室

今日は午後から中学生教室。午前中は、仁科タイルさんが、先日完成したレンガゴテの作品の受け渡しって事で、いらして下さり・・・こんなに良いの作って貰って・・・って恐縮してくれたんだけど・・・。何かもっと簡単に考えてた・・・

って感じだったのね。ただ今後の付き合いもあるし、そもそもこれ何処に飾るの?って話なのね。これは8月に国際フォーラムで行われる、ものつくり・匠の技の祭典・・・と銘打ったイベントなのね。しかもタイル屋さんの組合連合的な場所。

当然、他のブースは左官などの業種がひしめいている中・・・以前左官は、真田丸のオープニングで使われた、コテ絵の有名な方がいたりして・・・華があったりしたらしい。しかしそもそも職人自体が、提案すると言う立ち位置では無く、通常は

指示通り張る・・・つまりオーケストラの一員的なもので、楽譜通りに。だから当然図面通りになる。そのきちんとちゃんとの仕事を仮に会場で見せても、平らです、水平垂直です・・・と言われても、一般の人に技術は伝わりずらいし・・・

それが真田丸の知名度とパフォーマンス力で・・・となれば、華々しさは増すだろうね。ではタイルのブースとなると、まずコースターの体験やら、小物販売として他のモザイクの人達に受け持って頂いたりもしているようで・・・。

そんな中、流石にそれでは巧感が無いと判断したのかも知れないが、ここでも紹介したミケさんってタイル屋さん、今はタイル芸術家と名乗っているが、その人の大作を展示したりもしたのね。そんな中、仁科さんが役員と言う事もあって、

以前依頼が来たが、もう組合員では無いし、他のタイル屋さんの手前、いかがなものだろうか?と思ったのね。組合を上げての依頼なら満票だけど、いち役員に・・ってのも引っ掛かってね。ただ断るのもって気がしたんで、かぐやの作品を

メインに俺の小物作品で、あくまで巧として見せるのは、かぐや・・・として展示して貰ったのね。まぁこれなら、俺色は薄くなり、仁科さんの顔も立つし、俺も出していない訳でも無く・・・とね。まぁ苦肉の策だったのね。

そんな遠慮を考慮してくれたようで・・・それならと、購入するよ・・・って言ってくれてんだろうなぁ・・・も判っているから、そうなるとこっちも気を使わないとならないでしょ?個人的に買うって言っているなら、仁科さんの趣味趣向を

考慮したモチーフになるが、そうするなら作品依頼として待って貰わないと、他の予約して下さっている人の手前、まずいし、しかもそうなると余り安い金額では済まなくなるし・・・あくまで宣伝広告としてで無いと・・・。

だから組合の名前も入れたし、レンガゴテのモチーフにして、もしかしたら、組合が買い取ってくれれば、仁科さんの負担では無くなるかな?ってのを踏まえた作品だったのね。それと、一体何処の誰に見せるのか?って事なのね。

ここ数年、コロナで中止だか無観客みたいな事だったりしたみたいで・・・そうなると、一般客よりもコアな人寄りの方が良いかな?と。じゃ身内とか、他業種・・・。まぁいつもそうなんだけど、いかに感情移入して貰うか?はカギなのね。

一体、何に、何処に、誰に・・・みたいに寄せるって考えが常にあって、ゆかり・・・みたいなものは重要なのね。おらが町やら、おらが県、学校、支持団体、共有する趣味・・・こんな考えは、古関裕而さんのような手法。

六甲おろしや、闘魂こめてのような、野球団体の歌みたいにね。だからタイル組合だから、レンガゴテ。しかも隣の左官でも使う道具・・・見た時にあっ・・・って言って貰える道具なのね。感情移入はしやすいはず。

ただ良い事と悪い事は背中合わせ。ほぼ9割方、これ何?って事になるだろうね。これが同じ道具でも、インパクトドリルだったら?職人全域だし、DIY女子がいる位だから、一般的にも受け入れやすいだろうが・・・。

ただ展示ブースがタイル組合なんで、マニアックな道具となった訳で・・・。これがモチーフ選びの理由。それがこんなに凝っちゃって・・・って。このセリフにも隠された意味があって、こんなに・・・ここね。そもそも陸前高田に一緒に

行って貰ったんだから、それと比べればそれ以下の作品なのね。つまり腕はご存じのはず。それでは見慣れたはずなのね・・・つまりそれ以外の部分・・・つまり木。こんな木高いんでしょ?って。だよね、そう見てくれたんだよね。有難うね。

でもね、引っ掛かってくれたのね。これは杉だよ。しかも修整。ここまでで十分判るだろうけど、もっと下げてあげるね・・・浦安の魚の作品の端材。どう?ほら、そんなにビビッてくれなくて良いでしょ?材料はね。手間は掛かるけど。

こう言うと、苦笑いして、また何かあったら連絡して・・・って。それよ、それ。それが一番。今は目先のお金も大事なんだけど、人なのね。人。将来、必ず何かが起きた時に、人脈無いとね・・・お金だけで集めた人はお金で去って行くし

・・・そもそもお金だけで集まった人が、必ず上手いとも限らない。しかも腕の前に一緒にやるって言うやる気が無いと・・・ね。そんな中、去年こんなのを作って・・・って。

これは色んな業種の職人さんの有志が集まって、一つの作品にして、展示する予定だったものが、無観客と言う事で、日の目を見ずにネットの公開となったものらしいのね。ちなみに文字がタイルで、仁科さんがやったらしいのね。

まぁ見て欲しいのは、つなぎ目が一つも無いのね。ねぇ、これってウォータージェット?ちなみに高圧の水で切って行く道具ね。ただ相当なマニアック道具だから、加工業者しか持っていないような道具・・・仁科さんがやったんでしょ?・・

まさか、ヤスリ?・・・馬鹿じゃん・・・何やってんのさ。そもそも技術って言うのは、その道を究めようとしている人にしか理解されないもの。こんなのタイル屋さんに見せた所で判るはずが無いのね。つまり単なるカラフルな文字。

おざなりの、大変だったね・・・とか、お疲れ様・・・とか、良くやったね・・・のどれか。ほぼこの地獄を理解していないどころか、自分も出来るみたいなやからもいるはず。きっと嫌な思いをしただろうね・・・。だから馬鹿じゃん。

こんなのやる前から、見返りの無い何も知らない、きっと言うだけ言った人の尻拭い的発想で行われたもの。しかも他の業種と比較しても、中央のスカイツリーのような存在感も無く、ただ文字・・・苦労は誰にも判らない。

更に続けば、恐らくこの中で、ダントツの手間の時間が掛かったであろう・・・。そうね、俺が見るからに、この文字と同じ時間を仁科さんが通常のタイルを張れば、2・300㎡は張れちゃうだろうね・・・きっと。

つまり100万前後の手間を掛けた感じになる。隠居の親父じゃ無いのね・・・仕事をしている人がやる事じゃ無いのね。でもやった・・・これをへっぽこな評価で良いはずが無いのね。改めて、馬鹿じゃん!凄いわ。ただ、でもただでは褒めない。

この腕と、根気が仲間なのかぁ・・・正直、素直に舐めてました。って頭下げたよ。こんな事出来る人だって思って無かった・・・って。ここでも苦笑いだったけどね。大人だわ。いずれにせよ、良いものを見せて貰ったし、お互いに納得の

時間になったのなら、次の機会が楽しみだったりする。それともう1つ。先日の名古屋モザイクの件。その旨を伝えると、そんな事になったら・・・ワクワクするねって。そうね、張ってくれたのは仁科さんだからね。

すると、えっ?って・・・俺張っただけだし・・・。って。こらこら、何言ってんだか。そんな事を言ってると、もっとでっかくくくった話するよ・・・あのね、設計施工って言ったって、どれもこれも同じ仕組みだから。

そもそも設計は設計士、施工は職人、受けたのは建築会社。ただの分業。それが達郎さんなら、全部自分。今回は、施工は仁科さんじゃん。俺は設計と下ごしらえ。身の丈身の程は判っているつもりだけど・・・。

胸張ろうよとは言わないけど、俺張ったんだよ・・・は、言おうよ。別に俺威張りたい訳じゃ無いから。でも別に下に見られたい訳じゃ無いし、上扱いもされたい訳じゃ無い。仁科さんなら一緒で良いわってね。

でもね、上から目線の人なら、なんぼのもんじゃい・・・になるし、遠慮や謙虚も欲しくなる。だからって、卑下するような気持ちにさせるのもね・・・何しろ今の現状の立ち位置分で良いのね。そんなこんなでお開きの後は、中学生教室。

まずまずの進行具合で、宿題もやってあった。段々上手くなっている感じもあるし、また今は様子見段階。月末に、この辺まで・・・って所まで終わっているのなら、残りの時間から考えて、何とかなる・・・って感じではある。

でも、良く頑張っているのね。ただ大作は油断大敵。しかも時間制限があるし。夏休みは色んな事があるからね・・・。そんな後は、埼玉のコープみらいの下地・・・かなり苦戦しているようで・・・それでも今決まっている分の支度は

始めないと・・・

結構凝ってるんだけどなぁ・・・まぁ、達郎さんも最初の4枚のアルバムまで売れて無かった・・・って経緯もあるし、火が付く下地を作んないとなぁ・・・って事なんだろうが。あっちでは良く、こっちでは・・・って具合では、まだまだ。

 


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