katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

銀の龍の背に乗って・・・そんな気分

2022-11-30 21:46:29 | モザイク作家

朝、アトリエに着くと大家さん家族がお出掛け・・・それを見送りつつ、それなら・・・と、まだ正式に決まっていないのに、やると決まると今月12日にやる事になる仕事・・・学校に教えに行くんだけど、みんなで作ったものを室外に置く・・・簡単に言えばそんな仕事の下地切り。

ただまだ詳細が発表出来ないのだけれど、この仕事の切なさは、陸前高田の時にもあったような、そんな気持ちにもなる・・・。それを数年前から抱えて来た人達の先生として携わる。そうね、世の中、綺麗事じゃ無く、金だわ、金って言うのなら、国ごと吹っ飛んでも儲かりゃロケット作りって、

出来るし、その武器で何人死のうと、うちの子の飯の方が大事って言い切れるだろうが、そこにこれで本当に良いのか?なんて葛藤しようものなら、一体正しいのは何だろうか?なんて自問自答する事になる。タイトルの銀の龍の背に乗って・・・って中島みゆきさんの歌が流れる、皆さんご存知の

Dr.コトー診療所ってドラマがあるんだけれど、俺はそんな話だと思うのね。名医なんだから都会で、素晴らしい施設に素晴らしい機材、優秀な仲間と切磋琢磨すれば、へっぽこが居ないのだから、志で最高の技術を生かせる事になる。でも訳あって、離島の診療所で働く事になる。

そこではよそ者扱いをされ、信用もされず、それでも文句も言わず休み無く、勤勉に働いて結果を残すと、今度は慕われ、認められるが、一体それまで何年掛かった・・・そんな話。確かにフィクションドラマかも知れないが、果たしてそうなのかな?って思うのね。

そんな人がこの世に本当にいるんじゃ無いのかな?って。でもそれには自分の事はさて置き、常に困った人の力になる・・・本来なら誰にも出来ない事であって、立派な振る舞いなのにも関わらず、己の未熟さに、非力に絶望する・・・。そんな人は何処に報われる事があるのだろうか?歌詞には、

夢が迎えに来てくれるまで、震えて待っているだけだった昨日・・・それを明日、僕は龍の足元へ崖を登り、呼ぶよ「さぁ、行こうぜ」きっと怖いだろうな・・・何も出来なかった昨日から、いきなり明日は崖を登って龍の足元へ行くのだから・・・。しかも乗って何をするのか?って思いきや、

銀の龍の背に乗って、命の砂漠へ雨雲の渦を届けに行く・・・人の為に生きるんだね・・・一夜にして。しかもだよ、さぁ行こうぜ・・・って、さぁ行くか・・・じゃ無いのね。そんな人達を巻き込んで一緒に・・・ってセリフなのね。先頭を切って・・・。だから先人って凄いんだろうね。

誰にも出来ない事をするから・・・。自分の身内だけが大事では無くて、むしろそれを後回しにする、ないがしろにも思える人であり、行動であって、家族がいたら出来ないと思われるのね。そう言う点では、その権利を俺も持っている。だから休みを持たずに毎日全力で過ごせってね。

ただコトー先生のように、慕われてお願いします・・・と始終言われている人と比べれば、明らかに見劣りするが、まれに俺にもそう言うお願いの仕方をする人がいらして、今回の仕事は明らかにそんな内容だったりする。俺は12日の前日まで、この歌を聴いて、己の非力を嘆くと良いと思うのね。

勿論、やる事、やれる事をやりつつ・・・そして泣けば良い。みんなと同じ3年分に、寄り近づく為に。同じ場所、同じ空気、それを感じられるように・・・そして何が出来る?俺に・・・であって、はい、じゃ予算はこれね、じゃこんだけ・・・ただの仕事って言うのなら、これも否定はしない。

でもそれなら、俺じゃ無くても良い仕事だろうから、他の誰でも良いと思うのね。でも今回の仕事は、たった12日しか準備が出来ない。でもそれは単なる材料って言う話や、色んな仕事の準備程度の話なら、そんなもん頭下げて頼めば良い。きっと俺を知っている人であれば助けてくれるだろうから。

でもそんな事が揃っても、その程度なら他の人も出来るかも知れない。それを感情移入をしつつ仕事をするって言うのは、自分の都合をいかに捨てられるか?そして何処まで、その人達に寄り添う事が出来るのか?となると、モザイクが上手いなんてのは、下の下。それは当たり前の事である。

そんな仕事を受けて置いて、ただモザイクを教える先生とか、制作しましたって作家では、その程度にしかなれないのなら、即刻辞めたい。要するに究極の内容は、モザイクでおくりびととして参加をする事だったりする。そして携わった人へ、何らかの報われるきっかけにでもなれれば・・・

そんな気持ちをたった10日間程度で、何処までなれる?・・・俺は?と自問自答すると、己の非力さに絶望さえ感じる。そんな仕事に手を付けた。そんな訳で、下地は切った。タイルの手配もした。万が一の保険に仁科タイルさんにも連絡をした。その旨を先方に伝えると、数日後にお会いする事になった。

すると、既にお昼が過ぎていて・・・昨日作ったお好み焼きを食べて、先日伺った、実家のすぐそばのお宅に、様子伺いをしに行くと、正式に依頼が決まって、玄関に大家さんの家のような、モンステラのモザイクをする事になった。また忙しくなったが、しばらく作れない事をお伝えした。

それどころか、一旦リセットして忘れたいのね・・・何故なら10日間あれこれ考える・・・では無く、それだけに集中したいからであり、でもしばらくほったらかし・・・では、正式な依頼にして置かないと、終わってからでは、随分と間が空くからと思ってね。

それと平行にしながわ水族館の話を進展させる為に、連絡をすると、明日伺う事になり、ただ明日はかぐやがやって来るので、羽田に迎えに行ってからのしな水って事で。サンプルの光るメンダコを持って・・・。

 


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今日は両親の病院で終わり・・・と思ったら

2022-11-30 02:10:02 | 休み?

今日は朝から、父の定期検診の結果からの両親のインフルの予防接種。これは思っていたよりも割と早く終わったのね。そんな訳で、お弁当を買って一旦実家に戻り、早めの昼食。そこで父を残し、今度は突然、母が手の痛みを訴えて、近所の病院へ行くも、レントゲンでは異常なしって事で、

薬を頂いたものの、様子を見る期間では余り改善されず、大きな病院へ・・・って事で、連れて行くも、午後は2時からって事らしく、フライングとなり、二人でファミレスで時間潰しって事になる。そうね、コロナなんて無ければ、こんな時間を持つ事は無かっただろうし、悪いね・・・って言いつつ、美味しそうに食べていたんで、それはそれで良い時間と考えていたりもしたのね。

ちょっとだけでも、親孝行の真似事が出来た・・・そんな感じ。そんなこんなで治療が終わった頃には、4時過ぎで、やっぱりこんな時間になっちゃったかぁ・・・って感じで、ここまでは思っていた通りな展開で、天気予報の雨を避けて連れ帰れそうな感じだったのね。すると、携帯がなったんで、

車を止めて、出て見ると、どうやら営業電話では無さそうなんだけれど、男の方で・・・何かな?・・・詳しくは報告出来ないのだけれど、何しろ数週間後に、何十人単位で、1つの作品を作るような話なんだけれど、何しろ時間の無い話で・・・普通の人ならとても出来る話では無いのね。

それを受けるとなると、予約の方を2人断らないとならず、ただ一人はキウイ。そこでお教室では無く、そのまま手伝っては貰えないか?の確認を取り、もう一人の方にも連絡をしつつ、今度は材料の確認。ただ厄介なのは、全て決定した話では無いので、決まったとしたら?・・・の話。

その後に、決められた時間内に終わる為には・・・となると、材料に保険を掛けると、お絵描きタイルなんてのも候補に上がるが、理由は簡単で作品が屋外に・・・なのね。そもそもお絵描きタイルは室内用なのね。何しろ色はペンキだから・・・。そこで大家さんに相談に。

どうしたら可能性がある?って。知識賢者がいると本当に助かるのね。そんなこんなで前向きに検討したのね。ただ決まり次第、内容を公開する予定だけれど、話を聞いたら、これを断るようでは、プロなんて辞めちまえ・・・そんな気持ちになった。でもこの話は俺にしか出来ない。

それなら受けて当たり前。


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