今日はいよいよカットTBの南篠崎店のピエロの壁画が始まるんだけど、昨日も言ったように変更となったのね。そこでその旨を大家さんに相談すると、当然
フィックスってガラスに下地を作って・・・って当たり前の普通の答えが返って来たのね。それはそう返って来るのは判っていたのね。要するにプレハブと、
キチンと一戸建ての違いな話や、大道具さんのセットと住まいみたいな話ね。キチンと住むって考え方なら、住まいだからキチンと・・・になる。しかし、
まるで・・・って比喩のような場合、ひとまず・・・って場合、簡素化させて、・・・のように見えるって手段があるはずなのね。つまり、大道具的に
考えれば、最高では無くて最低限・・・ってリーズナブルなやり方があるはずで・・・だから断熱材を直接ガラスに張って、簡易下地として使えば、何とか
持つ・・・って話なら、俺にも出来るし、安く済むが、正規の普通の作り方をしたら、職人さんにいくらって支払う事になるから、オーナーはそんな事は
考えていないし・・・ただ下の方にピエロって言うのが嫌なだけ・・・で何とかならないか?・・・何しろ変更変更で今の所こうなっているだけで、予定通り
なら何も起こっていないんだけど・・・ん・・・ひとまず大家さんに相談した内容が最低限セットと考えればセーフなんじゃない・・・って話となったのね。
さてこれで保険としてのやり方は手に入った。しかし保険は使うと事件が起こった事になるのね。保険は使わない方が安全・・・しかしねぇ、とは言っても
・・・こんな時、思うのは、普通ならね・・・異常な場合なら?そもそも、普通の考え方をするって事は、誰でもが考える事なのね。だから、大家さんに相談
したら、当然なやり方の説明をされた。それは俺でも判った事。つまり出来栄えはともかく、大家さんであろうが、俺だろうが一緒だった。これは普通の事
だからなのね。つまり当たり前の普通な事は、誰もが考える。しかしトリッキーで異常で、仮設でプレハブで、大道具のセットなら・・・それはアイデアで
あり、俺しか考えない事・・・そしてヒントは常に身近にあるはず・・・必ず神様が俺を試しているように、判るか?って言われているのね。そもそも出来ない事なら、最初から無理なのね。
でもそれは常識で考えるからであって、非常識に考えないと新しい事は生まれないのね。有り得ない、馬鹿じゃない?、無理・・・こんな言葉に当てはまるって
何だろうか?・・・オーナーはガラスに直接張れば良いじゃん・・・って素人な考え方をしていた・・・つまり別にそんなの問わない。ただピエロは中心に
あった方が良いだけ。ある意味、常識は問わないって言ってるのね。そもそもの考え方は、汚れた壁をリフォームとして隠す意味も込めて、しかも看板としても
、何もかもカバーした話だったのね。所が雨避けのフォローを外さない事と、前の人の名前を残したまま・・・なんて言うので、結局それを隠す事と、看板
としての名前が見えないから、上に付けた・・・だから最低限のリカバリーはしたのね。でももう看板はあるから、壁画に看板の文字は要らなくなった。
更に壁画上部にあるピエロの顔が見えなくなるから、仕方無く下部に顔を持って来るとなったが、それは嫌だと・・・ん・・・そしたらガラスに張ればって
言い出して・・・ただ直接張ったら出っ張るから、掃除はしづらいし、メンテナンスを考えると・・・ってついつい常識を言ってしまったが、オーナーが、
良いって言うのなら、もっと非常識で考えるべきで・・・じゃ仮にガラスに直接張るとしたら?異常に考えたら?ん・・・ワッペン。つまり何かに張ってから
それをワッペンのように張れれば、現地で施工しなくて済む。そうすればアトリエで張れる。これで制作はしやすくなった。しかしそれをするには、下地。
例えば丸い下地の中にピエロを作るなら、下地を丸く切れば良いだけだから、比較的簡単に出来るが、さっきのそもそも論。単なる壁画じゃなくて、看板も
汚れた壁も踏まえたカバーしたあくまでリフォームと考えた訳で。でもガラスにこっちの都合みたいな感覚では、ただ張りました・・・ってだけ。それでは
今後の事を考えても、ただの見栄えだけで、機能的では無い。つまりピエロが目隠しを兼ねているのなら、ガラスを覆うでは無く、ピエロを切り抜いた下地で
目隠しを兼ねていたら?そんなの何処にも無いし、大家さんの常識をも覆せる。しかし、そんな下地を作れるか?しかも簡易的でお金が掛からずに俺が出来る
・・・そんな下地・・・あっ?これかっ・・・それは先日いらした方の看板の構想の話で使った、雨避けの下地に使った素材。先日はそれを使ってサーフィン
ボードの形に切って・・・なんて話をしたが、それが切れるのなら、薄いし腐らないし、リーズナブル。って事で実験。
切れたわっ。って事は、ピエロの形に切れる。これなら俺しかやっていないし、とても非常識。しかもピエロで目隠しなんて、なかなかのお洒落。
そうなると、ピエロの足を広げないと、中の椅子に座った人が見えない・・顔が隠れれば良いだけで、ひとけは見せないと・・・。って事で現場へ。
そんなこんなで、トップの画像の絵になった・・・って話。とても非常識で俺らしい発想になった。ただまた量が増えてしまったのね。追加としては下地代だけ
なのに・・・ん・・・でも、壁画の部分をやらないとインパクトに掛ける。何しろゴシック様式に一石を投じたガウディって言うのなら、非常識な店舗に
見えないと・・・全く意味が無いのね。悪意のある表現なら、何だこりゃ・・ってこんな言葉を言われないとね。こんな馬鹿にされたような表現って言うのが
趣旨なのね。つまりそれは見た事が無い・・・こんなの・・・何屋?そして、こんな事して・・・って建築の職人や工務店に馬鹿にされるような仕上がり。
ただ、ただ果たしてモザイクとして馬鹿に出来るかどうか?は別なのね・・・つまりどんな形であれ、店舗は目立ってなんぼ。一生そのまま使い続けるもんじゃ無い。
でも簡易的ではあっても、震災を乗り切った仙台の保育園もあるわけで・・・最低限は持つのね。何とかアイデアは乗り切ったのね。