katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさん教室とカットTBのピエロの壁画

2025-01-21 00:16:39 | モザイクタイル教室

今日はリピーターさん教室から。前回、体調が悪くお休みだったんで、久し振りって感じになったが、とうとう張り終わったのね。そうなると新作の相談

って事になるんだけれど、この方、ちょっと変わっていて、完成作品に興味は無く、作っているプロセスが好きなのね。つまり完成作品として、物が増えるって

事が嫌・・・そして新作を何にするか?って言う事も得意じゃ無いし、本来ここに来た時に、パンダが好きだから、リアルにいつか作りたい・・・と言ってた

けれど、前回犬を作って見て、パンダは要らないかな・・・って。ただ今回のこの模様の繰り返しは良かったって。そんな中、モスク柄なんかが好きって・・・

こんな話を総合すると、これだ・・・って言うアイデアが・・・。この方、持ち家なのね。じゃトイレとかのひと壁、壁画を作るのはどうですか?まず壁画なら

かさばらないし、物は増えない。モスク柄は繰り返しが多い。だから一度デザインが決まれば、繰り返しが出来る。つまり例えば下地を様々な大きさの丸に

切り、このデザインで繰り返す。規定数に達したら、それを壁へ・・・それなら、何も問題無くなるはず。すると四角じゃ駄目なんですか?の質問。

四角だとキチンと同じサイズにしないと、余白が多くなるし、サイズを統一するとパッチワークになってしまう。その時点で同じ柄を比較した場合、モスク

柄は宗教チックのようになるから、神々しさ、高級感に繋がるし、パッチはどちらかと言うと、可愛い・・・になる。もっと言えば、パッチは色んな柄を

合わせる事で成立するから、絵なんかも入れた方が良いし、いちいちデザインを考える事が増える。何も考えずに切りまくるモスク柄風の方が向いている。

って・・・だから丸。すると、理解はしてくれたものの、何しろさくらばりに自己肯定感が無いんで、住宅に自分の作品が取り付いて取れなくなる・・・って。

って言うので、それならビスで下地を付けての施工にすれば、プレハブチックに解体可能・・・って言うと、方向性は悪くないらしく、検討しますって事で、

終了となったのね。ただ単なる相談じゃ無くなるのね・・・これが完成すると・・・。この作品1つでは、きっと何も起こらないし、良く見かける事かも

知れないが、これが壁画になるとなると、世界初って事になる。何故なら、それはリフォームとなり、建築になる。しかも素人であり、全てに置いて有り得ない。

破壊力が抜群である。それが一枚のみなら、大きさとしてコースターや鍋敷きよりも大きいから、迫力はあるし、見応えもあるが、モザイクをやった事が

ある人達には、いっぱい切ったね・・・くらいに感じられるだろうが、それが壁画となると、前人未到になる。全てに置いて当たり前なんだけれど、例えば

キリンやゾウを見て、可愛いぃぃ・・・って表現よりも大きいって迫力に押される。逆にアリ一匹って、イラッと来る存在にしか思えず、嫌いならガンって

叩いて駆除。こんな比較をした時に、同じようになるには?じゃキリンやゾウの大きさになるまでアリの数を増やしたら・・・?逃げるでしょ?戦の歩兵と一緒

なのね。弱いものは、小さいものは、数が多くないと迫力に負けるのね。つまり圧倒する数さえあれば、例え未熟であっても十分な見応えを得られるのね。

反復するだけに徹せるから。それと決定的に意味が違うのは壁画である事。建築である事なのね。それを同じ数を作って額に収めてしまうと、絵画扱い。

つまり美術芸術の分野になる。そうなると、上手い人達は山ほどいる。所が額なしで、壁画となると、壁のリフォームチックになる。それは建築の分野の

扱いにも含まれる。そうなると相手はタイル屋さんや工務店になる。そりゃこの世に見た事の無い逸品になるだろうね・・・だって絶対に無理だから。

こっちは趣味。いつまで掛かっても大丈夫なプチサグラダ・ファミリアなのね。それを日当や数をこなして生活をしないとならないプロの建築関係では、

絶対って言葉に近くなるくらい無理なのね。出来ないのね。つまり同じ事をするのなら、そっちの方が良いかなぁ・・・って思うのね。そもそも美術として

市民展とかに出すとか考えても、大きさの規定があるから、畳1枚分なんてものは基準違反になるしね。まぁしかし、どちらにしてもこの方向きのアイデア。

教える側としても楽しみなのね。そんな後は、ピエロの足。

と、その周りの下絵・・・オーナーに質問すると、従業員が14名・・・動物を14匹作れないかなぁ・・・って思っているんだけれど。サーカスに出て来る動物はそんなにいないのね。

と言う事で、何となく14匹って思って描いたものの、実物大にすると、ノートに描くのと違って可愛く無くなるのね・・・はてさて・・・そんな中、昨日の

箱根の水族館から返答が来て、今回は・・・って見送りになったのね。まぁ、そうなるとは思ったけれど、一応やるだけはやったんで、それはそれ。

来るもの拒まず去るもの追わず。ただ例外はあって、本当に欲しいものなら取りに行くってだけ・・・いつまでも選ばれる側にいるつもりは無いのね。

こっちが選ぶ側になれば良いだけ。まっ今は選ばれる側だから、現状は甘んじる。これも負の遺産として、いつか俺の財産になるのね。


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