今日はいよいよモザイクが出来る。鴨川のスケッチは別にしてもここまで下絵に4日間
下地に2日間掛かっている。いつもながら多少の評価のあるモザイクがやれるまで
時間が掛かってしまう。何とかならないものか・・・と常々思う。
そんな事を考えながらまた今日もアトリエに着く。朝からかぐやはいた。
そっか・・・今日は仕事休みか・・・早速昨日の状況を確認。
すると全部張らないのがしつこくなく良いですね。と言う。ここは弟子だから指導。
上手くなる過程では良くある事なのだが、通常プラスしたくなるものなのだ。
まっ勿論例外はある。フレスコ画のように描き込むスタイルもある。
しかし俺達は場合によっちゃアニメチックなスタイルにもしようとする流派。
だからマイナスして行く・・・つまりデフォルメってやり方の説明始めた。
本当に上手い人はマイナスにして行く。これは色々な事に当てはまる。
毎度御馴染みの建築に例えれば、鉄筋だらけにすれば丈夫になる。
どこまで減らして安全で軽量化するか?がプロ。
車なら、分厚い鉄板で戦車の馬力があれば良い訳で・・・それをスタイリング、早さ
などの考慮をし、ここも安全、軽量、勿論コンパクトなんてのも良いだろう。
タイル屋さんなら、丈夫で長持ち、資産価値無しで親方に習った事を遂行して行く、歌舞伎にも例えられる作り方をするだろうし、芸術であれば、触ってはいけないからで守られるから、もろさがあっても仕方無いし、資産価値は出るかも・・・そして他に類を見ないものを作って行く・・・ざっくり説明すれば・・・
これらはほとんどすべて規定演技と自由演技にも例えられる。
規定はどれだけマイナスが少ないか?自由はどれだけプラスが多いか?
かぐやや俺は自由演技を目指しているのだから、どれだけプラスが多いか?なのだ。
するとプラス点を欲しいが故に、沢山張りたくなるのが常。
そこをあえて減らす事で、より密度の濃い場所と薄い場所のメリハリを作ったりする。
そんなテクニック説明をしたりした。
生で見せられないのが多少もどかしいが、かなり想像力も付いて来たから、もどかしい
ながらも伝わっている。
その為のブログのやり取りでもある。次の質問は?・・バック潰しですか?今日は・・・
そうだなっ。昨日す-の倉庫で頂いて来たからサンダ-で行こうかと・・・
師匠、だって車じゃないですよ・・・・あっ、やっちゃった・・・車かぁサンダ-は・・
あっ、そうそう日高氏のお年始。サンダ-あるじゃん。
まっいつものごとくだが、お金は無いがタイルと道具は色々とある。
アトリエの中を物色すると、やっぱりあった。サンダ-の刃。
まずはその200角のタイルを喰い切りで切るのだが、久しぶりの建築材。
厚みやタッチの違いがあって、意外と戸惑う・・・あれ?結構難しいじゃん。
そりゃ無理も無い。数ミリ単位の細さから始まるのだから。
こんな事ならニッカでくりゃ良かった。 結構掛かるな・・・こりゃ。
何してるんですか? まず喰い切りで切って、それを鋭利な部分をサンダ-掛けるんだ。
と言うと、・・・あぁあれかぁってすぐ判るのも中々頼もしい。
外仕事で日高さんが担当のあれですよね。 そうそう、その通り。
通常、既製品は家の大きさにあった大きさのタイルである。建築材なのだから。
当然、こんな形切らなきゃ無い。しかも絵は暫定。タイルの大きさが判らない状況下で、
何と無く描いたモノ。200角なんて条件の良いモノがす-の倉庫にあった事で、
大波みたいな形も切れる。当然変更。多分150角くらいしか無いだろうな・・・と思って
いたのだから。
まず2.3枚切って様子を見ていると、父から電話が入る。
明けまして・・・いやこの間挨拶だけはしたっけ・・・鴨川に行くようになって盆、
暮れに会った事も無くなった。妹2人にはいつ会ったっけ・・・
話を戻して、お前また何かやっただろっ? 全く言葉の足りない父で困る。
何かやった・・・って。新聞でも見たんだなっ・・・すぐに判った。
そう先月の江東区の小学校での取材が記事になったらしい。はいはい、判ったよ。
見つけてくれて有難うね。数分で終える。
かぐやが冷たいなぁ・・って言うから、取材の時に終った事だよ。後は記者さんの問題。
どう書かれるか?も何もかも俺の問題じゃない。
あの日にどう対応してどう理解してくれたか?後は記者さんの腕だろっ?
そこで一喜一憂をいちいちしないでいつも通りやりゃ良いんだよ。
師匠らしい・・・って。そうね、じゃああえてこの話に拾う事があるのなら、
日高氏がメインに写っているらしいよ。 笑うだろっ? その視点なら見たいなっ・・・
奴さんビックリするぞぉ・・・きっとね。あはははは
そんなやり取りをしながらタイルを切る。弟子達に言って置いて出来ない・・・じゃあね
するとキウイがおにぎり持ってやって来た。さっきメ-ルで来るって言ってた。
もうこんな時間かぁ・・・って感じ。
何故なら200角と9mmのタイルのバランスを切りながら整えるのが、思わぬ時間が掛かっていたから・・・。
今日はざっくりながら依頼品について話をした。キウイは作品依頼してくれていて、
随分お待たせしている御客さんの1人。
しかしながら毎日ブログを楽しみに見ていてくれているだけあって、間を知っている。
下絵が終った後は、次回作の打ち合わせには丁度いい。
切る、張るのモザイクになった時点で、一番得意な状況になった訳で。余裕もある。
これが下地や下絵では悩んでいたりしている訳で。
ただまたキウイは厄介なお題を持って来た・・・Katsuさんの好きに・・・
好きにねぇ・・・何度か話をした事はあるが、お任せ・・・って言うコンセプトが
ぶれない。きっと本気なんだろう・・・と今日は感じた。
これについては夜、電話で女の人を作らせてくれれば、後は何でも良いと伝えた。
すると、楽しみにしています・・・・と言われた。
まだ時間があるし、今度はいよいよ俺の問題だから検討しよっと。
その後、次回作のなるさんが打ち合わせする時間の為の連絡をくれる。
明日の午前中に決まった。
そんな中、かぐやが愛媛さんからメ-ルが来ています・・・と言う。
こう言う時、助かる。パソコンのメ-ルは自宅に帰らないと見る事が出来ない。
しかしながら、かぐやが担当してくれるから、かぐやが例え仕事であっても、俺より
早く見てくれる。 俺が仕事から帰って見るよりも早く。
内容は金を使って欲しいとの事。当初淡いグリ-ンの仕上がりとの事だったので、
ここまではそれに対応していた。だから金と言われても・・・と思ったが、
まぁこの位なら雰囲気を損ねないし、すでに紅い薔薇とした事、カラ-が黄色な事、
すべて白のゆりを中心に考えている事なので、バックに光モノは・・・と思ったが
まっそれはそれなりな感じもしたので、こんなもんだろうな・・・と言う事になる。
そうそうさっき出て来たバック潰し。通常モザイクのバックはクラッシュと言うランダム
な形で終えるのだが、そのクラッシュの部分さえも大きい何らかの形で潰す。
すると何種類ものバックの形が出来る事になる。昔は果てしなく1cmのみでやっていた
事もある。
ひとまず形にはなって来た。
明日は午前中はなるさんとの打ち合わせと午後からは当代島の連続教室の最後の一人の
方がいよいよ終って、目地をしに来る。
これでこの教室も完結した事になる。
下地に2日間掛かっている。いつもながら多少の評価のあるモザイクがやれるまで
時間が掛かってしまう。何とかならないものか・・・と常々思う。
そんな事を考えながらまた今日もアトリエに着く。朝からかぐやはいた。
そっか・・・今日は仕事休みか・・・早速昨日の状況を確認。
すると全部張らないのがしつこくなく良いですね。と言う。ここは弟子だから指導。
上手くなる過程では良くある事なのだが、通常プラスしたくなるものなのだ。
まっ勿論例外はある。フレスコ画のように描き込むスタイルもある。
しかし俺達は場合によっちゃアニメチックなスタイルにもしようとする流派。
だからマイナスして行く・・・つまりデフォルメってやり方の説明始めた。
本当に上手い人はマイナスにして行く。これは色々な事に当てはまる。
毎度御馴染みの建築に例えれば、鉄筋だらけにすれば丈夫になる。
どこまで減らして安全で軽量化するか?がプロ。
車なら、分厚い鉄板で戦車の馬力があれば良い訳で・・・それをスタイリング、早さ
などの考慮をし、ここも安全、軽量、勿論コンパクトなんてのも良いだろう。
タイル屋さんなら、丈夫で長持ち、資産価値無しで親方に習った事を遂行して行く、歌舞伎にも例えられる作り方をするだろうし、芸術であれば、触ってはいけないからで守られるから、もろさがあっても仕方無いし、資産価値は出るかも・・・そして他に類を見ないものを作って行く・・・ざっくり説明すれば・・・
これらはほとんどすべて規定演技と自由演技にも例えられる。
規定はどれだけマイナスが少ないか?自由はどれだけプラスが多いか?
かぐやや俺は自由演技を目指しているのだから、どれだけプラスが多いか?なのだ。
するとプラス点を欲しいが故に、沢山張りたくなるのが常。
そこをあえて減らす事で、より密度の濃い場所と薄い場所のメリハリを作ったりする。
そんなテクニック説明をしたりした。
生で見せられないのが多少もどかしいが、かなり想像力も付いて来たから、もどかしい
ながらも伝わっている。
その為のブログのやり取りでもある。次の質問は?・・バック潰しですか?今日は・・・
そうだなっ。昨日す-の倉庫で頂いて来たからサンダ-で行こうかと・・・
師匠、だって車じゃないですよ・・・・あっ、やっちゃった・・・車かぁサンダ-は・・
あっ、そうそう日高氏のお年始。サンダ-あるじゃん。
まっいつものごとくだが、お金は無いがタイルと道具は色々とある。
アトリエの中を物色すると、やっぱりあった。サンダ-の刃。
まずはその200角のタイルを喰い切りで切るのだが、久しぶりの建築材。
厚みやタッチの違いがあって、意外と戸惑う・・・あれ?結構難しいじゃん。
そりゃ無理も無い。数ミリ単位の細さから始まるのだから。
こんな事ならニッカでくりゃ良かった。 結構掛かるな・・・こりゃ。
何してるんですか? まず喰い切りで切って、それを鋭利な部分をサンダ-掛けるんだ。
と言うと、・・・あぁあれかぁってすぐ判るのも中々頼もしい。
外仕事で日高さんが担当のあれですよね。 そうそう、その通り。
通常、既製品は家の大きさにあった大きさのタイルである。建築材なのだから。
当然、こんな形切らなきゃ無い。しかも絵は暫定。タイルの大きさが判らない状況下で、
何と無く描いたモノ。200角なんて条件の良いモノがす-の倉庫にあった事で、
大波みたいな形も切れる。当然変更。多分150角くらいしか無いだろうな・・・と思って
いたのだから。
まず2.3枚切って様子を見ていると、父から電話が入る。
明けまして・・・いやこの間挨拶だけはしたっけ・・・鴨川に行くようになって盆、
暮れに会った事も無くなった。妹2人にはいつ会ったっけ・・・
話を戻して、お前また何かやっただろっ? 全く言葉の足りない父で困る。
何かやった・・・って。新聞でも見たんだなっ・・・すぐに判った。
そう先月の江東区の小学校での取材が記事になったらしい。はいはい、判ったよ。
見つけてくれて有難うね。数分で終える。
かぐやが冷たいなぁ・・って言うから、取材の時に終った事だよ。後は記者さんの問題。
どう書かれるか?も何もかも俺の問題じゃない。
あの日にどう対応してどう理解してくれたか?後は記者さんの腕だろっ?
そこで一喜一憂をいちいちしないでいつも通りやりゃ良いんだよ。
師匠らしい・・・って。そうね、じゃああえてこの話に拾う事があるのなら、
日高氏がメインに写っているらしいよ。 笑うだろっ? その視点なら見たいなっ・・・
奴さんビックリするぞぉ・・・きっとね。あはははは
そんなやり取りをしながらタイルを切る。弟子達に言って置いて出来ない・・・じゃあね
するとキウイがおにぎり持ってやって来た。さっきメ-ルで来るって言ってた。
もうこんな時間かぁ・・・って感じ。
何故なら200角と9mmのタイルのバランスを切りながら整えるのが、思わぬ時間が掛かっていたから・・・。
今日はざっくりながら依頼品について話をした。キウイは作品依頼してくれていて、
随分お待たせしている御客さんの1人。
しかしながら毎日ブログを楽しみに見ていてくれているだけあって、間を知っている。
下絵が終った後は、次回作の打ち合わせには丁度いい。
切る、張るのモザイクになった時点で、一番得意な状況になった訳で。余裕もある。
これが下地や下絵では悩んでいたりしている訳で。
ただまたキウイは厄介なお題を持って来た・・・Katsuさんの好きに・・・
好きにねぇ・・・何度か話をした事はあるが、お任せ・・・って言うコンセプトが
ぶれない。きっと本気なんだろう・・・と今日は感じた。
これについては夜、電話で女の人を作らせてくれれば、後は何でも良いと伝えた。
すると、楽しみにしています・・・・と言われた。
まだ時間があるし、今度はいよいよ俺の問題だから検討しよっと。
その後、次回作のなるさんが打ち合わせする時間の為の連絡をくれる。
明日の午前中に決まった。
そんな中、かぐやが愛媛さんからメ-ルが来ています・・・と言う。
こう言う時、助かる。パソコンのメ-ルは自宅に帰らないと見る事が出来ない。
しかしながら、かぐやが担当してくれるから、かぐやが例え仕事であっても、俺より
早く見てくれる。 俺が仕事から帰って見るよりも早く。
内容は金を使って欲しいとの事。当初淡いグリ-ンの仕上がりとの事だったので、
ここまではそれに対応していた。だから金と言われても・・・と思ったが、
まぁこの位なら雰囲気を損ねないし、すでに紅い薔薇とした事、カラ-が黄色な事、
すべて白のゆりを中心に考えている事なので、バックに光モノは・・・と思ったが
まっそれはそれなりな感じもしたので、こんなもんだろうな・・・と言う事になる。
そうそうさっき出て来たバック潰し。通常モザイクのバックはクラッシュと言うランダム
な形で終えるのだが、そのクラッシュの部分さえも大きい何らかの形で潰す。
すると何種類ものバックの形が出来る事になる。昔は果てしなく1cmのみでやっていた
事もある。
ひとまず形にはなって来た。
明日は午前中はなるさんとの打ち合わせと午後からは当代島の連続教室の最後の一人の
方がいよいよ終って、目地をしに来る。
これでこの教室も完結した事になる。