katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

愛媛さんさんモザイク開始

2008-01-12 01:33:11 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日はいよいよモザイクが出来る。鴨川のスケッチは別にしてもここまで下絵に4日間
下地に2日間掛かっている。いつもながら多少の評価のあるモザイクがやれるまで

時間が掛かってしまう。何とかならないものか・・・と常々思う。

そんな事を考えながらまた今日もアトリエに着く。朝からかぐやはいた。
そっか・・・今日は仕事休みか・・・早速昨日の状況を確認。

すると全部張らないのがしつこくなく良いですね。と言う。ここは弟子だから指導。
上手くなる過程では良くある事なのだが、通常プラスしたくなるものなのだ。

まっ勿論例外はある。フレスコ画のように描き込むスタイルもある。
しかし俺達は場合によっちゃアニメチックなスタイルにもしようとする流派。
だからマイナスして行く・・・つまりデフォルメってやり方の説明始めた。

本当に上手い人はマイナスにして行く。これは色々な事に当てはまる。
毎度御馴染みの建築に例えれば、鉄筋だらけにすれば丈夫になる。

どこまで減らして安全で軽量化するか?がプロ。

車なら、分厚い鉄板で戦車の馬力があれば良い訳で・・・それをスタイリング、早さ
などの考慮をし、ここも安全、軽量、勿論コンパクトなんてのも良いだろう。

タイル屋さんなら、丈夫で長持ち、資産価値無しで親方に習った事を遂行して行く、歌舞伎にも例えられる作り方をするだろうし、芸術であれば、触ってはいけないからで守られるから、もろさがあっても仕方無いし、資産価値は出るかも・・・そして他に類を見ないものを作って行く・・・ざっくり説明すれば・・・

これらはほとんどすべて規定演技と自由演技にも例えられる。
規定はどれだけマイナスが少ないか?自由はどれだけプラスが多いか?

かぐやや俺は自由演技を目指しているのだから、どれだけプラスが多いか?なのだ。
するとプラス点を欲しいが故に、沢山張りたくなるのが常。

そこをあえて減らす事で、より密度の濃い場所と薄い場所のメリハリを作ったりする。
そんなテクニック説明をしたりした。

生で見せられないのが多少もどかしいが、かなり想像力も付いて来たから、もどかしい
ながらも伝わっている。

その為のブログのやり取りでもある。次の質問は?・・バック潰しですか?今日は・・・
そうだなっ。昨日す-の倉庫で頂いて来たからサンダ-で行こうかと・・・

師匠、だって車じゃないですよ・・・・あっ、やっちゃった・・・車かぁサンダ-は・・
あっ、そうそう日高氏のお年始。サンダ-あるじゃん。

まっいつものごとくだが、お金は無いがタイルと道具は色々とある。
アトリエの中を物色すると、やっぱりあった。サンダ-の刃。

まずはその200角のタイルを喰い切りで切るのだが、久しぶりの建築材。
厚みやタッチの違いがあって、意外と戸惑う・・・あれ?結構難しいじゃん。

そりゃ無理も無い。数ミリ単位の細さから始まるのだから。
こんな事ならニッカでくりゃ良かった。 結構掛かるな・・・こりゃ。

何してるんですか? まず喰い切りで切って、それを鋭利な部分をサンダ-掛けるんだ。
と言うと、・・・あぁあれかぁってすぐ判るのも中々頼もしい。

外仕事で日高さんが担当のあれですよね。 そうそう、その通り。
通常、既製品は家の大きさにあった大きさのタイルである。建築材なのだから。

当然、こんな形切らなきゃ無い。しかも絵は暫定。タイルの大きさが判らない状況下で、
何と無く描いたモノ。200角なんて条件の良いモノがす-の倉庫にあった事で、

大波みたいな形も切れる。当然変更。多分150角くらいしか無いだろうな・・・と思って
いたのだから。

まず2.3枚切って様子を見ていると、父から電話が入る。
明けまして・・・いやこの間挨拶だけはしたっけ・・・鴨川に行くようになって盆、
暮れに会った事も無くなった。妹2人にはいつ会ったっけ・・・

話を戻して、お前また何かやっただろっ? 全く言葉の足りない父で困る。
何かやった・・・って。新聞でも見たんだなっ・・・すぐに判った。

そう先月の江東区の小学校での取材が記事になったらしい。はいはい、判ったよ。
見つけてくれて有難うね。数分で終える。

かぐやが冷たいなぁ・・って言うから、取材の時に終った事だよ。後は記者さんの問題。
どう書かれるか?も何もかも俺の問題じゃない。

あの日にどう対応してどう理解してくれたか?後は記者さんの腕だろっ?
そこで一喜一憂をいちいちしないでいつも通りやりゃ良いんだよ。

師匠らしい・・・って。そうね、じゃああえてこの話に拾う事があるのなら、
日高氏がメインに写っているらしいよ。 笑うだろっ? その視点なら見たいなっ・・・
奴さんビックリするぞぉ・・・きっとね。あはははは

そんなやり取りをしながらタイルを切る。弟子達に言って置いて出来ない・・・じゃあね

するとキウイがおにぎり持ってやって来た。さっきメ-ルで来るって言ってた。
もうこんな時間かぁ・・・って感じ。

何故なら200角と9mmのタイルのバランスを切りながら整えるのが、思わぬ時間が掛かっていたから・・・。

今日はざっくりながら依頼品について話をした。キウイは作品依頼してくれていて、
随分お待たせしている御客さんの1人。

しかしながら毎日ブログを楽しみに見ていてくれているだけあって、間を知っている。
下絵が終った後は、次回作の打ち合わせには丁度いい。

切る、張るのモザイクになった時点で、一番得意な状況になった訳で。余裕もある。
これが下地や下絵では悩んでいたりしている訳で。

ただまたキウイは厄介なお題を持って来た・・・Katsuさんの好きに・・・
好きにねぇ・・・何度か話をした事はあるが、お任せ・・・って言うコンセプトが
ぶれない。きっと本気なんだろう・・・と今日は感じた。

これについては夜、電話で女の人を作らせてくれれば、後は何でも良いと伝えた。
すると、楽しみにしています・・・・と言われた。

まだ時間があるし、今度はいよいよ俺の問題だから検討しよっと。

その後、次回作のなるさんが打ち合わせする時間の為の連絡をくれる。
明日の午前中に決まった。

そんな中、かぐやが愛媛さんからメ-ルが来ています・・・と言う。
こう言う時、助かる。パソコンのメ-ルは自宅に帰らないと見る事が出来ない。

しかしながら、かぐやが担当してくれるから、かぐやが例え仕事であっても、俺より
早く見てくれる。 俺が仕事から帰って見るよりも早く。

内容は金を使って欲しいとの事。当初淡いグリ-ンの仕上がりとの事だったので、
ここまではそれに対応していた。だから金と言われても・・・と思ったが、

まぁこの位なら雰囲気を損ねないし、すでに紅い薔薇とした事、カラ-が黄色な事、
すべて白のゆりを中心に考えている事なので、バックに光モノは・・・と思ったが

まっそれはそれなりな感じもしたので、こんなもんだろうな・・・と言う事になる。

そうそうさっき出て来たバック潰し。通常モザイクのバックはクラッシュと言うランダム
な形で終えるのだが、そのクラッシュの部分さえも大きい何らかの形で潰す。

すると何種類ものバックの形が出来る事になる。昔は果てしなく1cmのみでやっていた
事もある。

ひとまず形にはなって来た。

明日は午前中はなるさんとの打ち合わせと午後からは当代島の連続教室の最後の一人の
方がいよいよ終って、目地をしに来る。

これでこの教室も完結した事になる。




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愛媛さん下地1

2008-01-10 22:25:00 | 世界遺産をみんなでつくろ!
下絵が通って、下地に入る。がしかしこのままで出来るものではない。
所詮、絵なのだ。 モザイクをする為の絵ではない。

何をするか?と言うと一番小さいパ-ツが果たして切る事が出来るかどうか?
目安としたら、かすみ草。まず無理だろう・・・・そこで拡大コピ-を取る。

ひとまず角嶋の親父さんの事務所でコピ-。とても支援がなきゃやれないのが、
ここで良く判る。 一体何倍にすれば良いか?なんてやって見なければ判らない。

だから1回で上手く行く場合もあれば、何枚もやり直しの場合もある。

今日はまぁそこそこで終った。さて更にここから70cmx50cmの板がここにあるか?
ここはアトリエと言っているが、角嶋の親父の倉庫。つまり大工さんの倉庫だから
木はある事はある、がしかし必ずしもある訳じゃない。

無きゃ買わなければならない。しかし買えば数千円になる。今回のように四角となると
枠や額っぽくしなきゃならないと、それ相応のモ-ルと言う木を買ったり、加工して
作らなきゃならない。今回はぎりぎりで木があったので加工の道を選択。

加工を選べば手間が掛かるがモ-ルを買わない分、今すぐお金は掛からない。
どちらも痛しかゆしな訳だ。たまたま枠の木があったから加工を取った訳で。

良くある誤解は建築に詳しいので比喩に使わせてもらう。
現在の建築は大きく言えば組み立て。つまり人件費削減になるように現場の加工を減らす

ではどうするか?作る手間を無くし、既製品の取り付け。既製品は大量に買える状況下
であれば安く入る。そこで建築屋さんが購入したりする。

各業者が仕入れれば当然上乗せするのだが、責任も当然乗っかっている。
それを削除し建築屋さんが仕入れれば安いのだが、取り付けのリスクも業者にさせる。

業者は物凄いリスクをかせられるって寸法。つまり素早い取り付けが出来るのが良い
職人となる訳だ。作るではなく取り付け。

ではそれを踏まえて、俺に当てはめる。作るを選択すればどの位掛かるのだろうか?
そもそもこれは何屋さんの仕事なのだろうか?
建具屋さん?勿論専門業者の額屋さんもあるだろうが、寸法が決まっているのだから
オ-ダ-と言う事になる。それでは金額が張る。他の誰より俺が作るしか無い訳で・・・

では今度はモ-ルを買うを選択する。おそらく5000円近くは掛かるだろう。
ではこれは何屋? これは加工が少ないから、大工さんで良いだろう。
どちらを選択しても頼める状況にはならない。

そんな事を踏まえて始める。まず拡大した下絵をカ-ボン紙で木に写す。
この位の絵で1時間位かなぁ?ここまでの工程で昼も近い位まで掛かった。

するとも-が昼飯持ってやって来た。ご馳走様ぁ。見るなり良いじゃないですかぁ。
反応は上々なのでまぁ良いんだろう・・・

時間もそんなにあった訳じゃないので、特に何する訳でも無く作品の話題と雑談。
こう言うたわいも無い時間がアイデアに結び付く。

何故なら、かぐやにせよ、も-にせよ、モザイクをやっている弟子であり、それに付いて
話をするのだから無駄な事は何一つ無い。更にその上、腕のある連中だから。

一番の課題はバックの部分をいかに減らす事が出来るか?1cmやガラス、ぺきぺき、
何を取っても減らすにはならない。katsuのクラッシュはただのクラッシュでは
無い。このまま行けばどうなるか?それは2人にも十分判る・・・

結局、かすみ草の細かさがバックにまで影響し手間が掛かる事になるだろう・・・
そこで150角以上のタイルを回りに少しでも入れて、クラッシュ部分を少なくする事を
選択した。更に9.5mmか1cmで仕切り、えんを切る。

そんな構想が立った頃には、も-はお帰り。

早速、枠を作る。寸法に4本切り四角い枠を貼り付ける。その後トリマ-で彫る。
更にパテ埋めし乾かして、ペ-パ-をかける。

これで5時。更に下絵にさっきのアイデアを手書きで加えて6時過ぎ。

そこからペンキ塗り。水性を選択したので乾きは早いはず。上手い具合に7時過ぎ。
暖房付けて乾かしたので、かくやに更なるアイデアを写メで送った。

良いかもぉぉって返って来る。1cmのパ-ルでワンポイント作って見た。
勿論仮置き。まっ行けそうと判断で張る。

ここでかぐやとは終わり。ここから張るのだが通常のボンドでは無い。
ペンキの上ではいつものボンドでは接着力は落ちる。

透明のボンドは扱いづらいが・・・8時チョイ前くらいにアトリエを出る。
車に乗り換え、す-の倉庫で物色。

マ-ブルの150角か200角があるか?正直無いかもなぁ・・・って思ってた。
最近の建築はトイレはクロス、風呂はユニット、キッチンはパネル・・・壁にタイルを
張るってケ-スが少なくなった。

ただす-の仕事はマンションのモデルル-ムの仕事が多い。場合によっちゃ販売所付近に
張る場合もあり得る・・・

おっとあった、あった。しかもほぼ厚みも一緒。これは加工しやすい。
ただ倉庫の電気はオレンジで色がはっきり見えない・・・・

仕方無くアトリエに逆戻り。まっこんな所だろう・・・決定に。
これが今日の1日。

すべてに置いて人の都合で、やってみなければ何一つ見当が付かない・・・
それが俺の仕事。

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愛媛さんの下絵4日目

2008-01-09 21:55:23 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨日買ったゆりが咲かなくて色々と昨日から苦労したかいがあって、朝アトリエへ行くと
少し咲き始めた。光を当て、砂糖水にし、水をかけ、暖房をつけた。

そんなすったもんだしているとキウイがぜんざい持ってやって来た。
有難いね、今年はかぐやのおせちにキウイのお餅三昧で正月が終ったねって感じ。

実家で頂くモノがこうして他人様に頂けるなんてこりゃ春から縁起良いや。
ご馳走様。今度は大盛りで頂けるようなお付き合いしてもらえるようになろっと。あはは


残念な事に慌ただしく帰られた。その後、ライオンさんからお教室の問い合わせがあった事を思い出し、電話した。

勿論、絵は描きながらね。ながら・・・が出来ないなんてのはへっぽこな証拠。
これは生徒さんなら誰でも知っている事。

1つの事でアップアップなんてのは、先生の資格無しって言っているようなものだし、
生徒としても、それが出来ないって言うのは、みんなと作れないって言う事。
つまり話しをするたび、手が止まるって事は作品は進まない。

個人レッスンしか参加出来ない事になる。みんなと作れる権利を得られると、一人で
作る孤独感は無くなるし、人の作品を見る事で刺激や、テクニックを盗む事も出来る。
上手くなる一番初歩的な事なのだ。

おっと話がそれた。17日か18日って事だったので、18日にして頂いた。
17日はサ-クルだからと言う事と、ここの所ライオンさんは個人レッスンが少ない。

そろそろしっかり見てみたい・・・って事で。

本題に戻る。愛媛さんの下絵は色々と検討して進めていると、結局ゆりの咲き待ちに
なる・・・っていた所でそうそう変わるはずも無い・・・

がしかし3時過ぎる頃に気が付くと、中々良い感じになって来た。

勿論今日は半日仕事のかぐやは当然のごとく電話の向こうにいる。
いかがですか? そうねぇ、まっこんなもんじゃない・・・って所まできているかな?

かぐやは花に詳しい。そこでカラ-について聞いて見た。あのさぁカラ-って名前じゃない奴でカラ-に似たのあるんだけれど・・・しかもカラ-ってペ-ジに載っているんだが
どんなもんだ?って質問をした。

どうしてもカラ-は入れたくなったから。黄色が使いたいから、黄色の花を探していて
カラ-に引っ掛かったって単純なモノなんだけれどね。

バランスも悪く無いと思ったしね。かぐやはそれもカラ-ですと言う。
なら良いな、左右違っていても。個人的な好みは右側のが好きなのね。

そんな感じにゆり以外をどんどん描いていると、おぉ日高氏登場。
今日は何持って来てくれたのぉぉぉって笑いながら言うと、ばかちんいつも持ってくるかぁ・・って言われた。あはははは

だって、初日はサンダ-、2日目はシュ-クリ-ム、そりゃ期待するでしょぉぉぉって。
すると今日はじゃあコ-ビ-だ。ってお金出していると、70円足らないから出せって。

中途半端なおごりだなぁ。じゃあ俺が出すよって言うと、いいから70円出せって。
意地っ張りな奴だ事。でも笑っている。奴は調子良い・・・安定感がある。

そうそうブライトンでお祝いしてくれた皆さん、日高氏から御返しが届いています。
どうしましょうか?相談しましょう。

元に戻して、ねぇどうこれ?って言うと良いじゃん。絵としても綺麗じゃん。
おっ1ポイント。こりゃ縁起良い。

いずれにせよ帰る頃には完成品になる判断で、話に心を傾けた。
かぐやと日高氏と3人で昨日の話をもう一度確認し、あくる日でもぶれないから2人の
ペ-ジに付け加えといた。

日高氏については今の所、安定感はある。ここは信頼出来る。ではかぐやは?
初日はボケボケしていて話にならなかったが、2人の素早い切り替えしの受け答えや

質問に対してのコメントもビックリするものは何も無いが、そこそこ安定して来た。
この位なら、話し相手になる。

どう思う?って言っても切り返しの無い状態じゃ、相談相手にはならないし期待はずれ。
己の意見も言えない様じゃ、聞かれても答える気も起きない。

まぁこんなもんなら、ある程度の質問には答えて来るだろうから意見の1つもあるだろう
しかしながら携帯の画像を見せた所で細かい部分について何も判らんだろうし、

明日感想を聞く事にしよう・・・と見せなかった。
そうそうちなみにキウイは途中の段階でそこそこの評価だった・・・・

まっ完成じゃないから、鵜呑みには出来ないから、参考意見くらいに聞いて置いた。

そんなこんなで完成はした。後は愛媛さんの判断でスタ-ト。今晩確認して下されば
明日は下地作りになるのだが・・・・

まっいずれにせよ見せられる所まで来た。

下絵が通れば次回作のなるさんにお題を聞いてみようと思う。




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愛媛さんの下絵3

2008-01-09 03:44:52 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝いつものようにかぐやの挨拶から始まる。かぐやの仕事が無い時は予定の確認やパソコンでのやらなきゃならない事の処理、色々とやらなきゃならない。

その最初が愛媛さんの下絵。確認されているか?の確認をしないと先に進めないんじゃ
ありませんか?・・・全くその通り。 連絡が入っていない。

そこで何時頃なら迷惑は少なくて済む?と聞くと、遊びじゃないし、仕事ですから
9時過ぎれば常識では・・・と言う事になり電話をする。

するとお忙しいらしく後ほど見て下さる・・・って話になり電話を切る。

かぐやに今日はどうします? どうもこうも今までもずっとこうだったし、今やれる事
何かするしか無いなっ・・・・そこで今日は・・・なんて言っていると、割と早めに
連絡が来た。

すると最初に胡蝶蘭とゆり・・・・と話が付いていたのだが、薔薇とゆりにして欲しい
変更になる。まことに残念だが鴨川からコツコツやって来た事は全部白紙になった。

ゆりを買った事。胡蝶蘭を夜中にロビ-でスケッチした事。蘭の育て方の本を買った事。
それらはすべて。

一見、ゆりはそのままでは・・・?使えるのでは・・・とお思いになる人もいるだろうが
ではお尋ねしよう。 貴方はその残されたと思われる胡蝶蘭を使われた気分をどうお感じ
になりますか? もし胡蝶蘭を依頼された時それでも構いませんか?残りで・・・

私はお客さんに失礼と考えます。この絵のまま残して置けば、愛媛さんは却下されただけ
で、他のお客さんは好きになるかも知れません。ならこの絵はこのままにすべきです。

その考えから書き直しを選択しました。ですからまたゆり、ばら、かすみそうを買う。
残念ながら資料代としても3500円となるとすでにオ-バ-している手前、ここまで。

今度は沢山の花にして欲しいらしく、仮に他の花を増やすにしても本でやる。
多少角度が似ていれば良いって事で。

切り花は自分の角度に変えられるが、本は見つけなきゃならない事が多いが、角度の
いらない花を増やせば何とかなるだろう・・・

しかしながらまた構想からすべて白紙の状態から・・・ゆりがメインってだけ。
半日はただのスケッチをしていた。いずれにせよどの角度が良いか?

こだわりの無いもの作りほど浅はかで虚しいモノは無い。ただチンすれば良い料理なら
お母さんに頼まなくても自分で出来る。くだらないもの。

なら写真撮ってコピ-して作ればいいだけ。それならタイル屋の時と一緒。
設計屋、工務店の言われるがまま、ただ張るだけ。まっすぐ張るだけ。

何の為に辞めたのか?最初から売れるまでお金に見合わない事をしている。
ただし売れたら金額提示はしなくとも自然と決まった値段になる。

それまでは死なない程度でやるしかない。だからいつも通り・・・・

そんな中、も-が来た。どうやらここに来る前にラムの所に行ったらしい・・・・
Katsuさんの所へ行くの・・・平気かなぁ・・・?そんな話をしてきたらしい・・・
あはははは  それでも来たのかぁ・・・さすがに弟子。

えっ?やり直し・・・・絶句していた。しかしながら、かぐやは違う。
私もやりましたよね・・・ここもさすがに弟子。全くその通り。

最初から命掛け。どの作品も死と背中合わせ。しくじりゃ死ぬだけ・・・
だから最初の打ち合わせは肝心。しかしまさかメインが変わるとは夢にも思わなかった、
そりゃ事実だが仕方無い。 売れるまで仕方無い。

するとも-がおにぎりと肉じゃがをご馳走してくれた。誠に有難い。

も-が帰りしばらくするとおさかなさんが作品を取りにいらっしゃった。鴨川から帰って
連絡取ったのだが折り合いが付かず、今日納品の運びとなった。

アトリエにわざわざ取りにいらっしゃって下さったが、旦那さんが車で待っているとの事
数分で帰られた。作品後記、話せなかったな・・・・しかし終った。
有難うございました。それとご馳走様。

その後、ようやく構図などが決まり下絵に取り掛かっていると、日高氏がやって来た。
ここは気を使う事は無いので描きながらの対応なのね。

まっシュ-クリ-ム買って来たから休めよ・・・そんな訳でコ-ヒ-タイム。
またくだらない話をしていただけだけれど、かぐやは段々判って来たみたいだ・・・・

この話の真意を。全貌を。モノの価値観。笑いながら参加していた。
今日の話題は、もらったモノの許容範囲。

例えば野球のチケットをもらったとする。2枚。来週ロッテVSオリックス行く?
楽天VS巨人なら無条件で行くのは聞かずとも判る。

なら横浜なら?こうやってハ-ドルを上げ下げして日高氏の許容範囲を調べる。
ならクリスマスディナ-ショ-なら?カウントダウンでは?
野外のコンサ-ト、ド-ムなら? 雨天になったら・・・といくらでも聞ける。

最後に手の内を明かす。日高氏は行く相手が例え誰にせよ、それをも上回るモノなら、
多少の犠牲を払っても行くって選択がある人。

俺は誘われた相手次第。 相手が日高氏なら無条件。ただそれだけ。
勿論弟子3人なら同様。だからブレは無いから、聞かれても簡単。

通常、こうやって聞いて行くと何を根拠にそれは行かない・・・それは行く・・・・
と選択しているのか判らなくなるのだが、日高氏の場合はより刺激的であれば、行くを
選択する。

例えば矢沢のコンサ-トのチケットなら時間、日にちに関係無くしかも栃木くらいまで
なら、行く選択する。けれどさだまさしでは地元でも行かない。

野球でもそう。楽天だの巨人だのと付けば、相手は何でも構わない。
これでは微妙な判定がある・・・そこを徹底的に突く話をする・・・・・

それが一緒に仕事をする・・・始めてのお題を聞いて話をした瞬間、奴が何を選択するか
何を言って来るか?何を重視して来るか?これが仕事。

プロセスとはそう言うもの。根拠が無いモノに同意は出来ないし、偶然なんてのは
確率を下げる。カンなんてものはプロとして最低な行為であり失敗をして手に入れた
根拠を重ねるだけの行為は浅はか丸出しである。

俺達は終った仕事に関して、何回確認した事か。次の時、あれについて、こうやったり
と終っているのに確認。仕事が来てから考える・・・では準備が無さ過ぎる。

ではあえて話を大きくする。あのトッププレ-ヤ-のイチロ-ですら、準備をしても
4割に届かない。って事は野球の打率とは4割の成功で世界一になれる。
逆に言えば6割失敗が出来る事になる。

では車の免許の試験や国立の試験だったとしよう。2つに1つを選ぶとか5つの中の1つを
選べばいいなら、何も知らなくても0点にはならない。

何も考えず、免許なら右だけ選択すりゃいい。5択なら2か4を全部選択する。
すると0点は無い。カンなんてのはこんなもん。

所詮試験なんて先生と言われる人が作ったモノ。常識なんてものに縛られる。
俺が先生なら全問、右だけ正解とか、全部1だけ正解。なんて問題を作るよ。

問題が本当に理解しているのなら、正解はどこにあっても良いはずだし、出来る奴が
不安になる。まさか・・・全部・・・・右なのか?本当にそれで良いのか?とね。

信じた道や人がブレているようじゃ、何をしても何をやっても成功なんぞ得られない。
増して人が増えれば増えるほど意見は色々ある。どう1本化するか?

常に会った時に繰り返しして置けば、傾向と対策はある訳で・・・・

かぐやが帰り日高氏が帰って、そろそろ帰るかな?って時に電話が入る。
1年ぶりに会う心ある人だ。

アトリエに来た。会話としてはキレが悪く初歩的な事が出来ていない・・・・具合でも
悪いのか?それとも何かあったか?と尋ねると・・・・体裁ばかりやっていたと言う。

しかしながら次のセリフで安心した。私キレ悪いよねぇ? なら安心。
私を語れているし、自分がおかしいかも???って振り返っている・・・・

簡単な確認して、更に俺がキレが良いだけだから安心して良いよ。と言った。
丸見えなんでしょ?って言うから、そう見えるか?って切り返してやると、

うん。って言う。ならその通り。たかが1年くらいなら、30分ありゃきちんと向き合った
付き合い方を以前していたのなら、現状の環境さえ判れば別に不思議じゃない。

しかも相手もそう言うのだから、事実なのであろう。
でもね、1つだけびっくりした。 強くなったね。しっかりしているように見えるよ。

ただ溜めたモノがある。ストレスが具体的なんだから、それを今日、口に出せばまた
しばらく大丈夫。達者でなっ・・・・って言った。

相変わらずだったが、随分と辛抱だのしのぐだの、耐えるだのが出来るようになったもんだ・・・本当に信頼されている者との会話とは時に残酷で心地良く、切なく見守る、
そして相手にどれだけの興味を持てるか?更にどの話でも己がはっきり語れ、
相手の許容範囲をどう広げられるか?って言う説得力や根拠を用意出来ているか?

欲を言えばただの愚痴では俺じゃなくても良い。大事なのは改善策や打開策。
しかしながら俺に出来ても相手に出来なきゃただの押し付けに過ぎないし、自己満足。
あくまで相手を知らなきゃ口は出せないし、進歩があるのなら、以前のアドバイスでは
馬鹿にしてんの?と言われかねない・・・・

怒らせてしまっては、ここに来た意味は無くなるし俺に取ってもマイナスになる。
時間をさいて何にもならないのでは浅はか過ぎる・・・・

いずれにせよ、相手が笑って帰れば俺は1歩また先生に近づけた・・・ただそれだけ。
人の成長とは時に自分の成長や自信に繋がる。

いつもながら・・・・そして達者で。そう別れた。



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愛媛さん下絵2

2008-01-08 08:15:51 | 世界遺産をみんなでつくろ!
いつものように難しい。今回のお題はゆりと胡蝶蘭。聞いた中のキ-ワ-ドとしては
フラワ-アレンジメント、淡いグリ-ン、70cmx50cm、シドさんの玄関、・・・
メモした紙には後数個・・・・

まずはこの位の下絵でお見せ出来る所まで来ていると思われる。
メインであるゆりと胡蝶蘭はあるし、両方白い花であれば色鉛筆で塗る事は出来ないし
後はフラワ-アレンジメントとして他の花をプラスして行くにしても、

これから大事なのは、好きなモノ、嫌いなモノを聞く。こちらとしては白い花がメイン
なのだから、色の付いた花をプラスしたくなる。

しかしながらモザイクは塗り絵と違うから、決まったタイルからの選択になる。
派手な色を選べばより艶により派手になるし、地味な色を選べばより地味になる。

その思い切りなのだ。許容範囲なのだ。例えば赤だけは嫌ってしたとしよう。
朱色は果たして駄目なのか? 赤紫は赤く見えるのか?・・・・

ここできちんとお話が無いと安全を選べば、使わないを選択する。
たかが200そこそこの色合いで使えない色が出でくれば必然的に淡くなる。

そりゃそうだ、じゃこうしよう。医者に塩分控えめね・・・・って言われたら塩を1日
どの位取る? ここで一日どれくらいですか?って聞けないとなると・・・・・

取らないのが賢明だな・・・って思うでしょ?そしてずっとそういう訳にも行かないから
2.3日くらいに一回くらいかなぁとか勝手に決めるしか無いでしょ?

ここのさじ加減が大事なのね・・・・ここが聞きたいのね。
絶対駄目な色があるのか?絶対嫌な花はあるのか?イカが好きならタコ入れるよ。
俺はね。それのが海っぽい。

花があるなら、虫や鳥が入れたくなる。愛媛の県鳥を描いて見た。
何も理由無く入れる事は無い。必ず意味はある。勿論ここには書けない言いたい事も・・

そこは御客さんと俺だけの話だから。

少ない資料の時は、こうして余白をプラスしたりする。多い資料の時は削除する。
しかしながらただ花をプラスするだけなら、ただ綺麗な静物・・・画・・・・

しかし押し付けるつもりは無いから、却下は却下でも良い。がしかしこの資料から
頼まれたのなら俺の思った下絵は描いて良い筈。

こちらも理由の無い事をやっている訳ではないのだから・・・・

任されたとは言え、全面的に任された作品・・・・これはいつか作りたいと思う。
本当の意味の芸術家として認められたら・・・・

今はそこまでの信用は無いだろうから、鳥も却下されても仕方無いし、無理に体裁で
その場だけ断れないから良いわ・・・では出来上がれば益々嫌になるだろう・・・

存在感の無いモノをプラスするつもりが無いから。無くて良いモノ、存在感の無いモノ
ならわざわざ入れる必要性は無い。無駄な時間を費やすだけ。

ならメインにその分の力を注いだ方がいい。

より良いモノにしたいと思いやっている事で、嫌なモノを無理強いするつもりは無いから

いずれにせよ連絡しないとこの先進まない状況。
それと大きさがあまりにも大きいから、バックは大きめなクラッシュを使いたいので
それについてはアイデアで逃げ切ろうと思う・・・・

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断髪式

2008-01-07 00:37:04 | 世界遺産をみんなでつくろ!
いつだか45キロのゴミ袋をいっぱいにした髪を切った事がある。
それは腰をも超えていた。よく女の人が長い髪を切る儀式に切なさを感じる・・・
そんな話をよく聞く。その時は流石に判る気がした・・・

だが今日は慣れもある。たかがゴミ箱1つ分。お任せした。

朝、例のごとく心ある友人が子供を連れてやって来た。どうする?って聞くまでも無く
ザクザク切り始めた。決めてあった髪形があったのであろう。

子供が見ていてkatsuおじちゃんさぁイカみたいぃ・・・って言うのね。
えっ?イカ? イカって食べ物の?・・・それには流石に動揺したわさ。

どういう事なのよぉ? イカだよ、イカ・・・どんな頭になっているのよ。
ここはアトリエ。姿は見えない。

ただひたすら子供と心ある友人の笑い声のみ・・・・

はい出来たよ・・・の掛け声と共に鏡を見ると・・・・やはりイカだった・・・あははは
けれど良く判っていらっしゃる。これはただの美容院行ってもやってはもらえない。

はいたセリフもご立派。 だって芸術家なんでしょ?ただ短くしたってしょうがないんでしょ?面白いでしょ?

そうねぇ、好きな女もいなくなった事だし、誰にも遠慮は無くなった。
面白い・・・最高だわ。 ただの長いのにも飽きた。 気にいった。

その後、お礼に食事とお買い物をした。子供は恐竜が好きらしく一緒に選んだ。
奴は随分と詳しい。サンタさんから恐竜の本をもらったらしく、俺に説明する。

俺が選んだ鳥のような恐竜をkatsuおじちゃんの選んだの弱いんだよぉって。
でもさぁこれ綺麗だし、カッコイイぞぉ。なんて言うと、どうしよっかなぁって。

どうせこんなのサンタさんがくれるはずも無く、俺しか無理だろうなっ・・・
いつもの事ながら、どの子供に買う時も絶対お母さんやサンタがくれないもの・・・
どんなにくだらなくても絶対くれないもの・・・と決めている。

こんなの・・・ってね。それで良いと・・・望むものなら。
ずっとそんな大人でいたい。

よく俺は子供達にこんな事言ったりする。どうして?って言わなくなったらもう大人
なんだよ・・・ってね。俺も日高氏も何故?どうして?って何でもかんでも2人で
1つの答えが出るまでいつもいつも話すんだよってね。

例えそれが事実とは違っていても良いんだ。そう思えたらね。それが感性なのね。
知識なんて後付けで良いんだ。知恵なんだよ。大事なのはってね。

いくら知識があったって使わなきゃ何にもならない。知恵さえあれば、知識は後から
勉強すれば良い。 けれど知恵は勉強したって手遅れなのね。ってね。

俺達は感性だけは誰にも負けないんだぁ。ってね。人に真似なんぞさせない知恵がある。
2人はライバルなんだよってね。それがアイデアを磨くのね。

そんなの当たり前だよとか、そんなの知ってるよとか、そんな普通に判られる事は立派
な人にお任せするよ。俺達は学者になりたい訳じゃない。

つまらないのはまっぴらごめん。ただねそんな俺達にもル-ルはある・・・・

今日はさ、katsuおじさんと一緒じゃん。俺さ変じゃん。俺も欲しいから遊びに行った時
貸してくれるなら買ってやるよ。って言った。

じゃ2個づつ買うかぁ?って4つ買った。2つは俺が選んだ。

そんなたわいも無い事が俺には楽しい。俺は子供がいないし、こいつがいなければ
ここに来る事は無いし、こいつとこうして1日過ごせるのは・・・っていつも思う。

けれど明らかに生意気になった。でもそれもいい。生意気大いに結構。

数年前、かぐやのせがれと釣りに行った事がある。ちょっとからかうとすぐにママの顔を
見て後に隠れていた奴が、今は結構電話でも生意気になった。

あのコがかぁ・・・って思うと、こいつもあぁなるのかな?ってね。
なら、まっ良いか。かぐやんとこのせがれ好きだしなって。

みんな大きくなるんだな・・・みんな。

さくらの子供も数歩歩いてたし、も-とこはおしゃまさんな女の子に益々なってた。
こいつらに少しはカッコいいkatsu見せたいなぁ・・・もっともっと上手くなって・・

じゃないと好きになった女の人達のように少しずつ離れられちゃうんだろうなぁ・・・
忘れられちゃうんだろうなぁ・・・ってね。

人に忘れられるってのは、その人の心の中にも残らないそんな付き合いだったって
言われたようなモノ。存在感なんか何1つ無かった・・・そんなのは嫌だ。

それが例え子供であってもそう。何かの足しにならなきゃ接した意味が無い・・・
例えどんな馬鹿に見えたとしても・・・・反面教師だったとしても・・・

相手に失礼な時間の使い方だけは、絶対許される事は無い。
そんな時間はあっと言う間に過ぎ去って行く・・・体力と同じように・・・

疲れる・・・いつもよりも歩くし、やった事の無い気を使う。
歩く速度、休憩、飲み物、トイレ、食事の好み、マナ-、車のドアの開け閉め、・・・
果てしない・・・・お母さんって大変だ・・・・

心ある人は、ほぼ黙って見ているだけ・・・俺が困っている時だけ口をはさむ・・・
預かっている気がする。 それが帰宅と同時にやっぱ俺には無理だわっ・・・って思う。

子供の親なんて・・・親やっている人達を心の底から立派だと思う。

帰り際にKatsuおじちゃん補助車取ったんだよ・・・って言う。
そっか・・・・じゃあ多摩テック行かなきゃなっ。 うん。 奴との約束だからな・・・

この自転車はかぐやのせがれにもらったモノで、フイギュアが磨いてくれたモノ。
Katsuちゃんの大事な人のせがれなんだろ・・・俺直すよって言ってくれてね。

あいつもこんな仲間が出来ると良いな。そしてかぐやのせがれのように良い子になると
良いな・・・

早いとこ有名になって携わった人達にKatsuと友達なんだ・・・そう胸張って言って
もらえるように・・・・ただそれだけ。

また1年始まったんだな・・・そう思えた1日だった。

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新年、アトリエ開始

2008-01-05 22:47:26 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝は少し遅め。これは常連さんは百も承知。お母さんの日なのね。
さぁ洗濯・・・げぇ部屋干しトップが後わずか・・・仕方無い1回やって・・・・
まずシャワ-から・・・げぇはみがきもマシェリも後わずか・・・

ってな事でまずは買い物。アトリエに来る皆さん、トイレの芳香剤も買って置いたからね

なんて報告は良いとして、アトリエについてまず年賀状の確認。出して下さった方、
どうも有難うございました。

その後、おさかなさんのオブジェの完成の為の金具を買いにホ-ムセンタ-へ。

新春初売りのマ-クが付いている工具の機械が俺を誘惑する訳さ。持ってんでしょ?
買った方が良いんじゃない?って・・・くそぉ欲しいなぁ・・・辞めとこうっと。
答えは早い。

帰って来て、コ-ヒ-でも飲んでから・・・とポットに水入れると・・・・あっ。
かんすけだ。明けましておめでとう・・・とご挨拶。

しかし頭が下がる。日高氏や知り合いの抱き合わせのセットご挨拶回りとは言え、
年間の購入価格を考えたら、お年始をもらうんでは無く、こちらが持って行くって感じ
なのになぁ・・・あはははは

礼には礼。これは親から習った人としての常識。だからコ-ヒ-買いに行く。だってまだ水だもの・・・沸かしている最中・・・・

そしてひとまず鴨川でのエピソ-ドのオフレコ話や感想なんかを聞かせたりして、
代わりに聞かせてもらった話がせがれのサッカ-の話。

かんすけはサッカ-やっててせがれもサッカ-やってて、今日が初蹴りらしい。
いつもせがれのサッカ-の話で盛り上がる。

いつか世界の一流選手になった時に、胸のスポンサ-にkatsuって入れるんだぁって。
しかもせがれは、無回転の揺れながら落ちるボ-ルでキ-パ-が一歩も動けないって
必殺技を蹴る人になる予定なのね。

俺はその必殺技のネ-ミング任されているのね。何せスポンサ-になるんだから・・・
あははははは

こんな話ばっか、いつもいつもね。するとかんすけが日高さんに会いました?って聞くのね。こらぁぁぁ、ブログに書いてあんじゃん。会ってるよぉぉって言った途端、

ブゥゥゥゥン・・・・あっ日高さんだ。ってかんすけが・・・・

タイミングの良い人だわっ。すると車降りるなり・・・はいお年始って。
あっサンダ-だっ。江東区の仕事の時に調子が悪かった機械買ってくれたのね。
有難う。

それにかぐやが入って4人で初馬鹿話の始まりぃぃ。
まっ来た事ある人ならどんな話が始まったか想像は付くだろうけれど、更にここには
遠慮するモノが無い。どいつもこいつも言いたい放題。

アトリエのドアが閉まった途端、横田基地。日本であって日本じゃ無し。
こんな事が繰り返しになる訳だ・・・・1年間。

そんな始まり。その後、かぐや、かんすけとお帰りになり、日高氏と二人になると
明らかにシリアスな話を始めたりする。俺達の1年の始まりは今日じゃないからね。

2月の末には判るらしいから・・・船が手に入ってからスタ-トしたんじゃ遅いからね。
俺達は仕込みがすべて。日高氏はアイデアや道具などの段取り・・・判るよね。

まっ確認の為言っているだけだし、当然判っている。意気込みと冷静さのバランス。
みんなとは違う生き様なのだから、正月だの年初めだの、初詣だのが同じじゃない。

ひとまずまた新しい作品が始まる・・・・




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鴨川グランドホテルから・・・・帰宅

2008-01-04 21:43:38 | 世界遺産をみんなでつくろ!
いつもの事ながら色々あったが、何せ朝は早いわ夜は遅いわの合間にブログなので、
詳細って言うより出来事って感じのザックリだったのね。

しかしながらそうは言いながらも臨場感は伝わったのかな?ブログの閲覧数が400を越えた日が1日、300を越えた日が2日といつに無く伸びを示した。

通常は250前後なのね。いずれにせよ知って貰う・・・これが大事なのね。クチコミは。

色々あった一部なんかを書こうと思う。まずどうして販売を金額を提示して売らなかったか?なんてのがあると思うのね。まずその理由からね。

ここには手作りコ-ナ-みたいなのがあっておみやげとして販売されているのね。
勿論そこに置かせてもらっている作家さん達はその中からホテルに支払いしている。

当然の事ながらね。って事は同じ作り手としては特別視されて売上を計上して、ホテルに
お支払しなければならない事をしなくて良い・・・って訳には行かない。
それではここにいずらくなる。

しかしながらその場所を随時確保して頂き、常に販売する作品を作る時間は今の俺には
無い・・・更に上乗せた金額では売れるモノも売れなくなる・・・では一例。

例のサンプルの話の前に欲しいと言う人がいらっしゃった。その方はいくらですか?
とお聞きになる。だから、今の話をした。そしてそれならご祝儀下さいとお願いした。

するとそんなぁ・・・それでは悪いから・・・値段判らないし・・・とおっしゃる。
それならと・・・お教室は1000円でやらせて貰っています・・・・と言うと、

仲間の方はお察しが良く、3000円でお願いしちゃいなよぉとおっしゃった・・・・
しかしながら・・・・・また今度にするわと御帰りになった・・・・

ここに何があるか?お解かりになりますか?人の気持ちがはっきりと出ている事が
お解かりになりますか?では解説します。

まず欲しいです・・・これは一節で判る。値段の書いていないものが欲しいと言った
勇気はご立派だし、有難い行為である。作家として。

ではその後、いくらか判らないし、悪いから・・・ここでまず疑問になる。
そう疑われている事になる。いくらか判らないモノ。欲しいとは思うものの騙されたくない・・・と言う事が良く出ている。

明らかに鴨川グランドホテル内にいるのである。他の作家の品物は値段提示通りに御客さんは買って行く。疑わずにまけてくれとも言わずに・・・・

それなのに、欲しいと言われた方が相場が判らないから・・・と言ったり材料費はいくら
とお尋ねになったりする・・・疑うにもほどがある。

ここまででご理解なされない方もいらっしゃるかも知れないので更に続ける。

では次の私のセリフに注目して頂きたい・・・お教室は1000円でやらせてもらっている。
これは相当なヒントなのだ・・・言わず語らずの・・・・ね。

コンビニのアルバイトの時給は一体いくらなのだろう?人が一人働いたら一体いくらに
なるのだろう?そこに材料費やこのホテルへのマ-ジンを考えると・・・・?

何も言わずとも一目瞭然。更に決定的なセリフがある。友人の一言。
3000円でお願いしちゃえば・・・お解かりになりますか?

つまりこの人は、1000円なら欲しいけれど3000円の価値は無いとご判断してたのです。
すばやくね。相場が判らない・・・このセリフは騙されたくないって言葉。
ホテルの出入りを認められているのにね。つまり信用が無いって事。

人は見かけで判断する訳だ。モノは気に入ったが1円でも安く欲しいと言われたも同然。
ろばたでやっているのでは無いのね。一泊35000円くらいする所に家族で連泊するような
人達なのにね・・・・

更に続く。友人はお察しいい方。3000円でお願いしちゃえば。このセリフの意味する事。
3000円って事は教室価格の3倍。なのにお願いしちゃうのね。

つまり3倍の価値以上の判断をして下さったのね。何故ならお願いするのだから・・・
しかしながらその友人の判断も却下してお帰りになった。

結局相談相手すらも信用度は無く、聞いたけれどただ確認しただけなのだ。
つまり聞く前にご自分の希望価格を決めてあったのである。

そしてまたにするわ・・・と御帰りになった。その後売れてしまったのである。
つまり1点モノにまたは無いのである。ご縁は一生無いのね。

これが人の深層心理である。5分話せば人の心の中は丸見えになる。いくらご丁寧に体裁を作ったとしても欲を出してしまったら丸見えなのである・・・

俺の一番嫌いとする駆け引きをしたのだから・・・・

では答えである。こちらとしてはホテルのご厚意でマ-ジンは無しで素泊まりの宿泊を
させて頂いている身である。だからその日の食事代くらいは欲しい。

通常3000円の教室を1000円にしているのは、お孫さんを連れたご老人夫婦などの多い
冬は小学生が少ない。だからこそ安くしてお孫さんにでもやって欲しいなぁ・・・
くらいの考えからなのである。

その日の食事代になれば実演と営業も兼ねて名刺を渡せるのだから・・・とね。

値段提示している作品を置いていない理由はもう1つ。あら高いわね・・と言わんばかり
の人を相手にお話する時間と気力が続かないから・・・

それと本来の意味はご祝儀が相手にとっても大義名分、都合が良いはずなのだ。
まず俺の都合で考える。

俺はアトリエで仕事していたとしても正月なんかに誰も来ない。食事代になれば良い。
営業を兼ねているのだから。

では、ホテルサイドから。katsuの営業になればとのご判断だからマ-ジンはいらない。
しかしながらギャラを払うほどの余裕は無いとの判断。
モノを売っていなければ、他との作家の比較にはならないしあくまで教室だから。
ここにも欲は無い。

では御客さん。獅子舞のご祝儀をホテルにマ-ジンを支払っているとは思えない。
なら全部その人達のモノ。
みかんをあげる人もいればおひねりを渡す人もいる。いくら入っているかも他の人には
判らない・・・すべて都合が良いはず。

しかしながら獅子舞は話さない。だからこそ提示してある1000円の教室価格のご判断を
お願いしたのである。なぜならお聞きになる人は明らかにご自分の希望価格をお決めに
なり確認の為だけなのだから・・・

すべてこちらはお見通しと言う訳である。こんな事を書くと応援して下さる人達が2つに
分かれる。1つはkatsuらしい・・・あはははは。これが1つ。

もう1つはこんな事書かなければ良いのに・・・この人達は体裁の人。
俺の為にとお考えになったつもりなのだけれど、実はご自分のお考えの押し付け。

こうした方が良いのにと押し付けなのだ。これについては簡単な説明で良いだろう。
つまり世に言う洗脳と同じシステム。

良く子供に美味しい? 面白い? 判った?・・・なんて言葉を言ったりしてない?
そこのお母さん・・・それって洗脳だよ。

美味しい?と言われたらまずいとは滅多に言える言葉じゃない。
面白い?って言われて、判った?って言われて判りませんって言える?

どう?とかいかが?が俺は、あくまで俺は正解なのでは無いかな?と思うのね。
自分の気持ちを伝えて相手にゆだねる。こんな会話の初歩がご理解頂けない人と、

例え営業とは言え長い時間話す気力が無いのね。欲しいと言われたのは嬉しい。
なのに捨てゼリフや高いと言わんばかり、相手の心の中を覗くのが嫌なのだ。

これが母に教わった罪を憎んで人を憎まずなのだ。つまり罪を憎む。
ではどうするか?売れて一切その相手をしなくても良い権利を取得する事。

依頼品にはラッカン代わりのサインは入れるが、そうで無いモノにはサインは入れない。
売れて資産価値が出ないようにね。

所詮見苦しい話なのだ。1000円で買えば所詮1000円の価値。3000円で買えば3000円と
決めたのは売り手のようだが、買えば受け入れた事になるのだから、ご自分にも責任は
ある。去年あれだけ偽造があったんだから、俺はうさんくさい訳だね。あはははは

ここにお泊りになるような方は、黙って有難うね、頑張ってと言ってお支払してくれるか
ごめんね、これでって言って下さる。しかもそういう方の袋の中身は言わずとも
しばらく食べられる金額が入っている。粋なお方だ。見なくても聞かなくても判る。

何故なら一泊35000円以上そして何より天皇陛下がお泊りになった格式高いホテルに
お泊りになる礼儀やモラル、倫理などを当然持ち合わせていらっしゃっても良い方達で
あるはずなのだから・・・・

そんな方達のご相手をこんな俺がするのだから、正月から無礼があってはならぬ。
しかしながらしきたり、作法って部分が俺は欠けている。

しかしながらそう言う方に俺は好かれる。不思議なもんだ。

俺はこのホテルに泊まりながら堂々とロビ-にコンビにの袋を下げて歩くお客を好まない
せめて隠して入って行く配慮があるくらいの思いやりのある人とお話したい訳で・・・・

俺は風呂も一番最後に入っていたし、買い物も深夜のジャスコで買い物をし、人目を
避けて部屋に入った。ホテルの品位を下げないように・・遠慮しなくてはいけない身。

ここに身を置く以上、準ホテル職員くらいの対応は当たり前であるはず。
一流とは、ホテルに格式があるのなら、そこに勤める人間もそこにふさわしい対応をし、
更にそこに泊まるお客も礼儀を持ってして感謝やねぎらいを出来る人であるべきと考える

弟子3人には少しずつながらこんな事を毎回伝えている。己を恥じて精進しろと。
そしてそれを踏まえて是正するべきは是正をし、心ある者の話を素直に受け入れ、
信じるモノは誰なのか?どの人なのか?の判断を出来る心を持てとね。

そして更に楽しく笑わせる。時にブラックにね。あはははは

さくら親子が来た時に、こんな事があった。電話でかぐやも参加させていると、さくらの親父は、2回会っているかぐやに、おっ声は若くて綺麗だなっみたいなセリフをはく。

みんなならどう思う?んじゃ俺の切り返しは?

おぉぉ、かぐや、親父が見栄えはババァで悪いが、声は声優なみに美しいとさ。って
上乗せしてやった後に、この親父の子だから素敵だろっさくらって・・・って、
お母さんの前で言ってやった。

更にわざわざ来て貰って手ぶらって訳にも行かず、また親父にうだつの上がらない先生だって言われないように、年々良くなっているって所も見せたいから、ジャスコで
孫2人に売上無いけれど、お年玉代わりに買って置いたからぁ。って言った。

更に続けて、来年ももっと良いモノ用意出来るかも知れないからまた来てねって続けた。
そしてかぐやにもさくらにも仇打ったぞぉぉぉって笑った。

するとまた用意して置いてくれなっ。って言われた。おぉぉって。

最後に親父は頑張ってって言ってくれた。だから俺はわざわざ有難うございましたと対応した。俺は、己であって己で無し。人であって人でなしなのだから・・・あははは
鏡なのだ。相手の対応に合わせる。ただそれだけ。

すると帰った後、かぐやは良いね本音で楽しかったと言う。当たり前だろっ、こんな事。
会話と言うのは、こんなもんだ。誰か傷付いたか? 笑っていたろっ?

例え苦笑いとしても、笑わせてなんぼ。芸なのだから。

芸術。術・・・つまり腕が達者なら職人。オリジナルのデザインで芸。
術とは忍法のように、人には出来ない事をする事なのだ。

それを持ってして、人に教える。時に笑わせ、飽きさせず、時に問題定義をし、考えさせ
伝わったか?否か?の判断を洞察、観察、想像し、それでも確認する。本音でね。

そうそうこんな事もあった。ある人が欲しいと言って下さって3000円下さったのに、
あくる日すみませんでした・・・とお金を追加として持って来て下さった・・・・
ホ-ムペ-ジの賞暦なんかで恐縮したらしい・・・・

勿論前日なら受け取ったが、あくる日では話は済んでいる事。お断りした。

こんな事もあった。リピ-タ-の子供達が夜遅くに、卓球やろうよって誘ってくれた。
40分だけ食事を取らずにやった。休み時間としての大義名分の時間内でね。

そして締めくくりに、副支配人に挨拶した時に、katsuさんの重荷になってはいないか?
心配なんだ・・・と言われた。だからご心配無く。むしろこちらが恐縮します。

こちらとしては、継続は力なりでやって来ています。それでもご心配して下さるなら
冬はご祝儀制でやらせて下さい。よろしくと伝えた。

すると笑顔でまたって言って下さった。こんな繰り返しを何度でもする・・・
それが俺なのだ。

最後に餞別、陣中見舞い、おせち、応援メ-ル・・・感謝します。
無事に帰還しました。また今年も続けます。よろしくお願いします。







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鴨川の冬、終わった。

2008-01-03 22:42:01 | 世界遺産をみんなでつくろ!
最終日の朝、いつものように何も無い。だから昨日の夜2時までやって更に4時まで掛かってこれを作った…サンプルとして。そんな中、常連の2人の男の子が来てくれた。かつさん待ってたょ~。って。実は余り暇でサンプル作りに没頭してて息抜きに浜へ行くと、不思議な石が寄せている…昨日まで無かった。もしかしたら使えるかも?って拾ってたのね。そんな訳でお待たせ教室が始まると、すぐにまたお母さんと来た。女の子2人。すると終わる頃にまた女の子がやって来た。だから今日は5人。そしてあえて言うなら、サンプルを購入して頂いた。いくら?と尋ねられて、他の皆さんの色々な作品も売られていて、ホテルに売り上げのバックが発生しているのに、値段付けて売る訳には行かないけど、獅子舞のおひねり方式なら後祝儀だから…って説明すると、この2作品とやって無いプレートの1枚の3点で2500円置いて行ってくれた…かと思うと、最後に来た女の子のお祖母さまが、遅くまで有難うって、倍置いて行ってくれた。同じホテルに泊まっているお客さんでもこんなに違う。良いリトマス試験紙だ。俺を知らない人
が良いわ…って声を掛けて下さって、評価はこうも違う。色々な人と出会う。総評やエピソードとしてのコネタは明日。

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今の所一人なのね…

2008-01-02 19:33:29 | 世界遺産をみんなでつくろ!
だけど何だかんだサンプルの作品なんかが売れて、11000円になってるのね。助かるよ。やる事も無いから、せっせと作ってて良かったよ…。それと例年の如くさくら家族が来た。奴は家族にお参りに行くって言うんだよ~ここに来るのを。俺にかしわ手うっても、モザイクしか旨くならないぞぉ~あはははは。いよいよ残りもわずか。何しようかな?って思う。好きなもん作れる一年間で唯一の時間と思えば大事な時間になるんだから…。後一作だな…

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