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幸せ満開春爛漫
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先日、Sさんの結婚式に出席させてもらいました。中学校時代、進学先に悩んでいたのが、昨日のようです。時がたつのは、早いものです。Sさんは看護師を志望して進路を決めていきました。
それは、お母さんが看護師さんだったことも大きな要因だと思います。お母さんを憧れて看護師としての道を。
中学校時代はバスケットボール部の主将でもありましたが、「元気で明るい」というよりも「優しくて明るい」さなさんでした。気さくなさなさんは、誰からも愛される人望がありました。
結婚のために、関西から故郷に戻ってきました。高校時代から付き合ってきた永い春。そして、遠距離恋愛でも愛情が変わらないところが二人の人柄なのでしょう。関西の病院からもたくさんの元職場の人たちが駆けつけていました。
手術室勤務というハードな仕事場ですが、心の絆が深く結ばれていたことも容易に想像できます。さなさんの結婚式や披露宴での姿に涙にくれていました。それは、祝福もあるでしょう。また今まで一緒に医療の最前線で活動してきた同志との別れも実感したからなのでしょうか。
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Sさんとの思い出はたくさんあります。その中でも印象的なのは、2つあります。1つは、Sさんが中学校を卒業して看護学科に進学してからのことです。教諭時代の一番最後の研究授業をしたときのことです。
道徳の研究会でゲストティーチャーに来てもらいました。なぜ、看護師を選んだかという思いを言葉を選びながら、授業の終盤で生徒たちに語ってくれました。「命」の大切さも交えながらの話にSさん、そして、生徒たちは、涙にくれました。
きっとこの話をあのときの生徒たちは、どこかで生かしてくれているのではないかと思います。
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もう一つは、Sさんのおじいちゃんが亡くなった時のことです。おじいちゃんは、煙草がすきだったのでしょう。通夜に行った時、「じいちゃん、煙草。」と線香の横に火のついた煙草をそなえていました。その時の様子が、何か愛らしくて今でも忘れることができません。
中学校時代のバスケットボール部の仲間たちが、お父さんの言葉などを入れた、サプライズ映像を流しましたSさんに内緒でお父さんにお願いをしたのでしょう。
みんなが祝福の日にさなさんに何かしてあげたいときっと思ったに違いありません。それほどまでに、人とのつながりを日々大切にしている、人からの信頼を受けることのできる人としての大きさを羨ましく思います。
新しい家庭、新しい故郷での職場・・・新しいことづくめですが、これからもみんなを優しさで包んで欲しいと思います。
PS.やっとインフルエンザが治りました☆よかったです☆たくさんの方にご迷惑をおかけしました。