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「戴帽式~看護の道をめざして~」 

2017年06月14日 | 大分県
深い緑色になってきている山を朝陽が照らし、その風景が職員室からとてもきれいに見えました。
 

梅雨になっても雨が降らないこの頃ですが、今日は、東九州龍谷高校衛生看護科の生徒の戴帽式が行われました。

この戴帽式が終わってから、看護実習が行われます。節目の時です。
 

これまで、生徒たちは、学校の中で、学習を深めてきました。


医療系の学科は、生徒たちにとって、人の命に関わる道に進んでいくだけに、時には楽しく、時には厳しい授業を体験してきたことでしょう。苦しいこともありながら、今日、戴帽式の日まで生徒たちは、お互いに励ましあいながら、努力を続けてきました。



今日の喜びもひとしおだと思います。



それは、生徒はもちろんのこと、ここまで指導をしてきた先生方、しっかりサポートを続けてきたお家の方も同じように感じていることでしょう。
 

校長先生が、ナースキャップを、生徒一人ひとりに心を込めて頭の上に載せていきました。

緊張感に包まれた時間でした。


生徒たちも真剣な面持ちで校長先生からキャップを受けたり、担当する先生から、キャップをピンで留めてもらっていました。
 

キャップを身につけた生徒たちは、灯火の灯をもらい、ステージの上に並びました。厳かに式が進んでいきました。看護師としての「ナイチンゲール誓詞」を声を合わせて読み上げました。


キャップを受けた、生徒たちの顔がろうそくの灯で浮かび上がり、厳粛で静かな空気が体育館の中に流れていきました。
 

今日の朝、あいさつの文章を創って、読み間違ったら悪いので、推敲しながら読んでみました。


文章の中に、ナイチンゲールの一節を取り上げたところで・・・?

「わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。」


の「幸」は、どう読むのだろう・・・。「さち」?「こう」?「しあわせ」?



ここは、かつての生徒で頼りになる看護師をしている〇〇奈さんに聞きました。
「先生、もう忘れた。学校の〇林先生に聞いてみて。」
おいおい。


でもまたすぐに電話がかかってきて、


「せんせい、今は、インターネットがあるので、「ナイチンゲール誓詞・・・ふりがな」と検索すれば、すぐわかるよ。」
 

おっ、なるほど。「でもおぼえちょかんとなあ。」
 

戴帽式の中でろうそくの灯のように、障害を持つ人、病気やけがで苦しんでいる人に、あたたかく、優しく心の中を照らしてあげて欲しいと思います。
 

前任校での生徒たちもキャップを受けていました。しばらく会わないうちに、しっかりと頼もしく成長をしています。

きりっと引き締まった顔に、目標に向かって頑張っている、夢を追いかけていることをすぐに理解することができました。


一緒に写真を撮りました。
 

感動のそして節目の時の式に参加させていただくことができて、とても嬉しく感じました。
 


生徒のみなさん、おめでとうございました。