平和授業が行われました。
ヒロシマでの原爆投下から78年が経ちました。
あの惨劇が世界で二度と行われないことを願いながら、授業を行いました。
子どもたちと、テレビを見ながら、広島平和公園で行われた平和記念式典の中での「黙とう」に合わせて、目を閉じました。
鐘の音を聴きながら、気持ちが引き締まりました。
そのあと、松井市長さんの平和宣言を聴きました。
「核兵器を保持する国の指導者たちは、広島、長崎の地を訪ね、自らの目で、耳で、被爆の実相を知る努力をしていただきたい。
あの日、熱線で灼(や)かれ、瞬時に失われた命、誰からも看取られず、やけどや放射能症で苦しみながら失われていった命。
こうして失われた数え切れない多数の人々の命の重さを、この地で感じてもらいたい。」
と被爆者の話から宣言が始まりました。
近年、コロナウィルスが地球を覆いました。
今でこそ、5類になりましたが、多くの人たちの命を奪いました。
今、日本は、猛暑に襲われています。
昼休みに、
「外で遊んではいけません。」
というような時が来るとは、だれが予想したでしょうか。
日本だけでなく、地球のいたるところで、大規模の自然災害が発生をしています。
世界が「核」や「戦争」で対立するときではありません。
これから次の時代を担う世界中の子どもたちが生きやすい、暮らしやすいものにしていかなければなりません。
今の地球環境を考えれば、地球は、破綻していくのではないかという危機感に襲われます。
人種・考え方・・・すべてを乗り越え、国々がともに、力を合わせて、国々のことだけでなく、地球規模で地球の課題を克服していって欲しいと心から願います。
人には、寿命があります。
人が生きていく寿命という期間は、地球の歴史において、ほんのわずかなものです。
人のわずかな期間のリレーによって、地球の歴史は創られています。環境を整備して、次の世代に、バトンを渡さなくてはなりません。その義務と責任があります。
松井市長が読み上げた平和宣言の最後の言葉、
「核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向け、被爆地長崎、そして思いを同じくする世界の人々と共に力を尽くすことを誓います。」
この宣言の実現をさせていきましょう。