曲水の宴
鑓水
2024年5月 世界遺産平泉・毛越寺で「曲水の宴」が開催されたので詳しく調べてみました ..
5月26日(日)に、5年ぶりに平泉・毛越寺で「曲水の宴(きょくすいのえん/ごくすいのえん)」が開催されました。
遣水は山水を池に取り入れるための水路ですが、水底には玉石を敷き詰め、蛇行する流れに水切り、水越し、水分け等の石組を配し、水辺に咲く
四季の草花と相まって素晴らしい景観を作っています。「曲水の宴」は平安時代の宴を再現したもので、遣水に盃を浮かべその流れに合わせて和歌を
詠む優雅な遊びです。
奈良時代から平安時代中期にかけて宮中の年中行事として正式に行われた曲水の宴は、その後、藤原道長や藤原師通などの貴族が自邸で行うように
なります。そして、戦乱の世となり長く途絶えましたが、曲水の宴への関心は高く、江戸時代を通じて内裏の襖絵に和漢の曲水の宴が描かれています。
また江戸時代半ばの享保17年(1732年)に8代将軍徳川吉宗が故実を精査して曲水の宴を江戸城で再興、その5年後の元文2年(1717年)に
中御門上皇が仙洞御所で行われましたとかかれていました。
毛越寺の庭園では今は桔梗が咲き萩の花もこれから盛りになるでしょう。
今回はここで開かれたのねと想像しながらその場所を歩いて確認してきましたので来年も5月の第4日曜日に行われればぜひ来てみたいと思いました。
NHKの大河ドラマ「光る君へ」の第34話(9月放送)に「曲水の宴」のシーンがあるとドラマ先読み解説で見ました。どのように描かれるのかと
楽しみになってきました。
毛越寺「曲水の宴」は、昭和61年5月18日藤原秀衡公八百年御遠忌特別大祭の記念行事として、藤原氏三代の栄華を偲び再現されました。
曲水の宴とは、遣水の流れに盃を浮かべ、流れ来る間に和歌を詠み、終って盃を戴くという、中国から伝わった催しで平安時代に盛んに
行われました。
当時の曲水の宴で講師をつとめられた坊城俊民氏(堂上華族の嫡子・披講会会長)はその様子を、「桃の枝に羽觴みちびく童さび小袿狩衣おのおの歌詠む」
と詠じられました。 一番初めの看板に乗っていたこと。
曲水の行事を思ゐ水辺ゆく
知りませんでした。
曲水の宴 - 太宰府天満宮
「曲水の宴」は、平安時代の雅やかな宮中行事を再現した神事です。梅花が咲き誇る曲水の庭で、十二単や衣冠束帯の平安装束に身を包んだ参宴者たちは、上流から流れてくる盃 ...
と紹介されています。
何とも優雅な行事ですね。
この目で一度は見てみたいものです。
来年も5月にここの毛通寺であれば旅行会社がツアーを作るかもしれませんね。
京都でも毎年行われる行事ですのでそちらも楽しくツアーで参加できるかもしれません。
コメントありがとうございました。