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「極楽のあまり風」 麻生圭子

2020-06-25 | 読書

作者は1980年代、歌謡曲の作詞者として一世を風靡し、1999年末から京都市内の古民家を改装して、その家に合った暮らし方を始めた。

当時はその様子がメディアにもたびたび登場したと記憶している。昔からの暮らし方を大切にする著者はしかし東京生まれ。流行の最先端にいて、却って京都の暮らしにほっとしたのだと思う。

京都の人はよそ者に意地悪とよく言われるけど、懐に入ってしまえば皆さん親切で京都の暮らしを楽しんでいる。

言ってしまえば、家をも含めた大掛かりなコスプレとも見えるけれど、その生活は京都人よりも京都らしいのではないだろか。

こういう京都好きな人がいるのが、京都の持つブランド力。そこでの季節事の暮らし方を丁寧につづったエッセィ集。これを読んであこがれる人もいると思うけど、軟弱な私は京都の厳しい暑さ、寒さをエアコンなしで乗り切るのがもう体に応える年になっていると思う。

こんな暮らしも50代までかな。

極楽のあまり風とは、夏、ふと吹いてくるかすかな風のこと。それがしみじみありがたいという表現。京都の家は通風をよく考えてあるそうで。間口狭く奥行き長いのは都会ならよくある造り、その古い台所で着物姿で料理する著者はしみじみと楽しそうである。おばに貰われた養女で、難聴気味と正直に書いている。

京都で今も心安らかに暮らしておられることだろう。この温暖化、一層大変とは思いますが。

一つわからないのは「町家」という言葉。いつから言い出したのだろ。京都人はまさか自ら言わないだろうから、京都の暮らしがほかの土地の人の目で見られるようになった時期でしょうか。

讃岐うどん、広島焼きも認知される過程は同じかもしれませんね。地元民は讃岐うどんとか広島焼きなんてもちろん言いません。

おうどん、お好みで通じます。

我が家の極楽のあまり風。はじめそよそよと

最後は強風。昨日夕方。

隣のビルとの境のブロック塀を低くしたら、駐輪場の窓の向こうからはるばると風が吹き込んでくる。あまり風ではなく、強風。

風の吹き方に気を取られるのも、歳を重ねたからのようです。

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引き続きキャンバス織り

2020-06-25 | 機織り

違う色も入れてみました。

白が案外目立ちます。

柄を変更して41㎝、残りは60cmくらいの予定。

太い糸がないので、3本、2本と一緒に巻いて太くする。これに結構手間がかかる。

できたら何にするかなあ~

またタペストリーですね。タペストリーばっかり。

袋物縫って持ち歩けばいいんだけど、仕立てるのが面倒で袋未満のもの多数。

次は保多織り。これは布巾にするので縁かがりだけ・・・と自分を追い込んでみる。


屋上菜園の収穫。

食べきれません。

夫はぬか漬けにすると言ってますが、はてさて????


今朝の地方紙。

同じ県民として恥ずかしい。

まるで田舎の選挙。というかこんなことしているのが田舎。

理念で人は動かず、情実、さらに言うなら金銭で動く節操のなさ。自分の判断力は棚上げ。もともと判断する能力に欠けるのでは。と、人のことならあくまでも厳しい私。

アベ秘書がアポイントなく会社を訪ねて行って、アベ秘書だと言えば社長も会うそうです。新人候補を頼むと言えば、党全体で、現職から新人に応援を鞍替えしたと勘違いした企業もあったとか。

私は恥ずかしながら会社勤めの経験がないので、企業が候補を推すということは社員が会社が支持する候補者に投票するということ?

アベからのお金と言って渡された地方議員もいたようです。今応援して、自分の時にはまた助けてもらいたいと期待して受け取ったことでしょう。一番力のある人につながっていれば安心と思ったことでしょう。受け取った方はやむにやまれずと、被害者みたいな言い方していますが、同罪では。

市長や議会議長に頼むと、どういうからくりで票が動くのか、一度も声かけられたことがないので私には全然わからない。

1億5千万ものお金、どこにどう消えたのでしょうね。解明してもらいたいもの。

機織りと全然関係ない話になりましたが、党本部の関与もしっかり調べて。そうしないとこの国にまたがっかりする私。


今ふと芽生えた恐れ。

お金の流れを本当に知っている人が、・・・・あとは考えたくない。

こうなれば早く逮捕された方が安全かも。大きな事件になりそうな予感。ロッキードの時も、少し前の森友でも、現場をよく知っている人が耐えきれなくなるのではないでしょうか。

一刻も早い全容解明が待たれます。

コメント (2)
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