ブログ

 

九州、癒しの一軒宿

2020-08-04 | 旅行

二泊三日、車で九州を旅行しました。

国東半島の諸寺院、山、宿、どこも人がほとんどいなくて静かな旅になりました。

二泊目、大分県長湯温泉。温泉街から離れた山中の一軒宿。

涼しくて静かでした。

夜が明けたようです。

午前6時、縁側からデッキに出てみます。

少しずつ霧が晴れていきます。

部屋は山の南斜面で木がたくさん。まだ霧が晴れません。寒くて、鳥が少しずつ鳴き始めました。

デッキの椅子に座ってしばらく山の木を眺めています。

トチ、ツクバネガシ?

木がたくさんあります。

庭に出てみます。

蓋をしているのは井戸ではなくて風呂。

向こうは脱衣室。

誰かが見ているわけではないけれど・・・

一人で外へ行きます。

玄関と上がり框。

大きなクヌギの向こうに家族用の露天風呂が並んでいます。

図書室へ行きます。ここへ来るまで、誰にも出会いませんでした。

朝6時半、ここにも人はいません。小さな音で音楽が流れています。

子供のころ、叔母の家の離れで夏休みに本を読んでいたのを思い出します。

何もしなくていい贅沢を久しぶりに。

初版本。初めて見ました。

好きな作家です。投獄され、戦後は議員になり、私がこの作品を読んだ頃はまだご存命でした。

一人でゆっくりあれこれの本を見てから、部屋に戻ります。

通路からは少し下がった玄関。宿の部屋は一軒ずつの小さな家になっています。

在来工法で建てたそうで、木と土と紙でできた日本の家。

豪華な部屋より、子供のころに馴染んだ感じがこの歳になると疲れません。

12畳の座敷の向こうが別の部屋。そこで寝ます。

冷房がきつくて、夜中、しばしの避難。

床の間と書院。軸の字が読めません。

窓の外は山の景色。

玄関ともつながっています。

天井が高い。

こちら座敷の天井。

田舎の家の納屋みたい。

壁は漆喰?


午前9時、そろそろお暇します。

藁ぶき屋根が玄関への門。

支配人の方がお見送りしてくれました。

さよなら、お世話になりました。

とても、とても、とってもくつろぎました。

ありがとうございました。

また来ますと言いたいけれど、九州の奥地、また行くことがあるのかどうか。

宿はこちら

http://www.s-kawasemi.com/


おまけ

駐車場横に山羊がいました。

シロちゃん、クロちゃん。

サヨナラ、元気でね。

昨日は竹田市の滝廉太郎記念館などを見学。

東九州道→九州道→中国道→山陽道→R2バイパスなどを通って帰宅。

九州の東側も高速道がつながって便利になりました。

しかし、いつまでこんなハードな旅行できることやら。。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

手織り

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ
にほんブログ村

日本ブログ村・ランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村