里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

純白のヤマボウシは清々しい

2019年06月15日 | 
 ヤマボウシが満開です。

 満開と言っても花びらに見える白の4片は総苞片と言われるものだそうです。花は中心にある小さい丸形のもの、一見しべの塊のように見えます。

 このヤマボウシは、20年余り前、今や助っ人の一人になっている甥が学校の卒業記念に配られたものを、自宅に植える場所がないというので持ってきたもの。
 放置しておくと高木になるので、適当に剪定しています。刈り込むようにすると花芽をみんな切ってしまうことになるので、順繰りに伸びた枝を間引くように切っていますが、全くの自己流です。それでもよく咲いています。

 ハナミズキと同じ仲間なのでよく似ていますが、花の形がヤマボウシは先が尖ってスッキリしており、ほぼ純白になります。

 私はこの辺りの山では見つけたことがないので、もう少し深い山にあるのではないでしょうか。
 花は大きく生長しつつ、薄緑色から次第に純白に変わっていきます。長い期間楽しめ清々しい気分にさせてくれる花木です。
 あまり密集していると絵にはしづらい。パラッとあるぐらいが絵になります。
 ヤマボウシは山法師。中央の小さい丸い部分を頭、4枚の白い花びらを白い頭巾に見立て、比叡山延暦寺の山法師からきているそうですが、そういえば何となく見たことがあるような。