里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナバナ「寒咲花菜」は少し遅れて側枝(わき芽)を穫り始める

2025年01月28日 | 畑:花菜類

生育は順調ながら暖冬だった昨年とは大分様相が違い予想より1週間ほど遅れました。


例年よりも揃っていると見ていましたが、一斉収穫とはならずまだ主枝の花芽が若干残っています。
最低気温-5℃以下が連続するような酷寒の年だと凍害を受けやすい。幸い今冬はたまに単発で遭遇する程度。
厳寒期を迎え葉がやや垂れているとは言え全体の姿としては非常に旺盛です。


しかし、側枝(わき芽)の収穫は予想より半月ほど遅れようやく始まったところ。
ただ、穫り始めが遅れたからと言って特にマイナスと言うわけではありません。
収穫期間が長くなり茎立ち菜にスムーズに繋がり上手くナバナ類のリレーができるメリットがあります。
ナバナ類の中で花菜(はなな)は店では菜の花の名で売られることが多い。
花菜は普通は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きなので「寒咲花菜」と呼ばれます。
こんな風に外葉が大きく茂り、花芽もあまり伸びてこないため一見どこにあるか分かりにくいと思います。


主枝はできるだけ数芽で切るようにしていますが、下位の節間が詰まっているため実際には10芽くらい残ることが多い。
旺盛にわき芽が伸びています。


近づくとわき芽が沢山伸び花芽が出ているのが分ります。
花菜はわき芽が伸びてくれば1株から穫れる数が飛躍的に増えるので最盛期入りです。
但し、気温が低い時期は花芽が葉の下に蕾のままで留まり花が咲くようにはなりません。
そのため葉をかき分けないと蕾は見えにくい。蕾が容易に見えるような株はむしろ勢いが良くない株です。
旺盛な株だと多くの側枝が伸び、主枝の穫り跡も見えなくなっています。
一番進んでいる株で見てみます。
中央の変色した切り跡が主枝、手前の2本の側枝(わき芽)はすでに穫っています。


後方の側枝を収穫してみます。脇から見るとこのようになっています。


収穫する時は、側枝のわき芽を2、3芽残して切ります。
切りました。


後ろに隠れていた側枝も切ったので、纏めて3本の収穫です。


すでに側枝にもわき芽が見えています。これが伸びて孫茎になり、また先端に花芽が出来ます。
数本でも十分なボリュームになります。


これはまだ残っている主枝の花芽。主枝の蕾は大きい。厳寒期なので容易に咲くまでには至りません。


比べてみると右側が側枝、左側が主枝。一回り主枝の方が大柄。


今季は暖冬だった昨年と比べると気温が低いものの強い霜に見舞われていないのが幸い。
徐々に低温に晒されたため「寒咲花菜」も次第に耐寒性が付いているように見えます。
花菜は蕾、茎、新葉と余すところなく食べられ、用途も多様。
我が家郎党でも人気があり、小生も特に花菜の卵とじには目がありません。
今季はこれから最盛期に向かうところで、一層軟らかく風味が増し美味しくなります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿