里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のイネの作柄はほぼ平年並、品質は良好

2021年09月26日 | 田んぼ

今年のイネの作柄はほぼ平年並という結果になりました。
品質は良好です。
先日刈り取りを終え、調製をお願いしている法人から搬入して頂きました。
30キロ入れの玄米袋。これは出荷用の袋。


出荷する玄米分は、法人のライスセンターから直接出荷することになっています。
今回搬入してもらったのは、我が家で処理する玄米です。
自家用分、一族郎党分、知人から直接依頼されている分、それに贈答用少々。
平年並と言いながら、厳密に言うとほんの僅か下回っている感じです。
8月中下旬の長雨が響いているようです。
あれが、平年の天候経過ならかなりの豊作だったでしょう。
それでも、それ以前の貯金とその後数日の好天で助かったと言えます。
まず最初に確認するのは品質。
出荷する玄米の等級は水分含量のほかは見かけで決定されます。
玄米をカルトン皿に取ってみます。


小生が見る限り問題なく1等米と判定。
薄らとした青米が若干見えますが、これは「生き青」といって正常な玄米です。
出荷の等級は見かけで判定され、味の良否は関係ありません。
しかし、食べる側から見れば味の方が重要。
我が家の田んぼは強い粘土質で、肥え持ちが良くミネラル分が豊富な土壌です。
しかも、里山で昼夜の気温差が大きいため、味には自信があります。
しかし、実際に食べてみて確認するのが一番。
他に配る前に、まず自分で食べてみることにしています。
いつものように、精米し少しだけ焚いてみました。
新米の炊き上がりの香りはやはりいいものです。


光沢も良し。
食べる前に、例年のごとく仏壇や神棚にお供えします。
味わってみました。


そもそも新米は粘りが強いのですが、今年の米は特に際立っています。


あっさり系の米を好む方は少々違和感があるかもしれませんが。
新米らしい香り、光沢、旨みなど十分味わえるので、今年も安心して配れます。
この時期は、毎年、新米をいくつか贈答にします。
普通はこの10㎏袋。


5㎏袋もありますが、こちらは味見用に差し上げるもの。


30㎏玄米袋のものもあります。
今年はコロナ禍の中、米の需要も減退し価格が低迷すると流布しています。
今でも米は十分に安い。誰でも食する必需品のはずなのに残念至極。



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