里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

お盆用のトウモロコシはピタリ

2019年08月17日 | 畑:豆類

 5月23日にお盆に収穫できるよう播いたトウモロコシは、ピタリと当たりました。



 4月末に我流の直播きをした1回目のトウモロコシは、長い梅雨のため、かなり生育が遅れ、生育のバラツキも目立ちましたが、2回目に播種したトウモロコシは、その後の好天で挽回し、結果オーライとなりました。


 やはり品種はゴールドラッシュ。
 適当な大きさのものが穫れて評判は良かったです。これも株間は少し広めながら敢えて2本立てにしています。 この品種は、播種後84日。絹糸が出てから20~24日が収穫適期になるとされているので、結果論ですが、このとおりになりました。


 絹糸が黒くなっているものを、熟し具合を確かめながら収穫していますが、間もなく収穫も終わります。
 収穫が終われば、その場で刈り払い機で茎は切断し、土作りを兼ねてそのまま土にすき込みます。
 収穫はお任せですが、絵のモチーフ用に穫って格好を付けてみました。



伊豆沼の一面見事な蓮を愛でる

2019年08月16日 | 小旅

 今日は送り盆です。送り火を焚くお宅も多いと思いますが、我が家ではそのような習わしはありません。そもそも浄土真宗では、お盆にご先祖の霊が帰ってくるとは考えないので行わないのですが、この辺りの一般的な風習として行われてこなかったようです。
 ところで、お盆の頃になると、ちょうど蓮の花が咲きます。仏様の台座に蓮華をかたどった台座が使われるなど、蓮の花は、仏教との縁を連想させます。盆棚に蓮の花や葉を飾るお宅もあると聞きます。
 先日、ひまわりの丘を訪ねた後、その足で宮城県栗原市の「伊豆沼・内沼はすまつり」を訪れたので、お盆に合わせここに記録します。

伊豆沼・内沼は約400haに及ぶ東北最大の低地湖沼で、ラムサール条約に登録されている貴重な自然資源の宝庫です。冬は白鳥やマガンなど多くの水鳥が飛来することで有名ですが、夏は沼一面にハスの花が咲き誇ります。

 前回訪れたのは10年ほど前になるでしょうか。過去には、洪水などで絶滅の危機にさらされたこともあったようですが、そのたび地域の方々の努力で復活してきたのでした。
 はすまつりは8月末まで開催されています。
 小型遊覧船に乗って、湖面いっぱいに咲く蓮の花を間近に見ることができます。乗り場は3カ所にあるのですが、今回は中央に位置する若柳から乗船しました。


 船頭さんの話しでは、今年は開花が遅れたそうです。一番の花盛りには少し早かったようですが、十分に堪能しました。沢山のピンクの大きな花を愛でることができました。









 近くには 宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターがあります。


 ラムサール条約の登録湿地となった伊豆沼・内沼の自然や渡り鳥の生態などを紹介しています。


トマトを水墨画で描く

2019年08月16日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 トマトを水墨画で描きました。
 今のトマトは、形が整って綺麗なトマトが多いですが、昔はもっと凹凸があったような気がします。もちろん、今でも形が乱れたもの、空洞のものなど発生しますが、昔の品種ほどには出ないように思います。
 色んな角度のトマトを、側筆を思い切って使い、敢えて濃淡をそのままにして、昔ながらのトマトの雰囲気で描いてみました。

トマト連続摘芯栽培は第10花房が着果し、4本目を捻枝

2019年08月15日 | トマト連続摘芯栽培

 トマト連続摘芯栽培は第10花房がほぼ着果し、早いものは11花房目が開花しています。そして、少し変則的な4本目の捻枝を行いました。
 株全体の写真はますます撮りにくくなっていますが、この株は1回目に捻枝した第1基本枝までの3花房は収穫が終わっています。今赤くなっているのが、2回目に捻枝した第2基本枝の第4花房で、間もなく収穫が終わります。その下に、第5、第6花房と着いています。今年初めて第2基本枝に着けた第6花房もまずまずの着果です。


 反対側に垂れているのが3回目に捻枝した第3基本枝。
 

第7,第8、第9花房と着いています。第9花房はうまく着果しなかったようです。その下に、今開花している花房があります。第10花房としてもいいのですが、これはおまけでカウントしないことにしています。

 上の方に支柱に誘引している枝に第10花房が着果しています。
もう雨除けの天井に付きそうなので、変則的になりますが、ここで捻枝します。これが4番目の捻枝で第4基本枝になります。第11花房も開花始めです。


 昨年は5本の捻枝を行いましたが、今年は4本で終わりになります。

 こちらの株は、左下に第1基本枝の第3花房がまだ1個赤く残っています。
 右側に垂れているのが第2基本枝で、第4花房が赤くなっており、間もなく収穫が終わります。その下に第5花房と第6花房。左上の方から垂れているのが3回目に捻枝した第3基本枝です。


 これが、その第3基本枝。第7、第8、第9花房とあり、第8花房はうまく着果しなかったようです。そして、その下にカウントしていないおまけの四つ目の花房が開花しています。今年はほとんどの株にこのおまけの花房を着けています。


 上の方には支柱に誘引した枝に第10花房が着いていますが、遅れているためまだ捻枝していません。


 第1基本枝側から見ると最初に捻枝した第1基本枝に着いている第2、第3花房は収穫がほぼ終わり、3回目に捻枝した第3基本枝が上方から垂れて、第7、第8、第9花房と着いています。下の方に赤く見えるのが僅かに残っている第3花房。


 2回目に捻枝した第2基本枝側から見ると、第4花房がほとんど赤くなり、間もなく収穫が終わることが分ります。第5花房もよく着果し、第6花房もまずまずで、収穫の最盛が続きます。


お盆には提灯を飾る

2019年08月14日 | 暮らし


 この辺りでは、今日がお盆の墓参りの日です。
 早朝に墓参りしてきました。
 13日の昨日が盆の入り。迎え盆とも言われ、迎え火を焚いて先祖の霊を迎えるというお宅も多いと思いますが、我が家では昔から迎え火を焚く習わしはありません。
 お盆といえば、地獄の釜の蓋も開くなどと言われ、先祖の霊が帰って来るとされて、様々な風習がありますが、そもそも浄土真宗では、先祖の霊が帰るという概念はなく、お盆だからといって特別なことをする必要はないそうです。
 しかし、昔は盆棚を設け、普段とは違うお供え物をして飾り付けたものです。今は改めて盆棚は設けていませんが、少々のお供え物はします。また、盆提灯を飾る風習はずっと続いています。この辺りでは、昔から、親戚間で初盆の折りに盆提灯を送る習わしがあります。昔は仏壇の前に提灯をいくつか吊していたものでした。
 現在は、このように立てるタイプの盆提灯を二つ置いています。
 これは昨晩。昔から13日の夕方になると盆提灯に明かりをともしていたので、迎え火の代わりと誤解していました。



 お盆にはご住職がお出でになりますが、このような習わしについては何もおっしゃいません。歴代のご住職が、地域の風習は尊重すべきものとのお考えだったのでしょう。
 今日は例年通り、何人かの来客があるはずです。

早生ハクサイとダイコンの種を播く

2019年08月13日 | 畑:葉菜類

早生ハクサイの種を播きました。最近は育苗する人が多くなりましたが、私は相変わらずの直播きです。
 1週間程前に緩効性の肥料を帯状に散布し、トラクターでロータリー耕耘しておきました。秋野菜も省力的な帯状全層施肥が基本です。
 2週間程前には苦土石灰を全面に散布し、一度耕耘しておいたのですが、水分が多いところを無理をして耕耘したためごろ土になってしまいました。
 畑の条件が良ければ、再度ロータリーで耕耘するのですが、水分が多いので、管理機で畝立てを兼ね、逆転ローターで耕耘しました。


 ネキリムシなどの予防に粒剤を散布した後、ロータの羽根は左側を外向き、右側を内向きにし、左回りに往復して1畝にします。畝間は80センチです。
 鍬でならして、畝を作ります。
 品種はトーホク種苗の「郷秋60日」という早生の品種。近年、主にこの品種を使っています。
 播き穴の印を付けます。ドリンク剤の瓶を使っています。株間は30センチ。


 1カ所に7、8粒くらい播きます。


 覆土した後、おがくずを掛けています。何もしないと、乾いたり、逆に雨に叩かれたりして、うまく発芽しません。
 50株程ですが、うまく発芽してくれるでしょうか。
 中晩生種の種播きは2週間後くらいです。


 ダイコンも同様に行いました。
 畝間80センチ、株間27センチ。
 ダイコンは発芽がいいので、1カ所3、4粒播き。
 

 品種は耐病総太り。
 今回のダイコンはメインではありません。早まき分として20数株だけです。10月に行われる鎮守の神社の祭典に供えるのが目的の一つです。


今年のイネは障害不稔の危機を脱す

2019年08月12日 | 田んぼ

 イネの穂が出て、約10日。
 好天に恵まれて順調に授粉したようです。
 ここまでくれば、7月の平年を大幅に下回る低温と日照不足の影響がほぼ予測できます。アメダスデータでは、この辺りの天候が特異的に悪く、実の入らない、当地方で言われる「あんどん穂」の発生が心配されました。
 田んぼを見渡すと、かなり穂が垂れてきました。

 
 減数分裂期のギリギリの気象は乗り越えてくれたようです。その前の7月10、11日の最低気温が12℃台と極端に下がった影響はよく分りませんが、少なくとも「あんどん穂」が多発するという状況はなくなりました。
 こちらの田んぼも大分穂が垂れてきたのが分ります。


 中ほどの少し早めに穂が出たようなところです。

 まだ穂が垂れてきたばかりですから断定はできませんが、作柄の甚だしい不良は避けられそうです。穂をとって、籾を一つ一つ触ってみると、空っぽの籾は全く手応えがありませんが、授粉されている籾は指で押すとプシュッとした手応えがあります。


 確かに空っぽの籾もあります。しかし、これは普通の年でもゼロではありません。明らかに心配したほどはないようです。
この空っぽの籾はもう少し経つと黒く変色してくるのではっきりしてきますが、障害不稔という大きな危機は脱したようです。
 水口など穂が遅く出たところはまだほとんど垂れていません。


 7月の悪天候の後、ここ2週間ほどあまりにも好天が続いたので、今後はその反動が怖いです。ここ里山は、日中気温が上がっても夜温が下がるので、熱帯夜になるようなことはありません。暑い日が続いてくれるのはこの辺りのイネにとっては幸いです。あと1ヵ月、大きなトラブルなく過ぎて欲しいものです。


ひまわりを水墨画で描く

2019年08月12日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3

 ひまわりを水墨画で描きました。
 沢山植えられている中の目前の5本のイメージです。ひまわりの花は大体同じような方向を向いているのが多いですが、それでは変化がないので、横向き、後ろ向きのひまわりも入れてみました。
 夏の日差しを浴びた明るい感じが少しは出せたでしょうか。

壮観!ひまわりの丘

2019年08月11日 | 小旅

 夏が一番似合う花といえば、ヒマワリをあげる人が多いのではないでしょうか。

 昨日、「ひまわりまつり」を開催中の宮城県大崎市三本木の「ひまわりの丘」を訪ねました。ここは、30年以上前から本格的なひまわりの集団栽培が始まった、当地方ではよく知られたところです。


 私が以前に訪れたのは、記憶が曖昧なくらい昔のことです。現在は北海道の北竜町に次ぐ規模にまでなったそうです。
 現在、この「ひまわりの丘」には約42万本のひまわりが植えられているというのですが、ちょっと想像するのは難しいです。
 まずは、見ないことには実感が湧きません。
 見事!の一言に尽きます。


 今年の長梅雨などには相当悩まされたと思うのですが、これほど揃えるのは並大抵の苦労ではなかったと敬服します。


 最近は、結構色々なところでひまわりが作られていますし、ひまわりの種類も様々ですが、やはりここは頭抜けています。背丈を遙かに超える、いわば向日葵らしい向日葵です。




 
 会場では、ひまわりの種を使ったひまわり油や菓子なども販売されていました。
 実に壮観なひまわり畑です。ちょっと古いですが、映画「ひまわり」に出てくる地平線まで続くひまわり畑を彷彿とさせます。


鬼百合を水墨画で描く

2019年08月10日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

 鬼百合を水墨画で描きました。
 ユリには様々な種類がありますが、鬼百合の姿はとりわけ特徴的です。反り返った花びらの表現はかなり手ごわい。大柄で鮮やかな橙色に多数の斑点と、花は派手ですが、葉は小さく、数が沢山付いています。
 モチーフは輪数の少ない鬼百合です。

鬼百合が鮮やかに咲く

2019年08月09日 | 

 今、庭のオニユリが鮮やかに咲いています。昨年よりはかなり遅いです。
 オニユリは方々で見かけることができます。
 我が家の庭の一角に大きな株が1本。背丈も人の背丈ぐらいあります。この場所に毎年咲きますが、増えてはいません。

 オニユリは実にユニークな姿をしています。橙色の赤い花びらに黒の斑点。完全に反り返った花びら。その独特の風貌が「赤鬼」に似ていることが鬼百合の由来らしいのですが、これはオニユリにとって有り難いことなのかどうか。
 山百合など他のユリに比べると甚だ異質ですが、絵にはなります。
 こちらにはあまり大きくない株が2本。


 実はここには昨年までオニユリがかなりの本数ありました。以前に写真を撮っているはずなので探してみました。



 ムカゴから自然に繁殖したものです。


 オニユリは葉の付け根に多数のムカゴを着けます。これが落ちて自然に繁殖したものでしょう。多少は分球したものもあるかもしれません。

 いずれにしろ、これほど沢山あったのですが、一夜してになくなりました。
 イノシシです。もちろん現場を見たわけではありませんが、それ以外は考えられません。途上部が枯れた後、ゆり根を探し当ててきたものと思われます。庭にイノシシが出没したと思われるのはこの時だけです。一面を荒らしたわけでなくこのオニユリのところ表面だけなので、小さいイノシシ1、2頭か。イノシシが庭にまで出るとはショックです。

完熟の九重栗カボチャを穫る

2019年08月08日 | 畑:果菜類

 4月末に我流の直播きをしたカボチャ。品種は九重栗EX。
 親蔓と子蔓1本の2本仕立てにしていますが、2番果も着けているので蔓は数メートル伸びています。


 蜂が飛んでいるので、1番果が結構自然に着果したようです。
カボチャは収穫した後、追熟して糖に転化してから食べるのがいいと言われますが、先日、著名産地の生産者の方が畑で完熟させるのが一番と語っていたので、1ヵ月半以上置いてみました。
 雑草が茂っているのはご愛敬。


 軸は縦にひび割れがたち、褐色になっています。日数が経過したので1番果が着いているあたりまでの葉は大分変色しています。
 この九重栗カボチャはホクホク感が非常に強く評判がいいので、何年か前から作っています。皮は緑が濃く鮮やかで光沢があります。実の形は先が少し尖り、ハート形のようになります。

 
 2番果も早いものは着果して1ヵ月くらいのものがあるので、軸も変色してきました。


 2本仕立てにし、さらに2番果まで着けているので、ここから先の収穫は、実の軸のひび割れと変色の状態をみて収穫していきます。
 少し極端なハート形のものを採ってみました。

 半分に切ってみました。


 こちらは6月末に種を播いた遅穫り用のカボチャ。

 こちらも2本仕立てするように誘引しました。白爵という品種。昨年は別の品種でした。しばらくぶりの品種です。貯蔵に向く品種なので、収穫後、冬至までもたせます。


トマト連続摘芯栽培は第9花房が開花し、3本目を捻枝

2019年08月07日 | トマト連続摘芯栽培
 
トマト連続摘芯栽培は第9花房が開花しています。そして、3本目の捻枝を行いました。昨年と比べると大分遅れています。
 最初に捻枝した第1基本枝に着いている第2花房は収穫がほぼ終わり、収穫の中心は第3花房です。
 この株は、第1基本枝の第2花房がまだ1個残っています。その下に第3花房。
 上の方に2本目に捻枝した第2基本枝の実が見えています。

 反対側から見ると、第2基本枝に上から第4、第5,第6花房と着いています。

 この上、誘引している茎の第7花房の下のところで、捻枝しました。そして第8花房、その下に開花しているのが第9花房。


 別の株で見てみます。
 第1基本枝の第2花房の収穫は終わり、第3花房が2個残っていますが、間もなく収穫です。

 反対側の第2基本枝は第4、第5,第6花房と着いています。第6花房はうまく着果していないようです。この第6花房は今年初めて着けてみたものですが、第7花房と開花がすっかり重なったため、うまく着果しないものが出るのは織り込み済みです。

 上の第7花房の下のところで、捻枝しました。そして花収まりしていない第8花房、その下に開花しているのが第9花房です。

 支柱に誘引されている枝の第10花房はまだ開花していません。
 連日の真夏日で、次々と熟れてきます。第2花房から第5花房までほぼ順調に着果し、いい実が着いているので、しばらく最盛期が続きます。
 第1基本枝側から見ると、赤くなっている実が目立ちます。


 第2基本枝側から見ると、よく着果し、順調に肥大しているのが分ります。


 トマトは差し上げてもあまり迷惑がられることはないようです。


今年のイネは穂が綺麗に出揃う

2019年08月06日 | 田んぼ
 
 イネの穂がすっかり出揃いました。
 こちらは、家のすぐ前の田んぼ。

 以前予想したとおり、先月末から出始め、8月5日には出揃っています。出穂期は半数の穂が出た時だそうなので、8月2、3日でしょうか。
 こちらの田んぼもよく揃っています。

 花収まりした穂もかなり見られます。

 当地方は7月に平年を大幅に下回る低温と日照不足が続きました。アメダスデータをみると、特にこの辺りの天候が特異的に悪く、深刻な冷害が懸念されました。
 幼穂形成期の7月5日以降1週間くらい危険な気温が続き、特に7月10、11日は最低気温が12℃台と極端に下がり、これがどの程度ダメージを与えているのか心配でした。
 その後、低温に最も弱いといわれる花粉ができる減数分裂期、いわゆる穂ばらみ期は低温障害を受けるかどうかギリギリの日が続きました。
この時期、一日の平均気温が20℃以下又は最低気温が17℃以下の日が数日続くと極めて危険とされます。
 7月22日までの10日間のアメダスデータをみると、最低気温が17℃を割った日はありませんが、平均気温20℃以下の日が5日あり、低温障害を受けるかどうかのボーダーラインだったのです。この頃、我が家の田んぼも減数分裂期まっただ中にありました。しかし、何とか耐えてくれているのではないかと希望的観測をしていました。田んぼのできるだけの深水管理はしたつもりです。
 その後、7月23日から徐々に気温が上がり始め、7月26日には真夏日となって、低温からは脱しました。以降、連続の真夏日となっています。
 穂の出る時期は好天に恵まれて、揃いは非常にいいです。
 こちらの田んぼも非常によく揃っています。

 低温障害さえ受けていなければ、授粉の条件としては文句ありません。

 一見したところ、正常に授粉しているように見受けられます。ギリギリで低温に耐えてくれたように思います。
 いま盛んに開花している穂です。イネの花は独特です。

 しかし、7月の低温日照不足の影響がどの程度のものだっかは、もう少し経たなければ分りません。お盆頃になればはっきりします。
 そして、これから1ヵ月余り、しっかりと稔るかどうかの大事な時期になります。心配の種は尽きません。