先月中頃からキキョウが咲いています。
キキョウのいいところは、その鮮やかな濃い青。
濁ったところがなくスッキリとした冴えた青です。これが絵になります。
これは、株立ちになっており、毎年密集して咲きます。終日日当たりがいいため早く咲いた花は、すでに枯れていますが、次々に咲いてきます。
残念なのは花持ちが余り良くないところでしょうか。次々と咲いてくるので、株としての花の咲いている期間は長いのですが、先に咲いた花は間もなく枯れてしまい、見栄えが悪くなります。枯れた花は摘んでやればいいのでしょうが。
これは、20年以上前、母が生前植えたものですが、株の由来は分りません。
こちらは、少し離れたところにあります。
こちらは、午後日陰になるため、少し遅れて咲きます。自然に実生で増えたものか。
庭とは言えませんが。
キキョウは、この辺りの野山に行っても、自然のものはほとんど見かけなくなりました。昔は、お盆の頃になるとキキョウやオミナエシなど、自然の花を摘んで供えたような記憶があります。
キキョウは根が漢方薬にもなり、秋の七草の一つでもありますが、秋になる頃には花が終わってしまいます。ですが、今年の立秋は8月8日ですから、間違いなく秋の花なのでした。