里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

伊豆沼の一面見事な蓮を愛でる

2019年08月16日 | 小旅

 今日は送り盆です。送り火を焚くお宅も多いと思いますが、我が家ではそのような習わしはありません。そもそも浄土真宗では、お盆にご先祖の霊が帰ってくるとは考えないので行わないのですが、この辺りの一般的な風習として行われてこなかったようです。
 ところで、お盆の頃になると、ちょうど蓮の花が咲きます。仏様の台座に蓮華をかたどった台座が使われるなど、蓮の花は、仏教との縁を連想させます。盆棚に蓮の花や葉を飾るお宅もあると聞きます。
 先日、ひまわりの丘を訪ねた後、その足で宮城県栗原市の「伊豆沼・内沼はすまつり」を訪れたので、お盆に合わせここに記録します。

伊豆沼・内沼は約400haに及ぶ東北最大の低地湖沼で、ラムサール条約に登録されている貴重な自然資源の宝庫です。冬は白鳥やマガンなど多くの水鳥が飛来することで有名ですが、夏は沼一面にハスの花が咲き誇ります。

 前回訪れたのは10年ほど前になるでしょうか。過去には、洪水などで絶滅の危機にさらされたこともあったようですが、そのたび地域の方々の努力で復活してきたのでした。
 はすまつりは8月末まで開催されています。
 小型遊覧船に乗って、湖面いっぱいに咲く蓮の花を間近に見ることができます。乗り場は3カ所にあるのですが、今回は中央に位置する若柳から乗船しました。


 船頭さんの話しでは、今年は開花が遅れたそうです。一番の花盛りには少し早かったようですが、十分に堪能しました。沢山のピンクの大きな花を愛でることができました。









 近くには 宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターがあります。


 ラムサール条約の登録湿地となった伊豆沼・内沼の自然や渡り鳥の生態などを紹介しています。


トマトを水墨画で描く

2019年08月16日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 トマトを水墨画で描きました。
 今のトマトは、形が整って綺麗なトマトが多いですが、昔はもっと凹凸があったような気がします。もちろん、今でも形が乱れたもの、空洞のものなど発生しますが、昔の品種ほどには出ないように思います。
 色んな角度のトマトを、側筆を思い切って使い、敢えて濃淡をそのままにして、昔ながらのトマトの雰囲気で描いてみました。