里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

お盆には提灯を飾る

2019年08月14日 | 暮らし


 この辺りでは、今日がお盆の墓参りの日です。
 早朝に墓参りしてきました。
 13日の昨日が盆の入り。迎え盆とも言われ、迎え火を焚いて先祖の霊を迎えるというお宅も多いと思いますが、我が家では昔から迎え火を焚く習わしはありません。
 お盆といえば、地獄の釜の蓋も開くなどと言われ、先祖の霊が帰って来るとされて、様々な風習がありますが、そもそも浄土真宗では、先祖の霊が帰るという概念はなく、お盆だからといって特別なことをする必要はないそうです。
 しかし、昔は盆棚を設け、普段とは違うお供え物をして飾り付けたものです。今は改めて盆棚は設けていませんが、少々のお供え物はします。また、盆提灯を飾る風習はずっと続いています。この辺りでは、昔から、親戚間で初盆の折りに盆提灯を送る習わしがあります。昔は仏壇の前に提灯をいくつか吊していたものでした。
 現在は、このように立てるタイプの盆提灯を二つ置いています。
 これは昨晩。昔から13日の夕方になると盆提灯に明かりをともしていたので、迎え火の代わりと誤解していました。



 お盆にはご住職がお出でになりますが、このような習わしについては何もおっしゃいません。歴代のご住職が、地域の風習は尊重すべきものとのお考えだったのでしょう。
 今日は例年通り、何人かの来客があるはずです。