里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

キュウリは孫蔓の勢いがいい

2019年08月22日 | 畑:果菜類

 今年のキュウリは勢いが衰えません。
 収穫は2ヵ月を経過しました。子蔓の収穫はほぼ終わりました。
 これからは孫蔓からの収穫が中心です。勢いがいいのでひ孫蔓からの収穫も期待できます。
 この畑は、風当たりが強いので、例年2、3度、風で傷められることが多いのですが、珍しく今年はありません。先日の台風10号も大したことなく通過しました。
 親蔓はもちろん子蔓もほとんど摘芯されていますが、このような勢いのいい孫蔓が上下まんべんなく伸びています。


 孫蔓はそのまま伸ばすのが基本ですが、地べたに付きそうなものやあまりに混みすぎるところは、間引く程度にピンチします。終盤戦は見てくれよりも勢いのいい蔓を伸ばして弱らせないようにした方が得策のようです。
 積極的に行うのは摘葉です。
 すでに主枝の大きな葉はほとんど摘み終わりました。随時、子蔓の葉も摘んでいますが、子蔓の葉は親葉のように大きくないので、はっきり枯れたり黄色くなった葉を掻いています。



 例年、子蔓の収穫最盛期を過ぎると、成り疲れから孫蔓の伸びが抑えられ、いったんは収穫もぐっと少なくなるのですが、今年はほとんどそれがありません。
 支柱の内側には、実が沢山ぶら下がっています。


 塩漬けのキュウリがどんどん増えて、助っ人も音を上げています。佃煮も作っていますが、これは最近大分普及しているようです。少しでも形の悪いものは見つけ次第摘果していますが、それくらいしか手立てがありません。
 風でやられることも想定して6月末に遅まきのキュウリを直播きしていますが、こちらも高温続きで伸びが早く、親蔓はピンチが終わりました。


 こちらも穫れ始まってきたので大変です。

 パイプ支柱の左側が5月13日植えのきゅうり、右側が6月28日播きのきゅうり。
 遠目には同じキュウリに見えるようになってきました。


トマト連続摘芯栽培は第11花房が開花し、収穫は第5花房

2019年08月21日 | トマト連続摘芯栽培

  トマト連続摘芯栽培は4回目に捻枝した第4基本枝の第11花房が開花しています。収穫は第5花房が中心ですが、間もなく終わります。
 この株は、第1基本枝までの3花房は収穫が終わっています。今赤くなっているのが、2回目に捻枝した第2基本枝の第5花房で、間もなく収穫が終わります。上に収穫の終わった第4花房の跡、その下にまだ青い第6花房が着いています。

 反対側に垂れているのが3回目に捻枝した第3基本枝。第7,第8、第9花房と着いています。その下に、おまけに着けた花房があります。下には1回目に捻枝した第1基本枝があります。葉掻きをしたのですが、よく見えないようです。

 上の方に4回目に捻枝した第4基本枝に第10花房が着果し、その下に第11花房が開花して実も留まっています。


 こちらの株も今赤くなっているのが、第2基本枝の第5花房で、間もなく収穫が終わります。上に収穫の終わった第4花房の跡が見え、下には第6花房が着いています。


 反対側に垂れているのが第3基本枝。第7,第8、第9花房と着いていますが、第8花房はうまく着果しなかったようです。そして、おまけに着けた花房があります。下の方には葉掻きされた第1基本枝が見えます。


 上の方に第4基本枝の第10花房が着果し、その下に第11花房が開花しています。


 全体を第1基本枝側から見ると、最初に捻枝した第1基本枝は収穫が終わり、葉かきをしました。3回目に捻枝した第3基本枝が垂れて、第7、第8、第9花房と着いています。その下には花収まりしていないおまけの花房です。


 2回目に捻枝した第2基本枝側から見ると、第5花房が赤くなり、間もなく収穫が終わることが分ります。次は第6花房の収穫となるのが普通ですが、第3基本枝の第7花房と開花期が重なったので、条件のいい第7花房の収穫の方が先になりそうです。


モロヘイヤを盛んに摘み取る

2019年08月20日 | 畑:葉菜類

 モロヘイヤが最盛期になってきました。
 これは5月20日に直播きしたもの。少し密植ですが、10数株作っています。



 モロヘイヤを直播きする人はあまりいないと思います。温度が低いと発芽しませんし、小さいうちは弱いので、他の人にはお勧めしません。
 私の場合は、苗作りを省略したいがための直播きです。かなり前から作っているので、経験上、発芽しにくいのと少々欠株になるのを織り込んで作っています。



 芯を摘むとわき芽が次々と伸びてきます。今年は親の芯摘み(収穫)が少し遅れてしまいました。今、わき芽を盛んに収穫するようになってきたので、これから、しばらく収穫最盛期がつづきます。



 収穫が遅れると、硬くなってくるので、葉を数枚付け15~20センチで摘み取ります。


 モロヘイヤは、エジプトの王様が病で苦しんでいたときに、モロヘイヤのスープで治ったという話しがあり、「野菜の王様」と言われるそうですが、私も大好きです。


 ビタミンが豊富で、ほうれん草の何十倍とか言われるようですが、味に癖がなく、おひたし、天ぷら、和え物など何でも合うと思います。
 私が好きなのは、サッと湯がいた後、シンプルに包丁で細かくたたいてとろみを出し、だし醤油で味を整えて、ご飯の上にのっけて食べるのが一番。
 夏の食欲の落ちたときに、これで元気が出ます。

イチジク「蓬莱柿」を摘芯する

2019年08月19日 | 畑:果実類

 イチジクの摘芯をしました。 
 品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」で、植えて6年目になります。昨年は10月に結構まとまった収穫ができました。
 秋果専用種で晩生のため、この辺りでは収穫始めが9月末くらいになり、昔からあった在来種に比べると相当に遅く、熟してくれるのかとやきもきしてしまいます。
 現在は、木の勢いはすこぶる強く、枝は伸びています。今年は特に肥料をやっていないので、植える際に大きな植え穴を掘り、堆肥や土壌改良材などを十分に入れたことによるものでしょうか。少々茂りすぎのように見えます。

 自己流ですが、剪定やカミキリムシの退治などそれなりに管理はしてきました。
 昔からあった在来種の時は、こんなに茂らなかったので、特別なことはしなかったのですが、葉を15~17枚で摘芯し、枝の間引きも少々やってみました。
 こちらの木は枝数も伸びもかなりのものです。


 作業の後ですが、もっと枝を透かせるべきなのかもしれません。


 こちらは一番茂っていない木です。


 同じように行いました。


 果実はそれなりに成っているようです。


 枝の先の方にもほんの小さな実が確認できますが、どの辺までものになってくれるでしょうか。収穫始めにはあと1ヵ月はかかるでしょう。


 これは、近隣のイチジク。
 枝も余り伸びず、節も詰まり、実もかなり大きくなっています。


 9月早々には収穫になりそうです。我が家に昔からあった在来種と同じようです。


 ところで、近年、当県の研究機関の調査研究によれば、当県で昔から在来種として作られてきたイチジクは全て「ブルンスウィック」という品種であることが分ったそうです。我が家にあったのも正にこれでした。

トウモロコシを水墨画で描く

2019年08月18日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 トウモロコシを水墨画で描きました。
 モチーフはもちろん我が家のトウモロコシ。最初は2、3本描くつもりでしたが、思い切ってドンと1本だけにしてみました。
 線描きは使わず、側筆を使い、墨の濃淡で表現してみました。水墨画では没骨(もっこつ)法と言われています。筆の腹をうまく使って描く必要があります。
 穫れたてのトウモロコシの新鮮さを出したかったのですが。