経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【一口情報】 「老いる都市」への対策の必要性

2016-01-01 20:32:00 | ◇経営特訓教室

■■【一口情報】 「老いる都市」への対策の必要性

 先日、世界における高齢化速度の問題と当ブログで採り上げましたところ、温かいコメントをいただきました。

 期せずしてNHKで飯野奈津子解説委員が「老いる都市にどう備える?」というテーマでお話をされていました。その内容は、さらにこの問題の深刻さを私たちに示唆してくれていますので、アウトラインをご紹介したいと思います。

 今、日本の人口のおよそ4人に1人が65歳以上の高齢者です。急速に高齢化が進む中で、老いへの備えを急がなければならないのが、大都市とその周辺の地域です。今夜は、これから老いが進む都市でどんな備えが必要なのか、考えていきます。

 これまで高齢化といいますと、若い人たちが都市部に働きに出て、過疎地に取り残される高齢者の問題に目が向けられてきました。しかし、これから問題に直面するのは、大都市とその周辺地域です。

 東京や大阪などの大都市には、高度経済成長が本格化した1960年代以降、地方から若い人たちが移り住んできました。

 高齢化率を色でマッピングしますと、60%以上増える赤色や40%以上増えるオレンジ色が大都市とその周辺地域に目立ちます。そして、それらの地域では医療と介護の必要性が急速に高まっていきます。

 これは、東京を中心とする首都圏で医療と介護の需要がどれくらい増えるのか、推計したものです。2035年の介護の需要は2010年の1.8倍、医療は、若い世代の人口が減る分伸びは抑えられますが、1.2倍程度とされています。

 しかし、都市は地方に比べて地価が高く施設を増やすにも限界がありますし、何より、これから働く若い世代が減っていきますので、人材を確保するのも難しくなっていきます。

 では具体的にどう取り組みを進めればいいのでしょう。

 注目したのが柏市と団地を運営するUR都市機構、柏にキャンパスを持つ東京大学です。3者が連携し、高齢社会への対応を探る企業や地域住民も巻き込んで、長寿社会のまちづくりのモデルを作ろうと動き始めたのです。

 そして、もう一つの取り組みが、在宅で医療や介護サービスを受けられる体制を整えることです。

 かかりつけの主治医や副主治医・訪問看護師やヘルパーなどが連携して患者と家族を支える仕組みです。負担を軽減できますので、在宅医療に消極的な医師にも参加してもらえるからです。在宅ケアに対応できるよう研修を積み重ね、職種間の連携を確実にするために患者の情報を共有するシステムも開発しています。

 高齢者個人が健康を考えて仕事をするとか、訪問診療してくれる医師を捜すとか、そんな個人レベルのことでなく、地域全体で長寿社会を見据えた仕組みを作ろうとしています。プロジェクトをリードする東京大学の存在など、条件に恵まれているところはありますが、この取り組みが他の地域の再生にも応用できるのではないでしょうか。
高齢者を雇用するだけでなく、患者の情報共有システムの開発などにも企業が力を発揮しています。地域住民への説明を繰り返し、住民が参加していることです。

 まだまだ打つ手があるにもかかわらず、対策が後手に回っているような気がします。


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■■【経営コンサルタントの独り言】 財政破綻からの回生

2016-01-01 20:05:58 | ◇経営特訓教室

■■【経営コンサルタントの独り言】 財政破綻からの回生

 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 その協会の会員の声を毎週火曜日12時に、ブログを通じてお伝えしています。

 

財政破綻からの回生


 夕張市は財政破綻と高齢化で全国的に有名になってしまいましたが、財政破綻によって病院がなくなっても、返って幸せに暮らせる状況を創りだしつつあるようです。

「医療崩壊のススメ」(http://logmi.jp/19478) 過激なタイトルの記事ですが、

1.積極的に運動や体操を取り入れて生活習慣病で医療の世話になる機会を減らす。

2.高齢になって癌の宣告をされても治療や手術は受けない、普通に生活して死期を迎える。

 財政が破綻して、お金に頼れない故に出てきた生活スタイルの見直しは、膨張一途の医療費・社会福祉費に歯止めを掛ける先駆的な取り組みであり、財政負担に苦しむ市町村の良きお手本になるかと。

 今年も既に師走、忘年会シーズン到来です。北の方からは降雪の便りが飛んできますが、こういう季節こそ心を通わせ、温かい気持ちで年末年始を迎えたいものです。


【筆者】 石原 和憲 先生


  新環境経営研究所所長
  日本経営士協会登録経営士、横浜経営支援センター センター長
 大手事務機器メーカーに永年勤務後、経営コンサルタントとして独立。
 「21世紀の環境経営を実現する技術コンサルティング ~地球環境に優しい21世紀のモノ作りを実現すべく、リスクマネージメントの視点で企業経営を支援する~」という理念の基にご活躍


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【 注 】

 原稿時期と季節感やタイミングが合わないことがあります。原則として筆者の現行通り掲載しますが、前述の理由等から、発行者が、文章を変更した部分もありますが、ご容赦くださるようお願いします。

 

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 日本最初の経営コンサルタント団であります日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の干渉を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 

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■■【年頭のご挨拶】 2016年迎春

2016-01-01 15:48:01 | ご挨拶

■■【年頭のご挨拶】 2016年迎春

 新年あけましておめでとうございます。
 
 昨年は、ISを始めテロが多発したり、新興国経済の減速が世界経済に大きな影響を与えたり、環境問題の深刻さを少しずつでですが、世界全体が認め始めてきました。
 
 2016年は、マイナンバー制度の発足、TPPの影響の走りが出現、参院選と選挙権の引き下げ等々、いろいろな面での変化や影響がでてきます。
 
 世界経済は、新興国経済の減速に加え、原油価格の変動の影響は無視できないでしょう。アメリカ経済は、概ね順調に来ていますが、障壁も懸念され、ドル高基調に偏重も懸念されます。金利の段階的な上昇も、新興国やその他の国への影響が大きいだけに慎重な判断が求められます。
 
 ヨーロッパは、ユーロ関連問題やテロなどがどのように世相に現れてくるのか気になります。GDP第二位の中国は、ますます存在感を増してくるでしょう。
 
 マイナス面のみを心配するのではなく、それをプラス思考で、創意と工夫をすれば、明るい展開が可能と考えています。経済や社会の動向を理由にせず、一人一人、一社一社が、独自性を発揮すれば、マイナス要因をプラスに転換できると考えています。明るい世の中になりますよう、皆で一層の工夫と努力をして参りませんか。
 
 このような時代背景の中、1月は、下記のような発行スケジュールでお届けして参ります。
 
◇ 早朝便
 
 毎日、【今日は何の日】をお届けします。一年365日、毎日が何かの日です。季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。
 
◇ 朝刊
 
 日曜日  一週間を振り返る(前週の後半)
 月曜日  経営マガジン
 火曜日  経営に関する情報
 水曜日  経営・経営コンサルタント情報
 木曜日  時事情報
 金曜日  経営に関する情報
 土曜日  一週間を振り返る(前週の前半)
 
◇ ランチ版
 
 月曜日  新米経営コンサルタント起業日記
 その他  今週のトピックス(休刊になる日もあります)
 
◇ 夕刊
 
 経営者・管理職+コンサルタントに関する各種情報
 
 健康が続く限り、毎日複数本のブログをお届けして参りますので、倍旧のご愛読をよろしくお願いします。
 
お勧めブログ 全  般 毎日ブログを発行、その中の今週のお勧めブログ紹介

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◇ 12月31日(木)のつぶやき 年が変わりました

2016-01-01 08:21:14 | ブログでつぶやき

■【今日は何の日】 大晦日 12月31日 一年365日、毎日が何かの日です。季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。 goo.gl/d9JO8b


ブログを更新しました。 『■■【今日は何の日】 大晦日 12月31日』
ameblo.jp/keieishi17/ent…


■ 12月30日(水)のつぶやき 大祓 ■ 毎日複数のブログをお届けしています。ご興味ありそうなテーマを是非ご覧下さい。 goo.gl/SYTHNC


ブログを更新しました。 『■■【木曜のマガジン】経営とコンサルティング情報 12月31日』
ameblo.jp/keieishi17/ent…


■■【木曜のマガジン】経営とコンサルティング情報 12月31日 keieishi.blog.fc2.com/blog-entry-800…


■■【ひとつ上のパソコン活用】 ウイルス感染を目的としたばらまき型メールに警戒を keieishi.blog.fc2.com/blog-entry-796…



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■■【今日は何の日】 元日 1月1日

2016-01-01 07:34:23 | 今日は何の日

■■【今日は何の日】 元日 1月1日

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 1970年代以来の経営コンサルタント経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を毎日お届けしています。


【今日のブログ】 ←クリック

 本日お届けした、その他の記事が掲載されています。



 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。
 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

今月の今日は何の日】     【今日は何の日】の今月分を月単位で閲覧できます

 

 今日は何の日    1月1日
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 あけましておめでとうございます。

 旧年中は、当ブログをご愛読下さりありがとうございました。

 本年も毎日複数本のブログをお届けするつもりです。倍旧のご訪問をお待ちしています

 

 
【今日の写真】 朝日をバックにした東京スカイツリーの遠景

 東京・文京区内の散歩の途中で、東京タワーとスカイツリーの両方が見える坂で朝焼けの東京スカイツリーを撮影できました。


↑ クリック
 初詣は、近所の北野天満宮、通称北野神社に行ってきました。

「天満宮」という名称からもわかるように学問の神様として有名な天神様「菅原道真」公がお祀りされています。
 

■ 元旦

 元旦と元日の違いを知らない人が意外と多いようです。「元旦」というのは「元日の朝」のことをさします。従って、年賀状に「1月元旦」というのは重複表現になります。

 真偽の程は定かではないですが、元旦の「旦」という字は、水平線を昇る太陽からこの字ができたと聞いています。

 年賀状に「賀春」とか「新春」というように「春」という字が使われますが、太陰暦の正月が春の初め、すなわち「立春」であることから、まだ冬のさなかであるにもかかわらず「春」という字が使われるようです。


■ その他
 初詣(はつもうで) 新年に、新年の無事と平安を祈願するために、初めて神社・寺院等に参拝する行事
 歳旦祭(さいたんさい) 宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)に年始を祝う祭祀
◇ 修正会

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■ 聖徳太子

 574年1月1日(~622年2月22日)に聖徳太子が誕生しました。天皇にならなかった著名な皇族の一人です。十七条の憲法は誰もが知っています。

 十七条の憲法は、聖徳太子が造ったのではないという説もあるようです。これを読みますと、われわれのビジネスに対する基本姿勢にも大いなる示唆があります。一度お読みになることをお勧めします。

【Wikipedia】聖徳太子(しょうとくたいし)

 聖徳太子(しょうとくたいし、敏達天皇3年1月1日(574年2月7日) - 推古天皇30年2月22日(622年4月8日))は、飛鳥時代の皇族。政治家。用明天皇の第二皇子。母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)。
 推古天皇のもと、摂政として蘇我馬子と協調して政治を行い、国際的緊張のなかで遣隋使を派遣するなど大陸の進んだ文化や制度をとりいれて、冠位十二階や十七条憲法を定めるなど天皇を中心とした中央集権国家体制の確立を図った。また、仏教を厚く信仰し興隆につとめた。

 十七条の憲法は、今日の会社経営においても示唆を得るところがたくさんあると思います。一度お読みになることをお薦めします。

 【 注
「今日は何の日」「今日の人」は、Wikipedia、富山いづみ氏のサイト、他を参照し、独自に記載したものです。従いまして、当サイト及びブログ等々に関しては、無断複製転載及び模倣を固くお断り申し上げます。

 

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