【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月23日 管理とは、”温かい”もの
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
昨日の長時間にわたる研修で喉を酷使したので少々心配でしたが、本日の経営者・管理職向けのオンライン・ミニセミナーでは、なんとか、次のようなお話をすることができました。
■ 1-09 管理とは、”温かい”ものなのです Aa11
“真”のプロビジネスパーソンにとって重要なことは、自分の仕事に精通し、自分が自信を持てる専門分野を持ち、それおける知識や経験が豊かであることはいうまでもありません。
【心 de 経営】ということを理解し、それを日常活動の根幹となし、“真”のプロ・ビジネスパーソンとしての思考や判断ができ、業務を遂行できなければならないと考えています。
そのためには、管理とは何かという、正しい認識が必要です。
しかし、「管理」という言葉の響きとして、「管理されている」とか「管理社会」などという、冷たいイメージがあります。
「管理とは、仕事をしやすい環境を作り、仕事をしやすい条件を整え、結果として業績に結び付けること」です。
管理職にとっての管理とは、「部下が仕事をしやすくするように、環境・条件作りをする」ことなのです。
社員、一人一人にとっては、「自分が、効率よく仕事ができるように、上司や関係者と連携して、仕事をしやすい環境・条件をつくること」なのです。
すなわち、管理とは“温かい”ものなのです。
けっして、管理職が部下の尻をたたいて、高いノルマを達成するような行為ではないのです。
管理が、キチンとなされているということは、経営資源を有効に活用し、PDCAなど管理に関連することを、バラバラに実行するのではなく、それらを連携させて、効率や効果を高めていることになります。
その結果、業績向上に結びつけられ、経営品質の高い企業として発展して行くのです。
すなわち、管理とは、
内外の時代変化を先読みし、
発展的P-D-C-Aを継続し、
計画との差を明確にし、
その対応策をノウハウとして蓄積し、
仕事のしやすい環境・条件づくりを通じて、
機会損失を最小限に抑え、
組織で活動し、
仕事の効率を最大限上げるために
これらを有機的に連動した行動
のことをいいます。
別の表現をしますと、「先見性」を持ち、管理の基本の「継続性」ある運用を通し、常に管理会計的な管理手法により「計画と実績との差異分析」がなされていなければなりません。
その中から、自社のノウハウといえるものを「蓄積」してゆきます。
管理とは何かを正しく理解するという「基本重視」の姿勢で、「機会損失」を最小限に抑えます。
それを実現するには、全社員のベクトルをあわせた組織的活動により、業務遂行の「効率」を重視します。
ただし、これらがバラバラに運用されるのではなく、相互連関させ、有機的に連動した、「総合性」をもった、管理の仕組みでなければならないのです。
換言しますと、教育や管理手法を駆使して、経営資源の良質化を図り、それを有効活用して、結果として業績向上に結び付けられてこと、管理が、適性に行われていると言えるのです。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 思い込みが悲劇に通じる 823
飯盛山に立てこもった白虎隊の士中二番隊員達が、なぜ鶴ヶ城が炎上したと錯覚したのはなぜなのか私には分かりません。若さからの思い込みなのかも知れません。
我々は、思い込みで判断してしまうことがままあります。経営コンサルタントという職業柄、そうあってはならないと思いつつも、先入観を振り払うことは難しいです。
「WHYを5回繰り返す」ということがよく言われますが、思い込みを排除するためには有効な方法の一つです。
クリティカル・シンキングでは、現状をそのまま容認せずに「Why so? や So what? を繰り返す」という原則があります。
これも併せて実践されるとよいのではないでしょうか?(弊著「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本(秀和システム)」参照)
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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- 【経営コンサルタントのお勧め図書】「貧しい国」日本から脱却 給料の上げ方 2308
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