経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【心 de 経営】『書話力』を高める  7111 テーマの選び方・話し方は目的に応じて変わる

2025-01-09 12:03:00 | 【心 de 経営】 表現力を高める

  ■【心 de 経営】『書話力』を高める   7111 テーマの選び方・話し方は目的に応じて変わる       


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-710 〃話のタネ〃 テーマ・話材の選び方


 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
  ■7111 テーマの選び方・話し方は目的に応じて変わる
 ビジネス界では、『時間要素』ということを常に意識していなければなりません。多忙で、毎日、時間と競争している人が多いからです。
 相手が結論を急ぐ人の場合には、既述の通り、まず結論を端的に話し、持ち時間に応じて説明の濃度を変えて話すということは基本でしょう。
 相手の理解度に応じても、話す内容やレベルを考える必要があります。一般的な幼稚園の子供に対して話す場合と、専門性に長けた人に話す場合には大きく異なります。このように、相手に応じて、話し方やその内容、ストーリ順序、強調点などは異なってきます。

 聞き手側が表現豊かであったり、感覚の鋭い人であったりするときに、私が利用するのは、「相手がイメージ化・映像化しやすい表現法」というやり方です。
 それは、聞き手の五感に繋がるように表現することです。例えば、「やや大きめの緑色のナットで締め付けてあるので、ナットが緩むことはほとんどありません」というように、私達がしばしば表現するような説明で終わらせないことです。
 「やや大きめの緑色のナット」ではなく、「経が12mmの六角で、厚みは3mmと薄く、若葉にくすみをかけたような、本体と同系色で目立たないようなメッキをしたナット」というように視覚や精度の解るデータを付加して話します。
 後半部分も、「トルクレンチで所定の○○の締め圧で、ダブルナット締めをし、逆絞めトルクは△△にして絞めてありますので、ナットに緩みが出る確率は1%もありません」というようにします。説明は少々長くなりますが、故障回避や精度を出すために、細心の配慮をしていますと言うことを言外に伝えた表現法で成功している某精密機器メーカーもあります。
 このナットの表面はピカピカで、指を近づけるとそれが映るほどです。しかし、なぜピカピカにしているのか、その会社の技術者は、その場では、あえて説明をしません。お客様が、「なぜ、そのようにピカピカにメッキをかけるのですか」と質問が出てから始めて、自分の作戦に引っかかってきたなと内心思いながら、その目的・効能を話していました。
 このメーカーの技術者ように、五感やデータで話をするというのは相手に信頼感を持っていただけます。五感でも、例えば、形状や大きさ、材質、色をはじめ、データにも結びつけながら話すことにより、相手の受ける印象や理解度は大きく異なってきます。相手が、そのような詳細なデータを望んでいない場合には、「ナットを二重にして締め付け方向を逆にして、締め付けが緩まないようにしているのですよ」などと軽く流せば良いのです。

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月8日 ◇考え続ける人 ◇気乗りしない誘いを上手に断る

2025-01-09 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月8日 ◇考え続ける人 ◇気乗りしない誘いを上手に断る 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

1月8日 謎のアマゾン先住民族

 NHKのクローズアップ現代+という番組を見て驚愕しました。
 アマゾンの奥地に「イゾラド」と呼ばれる先住民が、文明社会とほとんど接触せずに暮らし続けているというのです。「イゾラド」というのは、“隔絶された人々”という意味を持つそうです。
 NHKでは20年前から記録し続けてきたそうで、そういわれますと以前に、そのような報道を見たような記憶がうっすらと出てきました。10年前を最後に異端姿を消したのが、2024年に、突如、再び、しかも100人を超える大集団で表れたのだそうです。
 彼等との有効的な接触ができましたものの、彼等が住む保護区に盗伐に入ったペルー人がイゾラドを射殺したりしたことが契機に険悪な関係になってしまったようです。お金のためなら法律で守られている保護区にも入って行ってしまうのですね。せっかく交流ができてきましたのに、悲しいことですね。
 今後、滅びてしまうのか、吸収されてしまうのか、どの様に展開するのか解りませんが、彼等の幸せを願います。

 ビジネスモデルは、時代とともに変化をしています。
 一方で、ビジネスパーソンのあり方の多くは、基本があまり変化をしていません。
 若手ビジネスパーソンの中には、基本を大事にする人がいて、仲間とともに,ビジネスパーソンとしての基本を身につけようとしています。
 その様な場に招かれ、定期的に講話をしてほしい旨を頼まれました。

■ 09 気乗りしない誘いを上手に断る

 多くの人が、「他の人から悪く思われたくない」「他の人と、うまくつきあいたい」という思いを持っていると思います。

 お恥ずかしながら、私も「ノー」といえない人間の一人でした。

「ノー」と言ったことにより、人間関係がこじれることことが多く、その面での失敗も何度も犯してきました。

 断りについては、全く自信のない私です。

 ある「気遣い」に関する本によりますと、気が進まない誘いを断るには、「ノー」と即答しないで、かつ相手が、拒絶感を持たないようにすることが肝要と書かれていました。

 また、たとえ断るにしても、「誘ってくれてありがとう」という言葉を、まず発するべきであるとも書かれています。

 その対応策事例のひとつとして、誘いに対する感謝の言葉を発しながら、スケジュール帳を拡げて、スケジュール確認をする動作をするのだそうです。そして、「ごめんなさい。その日は、別のスケジュールが入ってしまっていますので・・・」と、やんわりと断るのが良いらしいです。

 私は、早速、その手を使ってみたのですが、それにより先方の誘いに対する拒否の意向を示したのです。

 多くの人が、それにより、こちらの意図を察してくれるのですが、ある人は、「それでは、○○日はどうですか」と切り返してきました。

 実は、その日は、スケジュール変更ができない、以前からのアポイントが入っていましたので、その旨を伝えますと、「いつなら大ジョブですか?」と言われてしまい、結局、不本意ながら、行かざるを得なくなってしまいました。<笑い>

 そのことがあってから、戦術を変更しました。

「誘ってくれてありがとう。私も、へたの横好きで、その方面にもかつては足を運んだこともあります。でも、終活期に入り、少しずつ、趣味範囲を狭めてきていますので、せっかくのお誘いですが、遠慮させてください」とはっきりと言うようにしています。

 相手も、こちらの終活という立場を理解してくれ、それ以上深入りをしてこなくなりました。

■【今日のおすすめ】

 【話材 ブログでつぶやき】 考え続ける人は成長する

 「考える人」は、ロダンの作品。

 上記リンクでは、「考え続ける人」についてお話してます。

 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 1月9日 西本願寺報恩講 とんちの日 【きょうの人】 了誉上人

  ■【きょうの人】 0109 ■ 浄土真宗本派 親鸞聖人 浄土宗の開祖

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 伝通院は家康の生母の墓がある寺 108

 伝通院は、東京都文京区にあり、家康の生母の墓がある寺です。秀忠の娘、千姫の墓もあります。

 このお寺は、臨済宗です。

 臨済宗は、曹洞宗、日本達磨宗、黄檗宗、普化宗とともに日本の禅宗の一つです。

 歴史的にみますと、臨済宗は鎌倉幕府や室町幕府との結び付きが強く、室町文化は臨済宗の文化と言っても良いほど大きな影響を与えました。

 京都五山も鎌倉五山も、全て臨済宗の寺院で占められていることからも臨済宗が強かったことがわかります。

 戦国時代に入りますと衰退気味となりましたが、江戸時代に白隠禅師によって再建されました。

 臨済宗の特徴の一つが、法嗣という師匠から弟子へと悟りを伝達することで今日にまで受け継がれてきています。

◆ 「朔(さく)」とは
  陰暦では、月の第一日を「朔」とか「朔日(さくじつ)」といいます。
 令制が実施されていた頃は、「告朔(こうさく・こくさく)」といって、毎月一日に、天皇が大極殿に赴きます。諸司の奏する前月の行事や百官の出勤日数などをご覧になる儀式が行われました。
 朔をすぎて、夕方西空に初めて見える細い月を「新月」といいます。(【Wikipedia】をもとに作成)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【きょうの人】 0109 ■ 浄土真宗本派 親鸞聖人 浄土宗の開祖

2025-01-09 06:33:00 | 【話材】 きょうの人01月

 

  【きょうの人】 0109 ■ 浄土真宗本派 親鸞聖人 浄土宗の開祖

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 浄土真宗本派 親鸞聖人 浄土宗の開祖


 しんらん
  旧暦     承安3年4月1日 - 弘長2年11月28日
   ユリウス暦  1173年5月14日 - 1263年1月9日
  グレゴリオ暦 1173年5月21日 - 1263年1月16日


 浄土真宗の開祖「親鸞(しんらん」は、鎌倉時代承安3年4月1日に京都市伏見区日野に生誕しました。

  現在の新暦では、5月21日にあたることから、この日に誕生会(たんじょうえ)の儀式が行われます。

 「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、死後は平等に往生できるという浄土宗の開祖と仰がれた法然を師と仰いでいました。

  その教えを継承し、さらに高めて行くことに力を注いだといわれています。

  独自の寺院を持つ事はせず、各地に簡素な念仏道場を設けて教化する形をとりました。

  親鸞に関する文書がほとんどないことから、その生涯は不明確なことが多く、史実か伝説か判別できないのです。

 

浄土真宗(じょうどしんしゅう)とは

 大乗仏教の宗派のひとつで、浄土信仰に基づく日本仏教の宗旨で、鎌倉仏教の一つです。

 鎌倉時代初期の僧である親鸞が、その師である法然によって明らかにされた浄土往生を説く「真実の教え」を継承し、法然の考えを展開させました。親鸞の没後に、その門弟たちが、親鸞の跡を継いで、教団として発展させました。

 古くは「一向宗(いっこうしゅう)」「門徒宗」などと俗称され、徳川家康や織田信長を手こずらせました。

 宗名問題が起こり、第二次大戦後は、真宗10派のうち本願寺派が「浄土真宗」を称し、他9派も「真宗」を公称としています。

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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