危なかった

小清水農業公園の朝。
ゲートボール場に来たお爺さんと話をした。
ヤンベツ川の河口で大きな牧場を経営しているそうで、
「ウチの牧場裏でマスが釣れますよ」
「川で釣ったらいけないが、海の方に投げれば大丈夫、問題ありません」。

その気になって、ヤンベツ川の河口に行ってみると、釣り人が二人。
二人とも川釣りで、明らかな違法行為。
しかも一人は引っ掛け釣りだから、これは二重の違法行為になる。

看板の警告文は「河川内の釣りは違法」となっている。
河口から1キロ範囲が違法だと思うのだが、ここは河口から海に投げれば違法にならないのだろうか？
ウトロでは港内の川で釣っているし、紋別付近では大勢が河口から海に投げて釣っていた。
場所によって事情が違うようだ。

防波堤の端まで行くと、クルマのカミさんから電話が来た。
「おまわりさんが来て、そちらの方へ歩いて行ったよ！」
警官の姿はまだ見えないのに、引っ掛け釣りの人は、なぜか危険を察知したらしく、もう逃げ出している。
さすがにワルは逃げ足が早い。

クルマに戻ると、川釣りをしていた人が警官に説教されている。
対岸では車を乗り付けただけの若者が警官に怒鳴られ、「まだ何もしていないじゃないですか」と言い返している。
留守番のカミさんも職務質問を受けたそうだが、年の功でお咎め無し。
警官は「この暑いのに、110番通報があったので出動せざるを得ない」とボヤいていたそうだ。

危なかった。
お爺さん、話が違うじゃないですか！