kenharuの日記

自由気儘な旅を楽しみませんか。キャブコンならシニアの身体に優しい、疲れない旅が可能。詳細はブックマークからHPへ。

公園の半日

2013-05-23 | 野鳥
今日も穏やかな好天。
カミさんと二人で、お茶とオヤツを持参し、公園のベンチに座って午前中を過ごした。
ボクの目的は、コアジサシの狩りを撮影することだが、カミさんはボクのお付き合いである。

しばらく待つと、コアジサシが現れた。
池を見下ろしながら上空を旋回し、水面に浮いてくる小魚を探す。
キリリと美しい姿だ。


コアジサシは魚を見つけると、急降下して水に飛び込む。
ボクは、コアジサシが魚をくわえて飛び出す瞬間を狙う。
一瞬をとらえるのは難しいが、難しいから面白い。

これは遠すぎた。

解像度が悪く、露出は過剰。

これは近かったのだが、向こう向きに飛び出した。


コアジサシは、魚を捕まえると飛び去ってしまい、20分待たないと戻ってこない。
雛鳥か、抱卵中の伴侶が、巣で待っているのだろう。
鮮魚の産地直送便である。

彼の飛行速度は時速60キロ以上だろうから、巣は10キロ以上も離れていることになる。
20分という決まりが分かると、待つ方は楽になる。

これは惜しくもピンボケだが、


その直後に、オートフォーカスが追いついた。


カミさんとお茶を飲みながら、また20分を待つ。

これも、ちょっと遠すぎる。


目の前を通って、上空へと消えた。

待てば、また戻ってくるさ。

次に現れたのは、狩りの下手な別個体だった。
前のコアジサシは、旋回飛行から突然急降下していたが、今度のは、いったんホバリングしてから飛び込むので、魚を捕り逃がすのである。
カミさんが「これはきっと奥さんよ」と言う。
「うん、こいつは専業主婦だな」。

失敗ばかりしていたが、背景のきれいなところを飛んでくれた。

奥さんは狩りをあきらめて帰って行った。

公園のフェンスにとまっていたオナガ。

ここらでは珍しくないが、関西では見られない鳥である。

白い羽毛のあるスズメを見つけた。

これは珍しい。

池の餌場では、ガンのヒナが日向ぼっこ。

いい日和だな。

昼近くなったので、自宅へと向かった。
道沿いにポピー畑を見つけて立ち寄ると、「摘み取り自由」の看板があった。


帰り道には、わが家のお墓がある。
摘んだポピーの花束を、先祖代々の墓に供えて手を合わせた。
穏やかで、良い半日だった。
コメント (2)