kenharuの日記

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小鳥の声

2018-01-10 | 野鳥
今日の散歩で会ったジョウビタキ。

町なかの公園で良く見かける、お馴染みの小鳥である。
ナワバリを作る小鳥だから、同じ場所で待てば、何度でも会うことが出来る。

ジョウは「尉」という字で、白髪の意味。
ボクと同様、白髪頭のお爺さんである。
ビタキはヒタキの濁りで、火打ち石のこと。
ナワバリを主張する「カッ、カッ」という警戒鳴きが、火打ち石を打ち付ける音に似ていることから付けられた名前らしい。

ボクは数年前からジョウビタキの声が聞こえなくなっている。
原因は老人性難聴・・・「耳が遠くなった」のである。
両親も兄弟も、みんな加齢と共に耳が遠くなっている。
家系のせいである。

一般に、ヒトは加齢とともに高い音から聞こえなくなる傾向がある。
10代の若者にしか聞こえない高音域があるそうで、コンビニの駐車場に青少年が長時間たむろするのを防ぐために、若者にだけ聞こえる不快な音を流すという対策があるらしい。

ボクの場合、バードウォッチングを趣味にしているから、難聴の進行程度が早くから自覚できた。
小さい鳥ほど高い周波数で鳴く。だから、まず最初に小さな鳥の声が聞こえなくなる。
地鳴きするクチバシの動きが目に見えているのに、その声が聞こえない。
去年は聞こえていた小鳥の声が、今年は聞こえない。
日常生活にはさして支障がなく、バードウォッチングに出かけなければ気づかない程度の難聴でも、毎年確実に聞こえない鳥種が増えていくのを数えるのはやりきれないものである。
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