kenharuの日記

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ガチンコ相撲

2018-01-27 | その他
平幕の栃ノ心が優勝した。

ヒザの故障を克服しての快挙である。
横綱は一人になったが、今日も見ごたえの取り組みが多かった。

それにしても近頃の力士には同情を禁じ得ない。
独特な食生活と稽古で、相撲向きに肉体改造までしても、ケガをすれば力士生命はお終いになる。
「職業として相撲を撰ぶ」という感覚では、とてもやれるものではない。

気になるのは、近頃の激しいガチンコぶりだ。
数十年前の栃若時代の映像を見れば、今昔の違いがよく分かる。
昔はフワリと立ち会うのが普通だったし、土俵下に転落するような危険な取組みも少なかった。
しかし最近の立ち会いは、激しい頭突き、張り手、かち上げが普通で、血を見ることも多い。
嘉風の顔は、かち上げの傷や網膜剥離で人相が変わってしまい、見るからに痛々しい

年間6場所×15日という興行は、ガチンコの少ない時代に出来たものだ。
今日の相撲は「危険な格闘技」になっているから、かなりの無理を感じる。
6×15日制も気になるが、50センチほどもある土俵の高さも危ない。
力士を守るために土俵を低くしたらという話が出ると、非ガチンコ世代の幹部から「土俵は高い方が安全」「ケガは稽古不足が原因」という反対論が出るらしい。
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