kenharuの日記

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ロスガードの実力

2018-01-25 | 一条の家
ロスガードというのは、一条工務店が採用している熱交換換気システム。
屋外に排出する空気の熱を回収して、外から吸い込んだ新鮮な空気を暖める装置のことである。

説明書によれば、外気温0度で室内が20度の時に、外から取り込んだ空気の温度は18度に暖められるという。
このとおりなら、素晴らしい性能である。


たまたま今日の外気温や室温は、この説明書に似ているので、わが家の実態を調べてみた。

①まず今日夕方の外気温はほぼ0度で、リビングの室温は20.6度だった。

②次に玄関の天井にある排気口を、放射温度計で計測すると、20.4度だった。


③そして新鮮外気の吹き出し口を放射温度計で計測すると、18.6度だった。


いずれもが、ほぼカタログ通りの数値。
能書きに偽り無しで、立派なものである。


ところで、このロスガードの泣き所は、図体が大きいことだ。
なんと押し入れスペースの半分ほどもある。
装置の上部3分の1を写した画像がこれ。

左のパイプは取り入れた外気で、右に並んでいるパイプは暖められて各室に送られる空気である。
この写真の下方に巨大な熱交換器があるのだが、こいつのカラクリは意外に素朴である。

熱交換器の正体は、超々厚手のダンボールである。
ダンボールは波打った紙が何層も重なっていて、波の向きは一段ごとに直行している。
そして、暖かな空気と冷たい空気を、各層交互に通すことで、熱交換をしているらしい。
なるほど、空気をゆっくり通すほど熱交換効率が高くなるから、大型にならざるを得ないのだろう。
24時間全館暖房の光熱費が、前の家と同程度で済んでいるのは、このロスガードのおかげもあるようだ。

なお、紙を介しての熱交換だから、同時に湿気も交換される。
夏はエアコンで除湿された空気と、屋外の湿った空気との間で、湿気の交換が行われるらしい。
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