野鳥撮影は気楽なのが良い、そう思うようになってからは重い三脚を担いで歩くことがなくなった。
トシのせいでもある。
超望遠の手持ち撮影はブレやすい。
三脚を使わないとなれば、ブレを抑えるために少々重くても、大口径の明るい単焦点レンズが良い。
と考え、体力増強を兼ねて重いレンズを持ち歩くことにした。
それがこのセット。
手持ち重量の限界と思えるキャノン400ミリ F4 DOに、テレコン(1.4)とクイックシューを取り付けると、カメラ込み総重量はほぼ3.8キログラムになった。
この望遠レンズは焦点距離が400ミリなのに、特殊レンズ効果で現物(レンズ部分)の長さは240ミリぐらいしかなく、短いから振り回しやすい。
自分の体力では、これが手持ちの限界ではないかと思っている。
昨日がその初出動で、昨日ブログアップしたカワセミ画像がその成果である。
続けて今日も、散歩ついでの撮影テスト。
以下に3枚の写真を並べる。
モズ♂
ジョウビタキ♂
上空を舞ったノスリ
いずれも同率のトリミングとリサイズをしてある。
ジョウビタキは6枚撮った中の一番マシなやつである。
しかし3枚とも解像が甘すぎる。
1.4倍のテレコンのせいかもしれない。
実験で確かめたことがあるが、テレコンで倍率を上げて撮るよりも、無しで撮った画像をPC上で拡大した方が解像の良い絵が得られる。
だから、鳥撮りにおけるテレコンの存在価値は「遠方の小鳥を拡大してオートフォーカスを働きやすくしてやる」という点にあるのだと思う。
テレコンを使うかやめるか、しばらくは試行錯誤することになりそうである。
.