近所にこんな電柱がある。

赤テープは利根川氾濫時の想定水位で、青テープは新方川氾濫時の想定水位。

1.5メートルだと床上だが、3.5メートルだと2階まで浸水する。
わが家は平屋だから、どっちにしても逃げるしか無い。
越谷という地名に「谷」の字があるのは、低い土地だからである。
東京湾まで40Kmもあるのに、わが家の海抜は7メートルしかない。
ハザードマップの情報には、「低地なので、いったん洪水に見舞われると水が引くまで長い時間がかかる」という注意書きが添えられている。
川が氾濫しなくても、大雨が降るたびに内水氾濫で床下浸水するエリアが近所にある。
そこの住民たちは、大雨になると水位が上がる前に、一斉にマイカーを高い場所に移動させ、室内の備えをする。
わが家は過去数十年は無事に暮らせたが、どうやら危ない時代になった。
堤防決壊に至らなくても、その恐れが生じて避難所に退避するという事態はありそうな気がする。
年々体力が落ちているから、避難所暮らしに備えておくことにした。

リュックに避難所生活を想定した雑貨を詰め、寝袋を2つ準備した。
封筒型の寝袋は、寝具になるだけでなく、いろいろと便利である。
丸めたままだとクッションになるし、広げれば敷物になる。
2つを連結してダブルサイズにすれば、中に潜り込んで着替えも出来る。
なお、キャンピングカーで町を脱出するケースも想定して、非常時の避難経路を探索中である。
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