干してある蜂谷柿を食べたのは鳥だと思い込んでいたが、いくつか疑問が出てきた。
柿は居間の窓から見える場所に干してあるのに、食べる姿をまだ目撃していないのである。
これだけ食われたのに、食べにくる姿を一度も見ないというのは不自然だし、いまだにそれらしき鳴き声さえも聞いていない。
早朝かもしれないと、早起きをしたときに窓の外をうかがってみても、犯人は見えない。
しかし毎朝、確実に被害が増えている。
カミさんが「鳥ではないかもしれない」「鳥なら鳴き声ぐらいは出す」「それに食痕が鳥らしくない」と言い出した。
鳥は突いて食べるのに、まるで舐めとったかのような食痕なのである。
上半分の周囲を、同じ厚さで食べている。
しかもこの柿は、僕の作業場にぶら下げたものだ。
作業場は、膝の高さより上は周囲をふさいであるから、普通であれば小鳥は入らない。
とうとう、被害は柿の半数にまで及んだ。
ここに至って「真夜中の犯行」という気さえしてきた。
真夜中なら、犯人は鳥ではないことになる。
そんなバカな。
とにかく、なんとかして犯行現場を押さえなければと思っている。
柿は居間の窓から見える場所に干してあるのに、食べる姿をまだ目撃していないのである。
これだけ食われたのに、食べにくる姿を一度も見ないというのは不自然だし、いまだにそれらしき鳴き声さえも聞いていない。
早朝かもしれないと、早起きをしたときに窓の外をうかがってみても、犯人は見えない。
しかし毎朝、確実に被害が増えている。
カミさんが「鳥ではないかもしれない」「鳥なら鳴き声ぐらいは出す」「それに食痕が鳥らしくない」と言い出した。
鳥は突いて食べるのに、まるで舐めとったかのような食痕なのである。
上半分の周囲を、同じ厚さで食べている。
しかもこの柿は、僕の作業場にぶら下げたものだ。
作業場は、膝の高さより上は周囲をふさいであるから、普通であれば小鳥は入らない。
とうとう、被害は柿の半数にまで及んだ。
ここに至って「真夜中の犯行」という気さえしてきた。
真夜中なら、犯人は鳥ではないことになる。
そんなバカな。
とにかく、なんとかして犯行現場を押さえなければと思っている。