理化学研究所などが発見した、113番目の新元素の名前がニホニウムになりそうです。
これについては半年ほど前に、この113番元素の命名権が日本になったということで取り上げました。元素名は一般的には、末尾にiumをつけるので、その前にNihonを入れるようです。当初はジャパニウムが有力とされていましたが、より日本らしくしたのかもしれません。
この元素の周期律表は、たぶん高校の化学で出てきて、化学の基本として暗記させられるものです。私はこれが必需品として、会社の机の目立つところに貼って、いつも眺めながらするような仕事になるとは思いませんでした。実はこれは名前の通り周期が重要であり、原子番号順に覚えることはほとんど意味がないのですが、たぶん今でも覚えさせられているのかもしれません。
私の高校時代にこの周期律表について、忘れられないエピソードがあります。周期律表が出てきたとき次回までかよくわかりませんが、36番のクリプトンか54番のキセノンあたりまで覚えてくるよう言われました。この化学の教師はなかなかユニークで、この教師がいたから私は化学系に進んだような気がします。
さてその化学の授業で、覚えてきた周期律表を言うように指されたのが、クラスでもかなり面白いO君でした。彼は立ち上がるとおもむろに「周期律表の最初からですか、それとも最後からですか」と聞いたのです。この教師は、当然最初からだというはずのない性格でしたので、終わりから言えと答えました。O君はこれを予想しており、見事に逆に並べていったのです。
さすがにO君だと感心していましたが、これで終わりではなかったのです。この教師は授業の終わりに、「このクラスは全員終わりから言えるようにしろ」といって出て行ったのです。こんなバカげたことはできないと、確かクラスの委員とO君がこの教師に謝りに行き、何とか水素からで良くなったようです。
この話にはおまけがあり、何とこのO君が母校の化学の教師になりました。
これが私の周期律表との最初の出会いでしたが、この時は当然意味が分からず、この表のすばらしさが分かったのはかなり経ってからだったと思います。この周期律表の内容を書いても意味がありませんが、このように化学の基本として、多くの人が目にとめるものの中に、日本人が命名したものが入るというのはそれなりに重要なことかもしれません。
この113番元素は、半減期が0.002秒とか言いますので、瞬時に壊れてしまい何かの役に立つことはなさそうですが、それも化学の面白さかもしれません。
これについては半年ほど前に、この113番元素の命名権が日本になったということで取り上げました。元素名は一般的には、末尾にiumをつけるので、その前にNihonを入れるようです。当初はジャパニウムが有力とされていましたが、より日本らしくしたのかもしれません。
この元素の周期律表は、たぶん高校の化学で出てきて、化学の基本として暗記させられるものです。私はこれが必需品として、会社の机の目立つところに貼って、いつも眺めながらするような仕事になるとは思いませんでした。実はこれは名前の通り周期が重要であり、原子番号順に覚えることはほとんど意味がないのですが、たぶん今でも覚えさせられているのかもしれません。
私の高校時代にこの周期律表について、忘れられないエピソードがあります。周期律表が出てきたとき次回までかよくわかりませんが、36番のクリプトンか54番のキセノンあたりまで覚えてくるよう言われました。この化学の教師はなかなかユニークで、この教師がいたから私は化学系に進んだような気がします。
さてその化学の授業で、覚えてきた周期律表を言うように指されたのが、クラスでもかなり面白いO君でした。彼は立ち上がるとおもむろに「周期律表の最初からですか、それとも最後からですか」と聞いたのです。この教師は、当然最初からだというはずのない性格でしたので、終わりから言えと答えました。O君はこれを予想しており、見事に逆に並べていったのです。
さすがにO君だと感心していましたが、これで終わりではなかったのです。この教師は授業の終わりに、「このクラスは全員終わりから言えるようにしろ」といって出て行ったのです。こんなバカげたことはできないと、確かクラスの委員とO君がこの教師に謝りに行き、何とか水素からで良くなったようです。
この話にはおまけがあり、何とこのO君が母校の化学の教師になりました。
これが私の周期律表との最初の出会いでしたが、この時は当然意味が分からず、この表のすばらしさが分かったのはかなり経ってからだったと思います。この周期律表の内容を書いても意味がありませんが、このように化学の基本として、多くの人が目にとめるものの中に、日本人が命名したものが入るというのはそれなりに重要なことかもしれません。
この113番元素は、半減期が0.002秒とか言いますので、瞬時に壊れてしまい何かの役に立つことはなさそうですが、それも化学の面白さかもしれません。