ごっとさんのブログ

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進化刻む腕時計

2016-06-04 09:37:27 | その他
タイトルの記事が数日前の新聞に掲載されていました。

これは腕時計の変遷を書いたものですが、私は腕時計にかなりこだわりを持っています。腕時計を装飾品としてみるという人もいるようですが、私はあくまで正確な時間を知る道具として常に愛用しています。

現在は自宅にいるときは、テレビやパソコンに時刻表示がありますので、さすがにつけていませんが、昔は寝るときと風呂以外はどんな時でも腕時計をしていました。たぶんこれは私の仕事の影響があるような気がします。

私の専門の有機化学というのは、それほど正確な時間を計ることはないのですが、ストップウオッチとタイマーが必須になっていました。これを常に持ち歩くというのは、かなり邪魔になりますので、何とか腕時計で代用しようとしていたわけです。そのため常に腕時計がないと、何となく落ち着かないような感じになったような気がします。

さて新聞記事に戻りますが、腕時計の世界で画期的な出来事が、1969年セイコーがだしたクオーツ腕時計だったようです。それまで機械式で、いわゆる振り子を組み込んだ時計しかなかったわけですが、月差ではなく日差数十秒という程度の正確さが、クオーツにより月差数秒という正確さを出したわけです。

これは電気で水晶を振動さて時間を計測するという技術を、腕時計に組み込んだものでした。しかし単なる時計としては値段が非常に高く、当時よく売れていたトヨタ・カローラより高いということが話題になったようです。

歴史的にはこのクオーツ時計が、スイスの機械式時計を駆逐していったようです。しかし近年またこの機械式高級時計が見直されているようで、徐々に復活してきているようです。

また私の話になりますが、たぶん1980年代になりデジタル型の液晶腕時計が出てきました。これは従来のアナログより見やすいというだけでなく、ストップウオッチやタイマーの機能までついていました。当然私はすぐにこれに変えたのですが、この時期は腕時計というとほとんどがデジタルに変わるほどの人気でした。

その後またアナログが主流になりましたが、私は今でもデジタル型を愛用しています。もう一つの大きな進歩が電波時計です。これは発信されている正確な時刻をとらえ、自動修正し常に正確な時刻を表示するというものです。別に秒単位の正確さで行動しているわけではないのですが、腕時計が絶対的な正確さを表しているということは、私の好みにまさにあっていました。

最近15年ぐらい愛用した電波型デジタル時計を新しくしましたが、たぶん私は今後もこのタイプを変えることはなさそうです。