久しぶりの煙草カテの話ですが、厚生労働省の研究班の調査結果が発表されました。
これによると非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。厚生労働省の研究班というからには、これはまじめな数値なのでしょうが、誰が受動喫煙が原因で死んだか全く特定できないのに、こういった数値を出すというのは、全くおかしな話です。
こういった推計値は、2010年にも出しており、その時は6,800人ということでしたので、この5年ほどで倍増したことになります。この理由として従来受動喫煙は肺ガンや心筋梗塞などと因果関係があるとされていたものが、新たに脳卒中なども加わったためのようです。しかし喫煙率も下がり、つまり喫煙者数も減少し、分煙の動きも進んでいるのに、受動喫煙による被害者は増加していることになります。
しかしどうゆう調査をすると、こういった結果が出るのかが非常に不思議です。しかも非常に細かいデータまで出ています。肺がんで2480人、虚血性心疾患で4460人、脳卒中で8010人と疾患別死亡者数まで出ているようです。
その割には喫煙による死者数というのを見たことがありませんが、同じように推定できるはずです。しかし喫煙者は受動喫煙と同様に副流煙もかなり吸っているはずですし、有害なタバコの煙りを大量に吸っているので、おそらく副流煙による死者の数十倍になり、年間死者数のうちの喫煙者数を上回ってしまうのかもしれません。
確かに副流煙のほうが有害であるということは、ある意味確かではあります。吸っているタバコの温度は1000℃を超えていますが、副流煙の場合は700℃程度と言われています。つまり燃焼温度が低い分、分解されるものがやや少なくなり、そのために有害物質が増えるという理論です。
ここで科学的におかしいのは、どの程度吸入してしまうのかのデータが全くありません。隣でタバコを吸っていた場合、副流煙をすべて吸い込むことはないでしょうし、喫煙者がはいた煙と区別もできそうもないので、実験論的に無理なのかもしれません。
しかしどんな有害物質でも危険域と同様に安全域が存在します。人間が飲んでしまった場合、かなり危険な農薬などであっても、数ppm以下は安全と定められています。これが残留農薬の基準値となっています。
この受動喫煙については、こういった化学的には当然の安全域の概念が全く欠如しています。いわば一息でも吸ったら命にかかわる的な宣伝がされているような気がします。今回の15,000人を信じる人もいるはずで、ますます喫煙者の肩身が狭くなるようです。
これによると非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。厚生労働省の研究班というからには、これはまじめな数値なのでしょうが、誰が受動喫煙が原因で死んだか全く特定できないのに、こういった数値を出すというのは、全くおかしな話です。
こういった推計値は、2010年にも出しており、その時は6,800人ということでしたので、この5年ほどで倍増したことになります。この理由として従来受動喫煙は肺ガンや心筋梗塞などと因果関係があるとされていたものが、新たに脳卒中なども加わったためのようです。しかし喫煙率も下がり、つまり喫煙者数も減少し、分煙の動きも進んでいるのに、受動喫煙による被害者は増加していることになります。
しかしどうゆう調査をすると、こういった結果が出るのかが非常に不思議です。しかも非常に細かいデータまで出ています。肺がんで2480人、虚血性心疾患で4460人、脳卒中で8010人と疾患別死亡者数まで出ているようです。
その割には喫煙による死者数というのを見たことがありませんが、同じように推定できるはずです。しかし喫煙者は受動喫煙と同様に副流煙もかなり吸っているはずですし、有害なタバコの煙りを大量に吸っているので、おそらく副流煙による死者の数十倍になり、年間死者数のうちの喫煙者数を上回ってしまうのかもしれません。
確かに副流煙のほうが有害であるということは、ある意味確かではあります。吸っているタバコの温度は1000℃を超えていますが、副流煙の場合は700℃程度と言われています。つまり燃焼温度が低い分、分解されるものがやや少なくなり、そのために有害物質が増えるという理論です。
ここで科学的におかしいのは、どの程度吸入してしまうのかのデータが全くありません。隣でタバコを吸っていた場合、副流煙をすべて吸い込むことはないでしょうし、喫煙者がはいた煙と区別もできそうもないので、実験論的に無理なのかもしれません。
しかしどんな有害物質でも危険域と同様に安全域が存在します。人間が飲んでしまった場合、かなり危険な農薬などであっても、数ppm以下は安全と定められています。これが残留農薬の基準値となっています。
この受動喫煙については、こういった化学的には当然の安全域の概念が全く欠如しています。いわば一息でも吸ったら命にかかわる的な宣伝がされているような気がします。今回の15,000人を信じる人もいるはずで、ますます喫煙者の肩身が狭くなるようです。