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ごっとさんのブログ

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老化の3代要因と老けない体

2016-06-16 10:50:46 | 健康・医療
タイトルのような記事が出ていましたが、もう十分歳をとってしまった私にはあまり関係ありませんが取り上げてみます。

この記事中には健康寿命が男性71.19歳、女性74.21歳と平均寿命と約10年の差があるとしています。私はもう少しでこの健康寿命になろうとしていますが、体を動かすことも含めて問題はないと思っていました。しかし原因のわからない突然の発熱から、3週間が経とうとしていますがまだ完全には戻っておらず、肩というより腕の付け根あたりに痛みが残っています。普通の生活はしていますが、やはり老化という言葉を実感しています。

このブログにも何回か書いたように、私の基本的考えは人間は健康でいるようにできているので、健康を保つために何かする必要などはないと思っています。老化も同じで、歳をとれば自然にいろいろな部分が痛んでくるので、単にそれを受け止めるしかなく、老けない体づくりなどないと思っています。もちろん個人差はかなりありますので、痛んでくる年齢はかなり幅がありますが、いくつでも運命とあきらめるというのが基本です。

ですからこの記事にも全く納得していませんが、たまには批判的に取り上げるのも良いのかもしれません。

さて老化の3代要因の一つが「活性酸素による酸化」としています。活性酸素というのは、色々なタイプの酸素ラジカルなどの総称として使われているようですが、確かに化学的には非常に反応性の高い分子種です。しかしこれはある種のエネルギー変換には必須の化合物で、常に生産されては壊されている物質です。

身体の中ではSODという酵素が、余分な活性酸素をすぐに分解しているはずですが、確かに歳を取ってくると、こういった酵素活性が落ちてくる可能性はあります。しかし反応性が高いということは、寿命も短くそれほど組織などを痛めることはなさそうです。

この記事に書いてあるようにこういった「体のさび」が徐々に蓄積するということは有るのかもしれません。これを避けるために、抗酸化剤や酵素の原料となるタンパク質や亜鉛を含む食材を取ることや、激しい運動を避けるとしています。

このうち抗酸化剤というのはポリフェノールなどを意識しているのかもしれませんが、一般にこういった抗酸化剤は生理作用を持つ、つまり摂りすぎると必ず副作用が出るものです。また少量の抗酸化剤が体内に入って活性酸素と出会う確率はほとんどないでしょう。

タンパク質を多くとることは問題はありませんが、原料をたくさん摂ったからといって、特定の酵素が増えることは有りません。もともと酵素というのは、必要に応じて作り出され、その仕事が終わればすぐに分解されてしまうものです。身体に蓄積されるものではありませんし、もともと非常に多種類の酵素が存在していますので、酵素不足というのも考えにくいことです。

前置きが長くなり長文になりそうですので、この後は次回に続きます。