前回書きましたように、錦織が4回戦敗退と予想外速く姿を消してしまったので、やや盛り上がりに欠ける(私だけですが)大会となりました。
錦織の敗因の一つに「雨でボールが重くなる」というのがありましたが、今回の全仏オープンは本当に雨に泣かされました。ほとんどのセンターコートには屋根がついていますが、全仏まだ自然の中で行うとしています。
ただ過去の大会を見ても、この時期のパリは天気が良く、いわゆる初夏の好天が続いていたようです。こんなところにも今年の異常気象の影響が出てしまったようです。
準々決勝からの見どころは、フェデラーとナダルが棄権してしまったため、No1ジョコビッチとマレー、ワウリンカに誰が絡んでくるかでした。本来これを錦織に期待したのですが、マレーに行く前に負けてしまいました。次世代と言われる錦織世代は、ラオニッチも4回戦で姿を消し全滅してしまいました。
ここで頑張ったのが、オーストリアの22歳の新鋭ティエム(13シード)でした。いわば錦織世代の次の若手世代の筆頭ですが、サーブもよくストロークも安定しており素晴らしい試合を展開しました。両者の棄権もありややドローもよかったのですが、準々決勝ではフランスのゴフィンに打ち勝ち、見事準決勝のジョコビッチ戦に進んだのです。
準決勝の第一試合は予想通り、前回優勝者のワウリンカとマレーの組み合わせになりました。マレーは今大会1,2回戦がフルセットの苦戦でしたが、徐々に調子を上げており、ムラのあるワウリンカがどこまで最高のプレーができるかという戦いでした。
しかし今回のワウリンカは、どうもショットに精彩がなく強いワウリンカが出てきませんでした。マレーもそれほど良くなかったのですが、相変わらずよく拾いよく動いていました。結局1セットは落としたものの危なげなくマレーが決勝進出を決めました。
さて注目のティエムがどこまでジョコビッチに迫るかの試合でした。ところがジョコビッチが最初からいわゆるギアを上げ、迫力全開の試合をしたのです。トップ選手はこういった長期の試合の場合(GSは2週間)決勝戦に最高になるよう調整すると言いますが、ジョコビッチがまさにそうでした。準決勝ではありますがティエムを全く寄せ付けず、ストレート勝ちを治めました。
さて昨日の決勝戦ですが、この好調ジョコビッチにマレーがどう挑むかでした。最初のセットは互角の戦いとなり、ちょっとしたすきをついてマレーがとったのですが、その後のジョコビッチは完璧でした。マレーに疲れが見えた感じもあったのですが、ほとんどミスもなく3セット連取し、ジョコビッチの初優勝でした。
これでジョコビッチは生涯グランドスラム(すべてのグランドスラムで優勝)という大記録を達成しました。
錦織の敗因の一つに「雨でボールが重くなる」というのがありましたが、今回の全仏オープンは本当に雨に泣かされました。ほとんどのセンターコートには屋根がついていますが、全仏まだ自然の中で行うとしています。
ただ過去の大会を見ても、この時期のパリは天気が良く、いわゆる初夏の好天が続いていたようです。こんなところにも今年の異常気象の影響が出てしまったようです。
準々決勝からの見どころは、フェデラーとナダルが棄権してしまったため、No1ジョコビッチとマレー、ワウリンカに誰が絡んでくるかでした。本来これを錦織に期待したのですが、マレーに行く前に負けてしまいました。次世代と言われる錦織世代は、ラオニッチも4回戦で姿を消し全滅してしまいました。
ここで頑張ったのが、オーストリアの22歳の新鋭ティエム(13シード)でした。いわば錦織世代の次の若手世代の筆頭ですが、サーブもよくストロークも安定しており素晴らしい試合を展開しました。両者の棄権もありややドローもよかったのですが、準々決勝ではフランスのゴフィンに打ち勝ち、見事準決勝のジョコビッチ戦に進んだのです。
準決勝の第一試合は予想通り、前回優勝者のワウリンカとマレーの組み合わせになりました。マレーは今大会1,2回戦がフルセットの苦戦でしたが、徐々に調子を上げており、ムラのあるワウリンカがどこまで最高のプレーができるかという戦いでした。
しかし今回のワウリンカは、どうもショットに精彩がなく強いワウリンカが出てきませんでした。マレーもそれほど良くなかったのですが、相変わらずよく拾いよく動いていました。結局1セットは落としたものの危なげなくマレーが決勝進出を決めました。
さて注目のティエムがどこまでジョコビッチに迫るかの試合でした。ところがジョコビッチが最初からいわゆるギアを上げ、迫力全開の試合をしたのです。トップ選手はこういった長期の試合の場合(GSは2週間)決勝戦に最高になるよう調整すると言いますが、ジョコビッチがまさにそうでした。準決勝ではありますがティエムを全く寄せ付けず、ストレート勝ちを治めました。
さて昨日の決勝戦ですが、この好調ジョコビッチにマレーがどう挑むかでした。最初のセットは互角の戦いとなり、ちょっとしたすきをついてマレーがとったのですが、その後のジョコビッチは完璧でした。マレーに疲れが見えた感じもあったのですが、ほとんどミスもなく3セット連取し、ジョコビッチの初優勝でした。
これでジョコビッチは生涯グランドスラム(すべてのグランドスラムで優勝)という大記録を達成しました。