私の次男はずいぶん遅いのですが、大学に入ってからアトピーを発症しました。治療は本人に任せていましたが、保湿剤やステロイドなどで何とか対応していたようです。
その後次男は結婚しましたが、どうも子供(孫)にその体質が伝わってしまったようでした。ある時次男一家と私の家族で近くの料亭で食事をしたのですが、食後私はその庭で孫と遊んでいました。
すると急に孫の顔に発疹が出始め、腫れてきたのです。慌てて母親のところに戻り、ナッツアレルギーだと常備している薬を飲ませていました。
すぐに治まったのですが、この料亭は箸置きの代わりに殻付きのピーナッツを使っていたのですが、どうもそれを食べてしまったようです。
さて子供の10人に1人はアトピー性皮膚炎に悩んでいるとされています。最近は新薬が続々と登場し、この治療法も変わってきたようです。アトピーの治療では、大人も子供も塗り薬による治療が基本という点は以前と変わらず、保湿が基本です。
アトピーの人の肌は健康そうに見えても皮膚の下で見えない炎症が続いているため、保湿剤だけだとすぐに再発してしまうことも多いようです。保湿剤だけでコントロールできない場合は、ステロイドなどの塗り薬で炎症をしっかり押さえるという点で従来と変わっていません。
最近ステロイドと保湿剤の中間くらいの炎症を抑える効果が期待できる塗り薬の選択肢が増えてきました。具体的には、免疫抑制剤の「プロトピック」の他に、JAK阻害薬の「コレクチム」と、PDE4という炎症に関わる酵素の働きを抑える「モイゼルト」という薬が公的医療保険の対象になりました。
ステロイドは炎症に関わるサイトカインというタンパク質の働きを抑え、炎症やかゆみを抑える効果は非常に高いのですが、皮膚が薄くなったり毛細血管が拡張したり、多毛になったりする副作用があります。子供の場合はどうしても副作用が起こりやすいという問題がありました。
一方JAK阻害薬やPDE4阻害薬は、かゆみや皮膚の炎症を引き起こす原因となる特定のサイトカインの働きを、ステロイドとは異なった方法で抑えます。炎症を抑える効果は弱いのですが、長く安全に使うことができるという特徴があります。
さらに皮膚のバリアー機能を改善させる効果も期待できます。このように新たな薬によって、ステロイドだけではなく色々な選択肢が増え、その人に合った治療薬を選ぶことが可能になってきているようです。
私の孫も高校生になりましたが、今のところアトピーは出ていないようですが、両親がアトピーであったという事はやや心配な状況となっています。
その後次男は結婚しましたが、どうも子供(孫)にその体質が伝わってしまったようでした。ある時次男一家と私の家族で近くの料亭で食事をしたのですが、食後私はその庭で孫と遊んでいました。
すると急に孫の顔に発疹が出始め、腫れてきたのです。慌てて母親のところに戻り、ナッツアレルギーだと常備している薬を飲ませていました。
すぐに治まったのですが、この料亭は箸置きの代わりに殻付きのピーナッツを使っていたのですが、どうもそれを食べてしまったようです。
さて子供の10人に1人はアトピー性皮膚炎に悩んでいるとされています。最近は新薬が続々と登場し、この治療法も変わってきたようです。アトピーの治療では、大人も子供も塗り薬による治療が基本という点は以前と変わらず、保湿が基本です。
アトピーの人の肌は健康そうに見えても皮膚の下で見えない炎症が続いているため、保湿剤だけだとすぐに再発してしまうことも多いようです。保湿剤だけでコントロールできない場合は、ステロイドなどの塗り薬で炎症をしっかり押さえるという点で従来と変わっていません。
最近ステロイドと保湿剤の中間くらいの炎症を抑える効果が期待できる塗り薬の選択肢が増えてきました。具体的には、免疫抑制剤の「プロトピック」の他に、JAK阻害薬の「コレクチム」と、PDE4という炎症に関わる酵素の働きを抑える「モイゼルト」という薬が公的医療保険の対象になりました。
ステロイドは炎症に関わるサイトカインというタンパク質の働きを抑え、炎症やかゆみを抑える効果は非常に高いのですが、皮膚が薄くなったり毛細血管が拡張したり、多毛になったりする副作用があります。子供の場合はどうしても副作用が起こりやすいという問題がありました。
一方JAK阻害薬やPDE4阻害薬は、かゆみや皮膚の炎症を引き起こす原因となる特定のサイトカインの働きを、ステロイドとは異なった方法で抑えます。炎症を抑える効果は弱いのですが、長く安全に使うことができるという特徴があります。
さらに皮膚のバリアー機能を改善させる効果も期待できます。このように新たな薬によって、ステロイドだけではなく色々な選択肢が増え、その人に合った治療薬を選ぶことが可能になってきているようです。
私の孫も高校生になりましたが、今のところアトピーは出ていないようですが、両親がアトピーであったという事はやや心配な状況となっています。
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