私は若いころからやせ型で、ずっともう少し体重を増やしたいと思っていました。
肥満の人には怒られそうですが、どうも体質のようでかなり食べているつもりでも、一向に増えることがないまま後期高齢者となってしまいました。
2023年春にも、日本で初めての「肥満改善薬」が薬局で買えるようになる見通しです。11月に行われた厚生労働省の専門家部会で、国内初の肥満改善薬の承認が了承され、2023年3月にも正式に承認される見込みです。
現在日本で承認されている肥満改善薬は1種類のみで、医師の処方が必要となっています。今回新たに承認される見込みの肥満改善薬は、処方箋なしで薬局で購入可能となります。その薬が大正製薬の「アライ」で、効果は脂肪吸収の抑制となっています。
用量は1回1錠で用法は1日3回食事中か食後1時間以内で、全体として生活習慣改善と併せて補助的に使用するものとなっています。
前提条件として運動や食事の質など生活習慣の改善に取り組みながらの服用ですが、約1400人が参加した海外の臨床試験では、偽薬を服用した人は約1年後の結果が体重平均2.3キロ減で、アライを服用した人は平均4.8キロ減となっています。
参加者が200人の日本の臨床試験では、約半年後の結果が偽薬が平均1.0キロ減で、アライの服用者が平均2.2キロ減とアライを使用した場合は約2倍の効果がありました。
脂肪分を吸収するメカニズムは、腸内では食物を食べると脂肪分解酵素が食物の脂肪分を細かく分解します。分解されて初めて細胞に吸収され、これが溜まって脂肪になっていきます。
ここで肥満改善薬を服用すると、脂肪を分解する分解酵素の働きが阻害され、脂肪は分解されにくくなります。すると大きな脂肪分は細胞内に入れず、吸収されないまま脂として体外に排出されるというメカニズムです。
この「アライ」が服用できるのは18歳以上で、腹囲が男性が85センチ以上、女性が90センチ以上とメタボリックシンドロームの基準と同じです。加えて高血圧や脂質異常などの健康被害を伴わない肥満の人に限られています。
アライは薬剤師による対面での情報提供と指導が義務付けられる「要指導医薬品」に指定されており、オンライン購入はできません。薬局で購入する場合は、服用1か月前から腹囲・体重などを記録し、薬剤師のチェックを受けなければなりません。
さらに6か月服用しても効果がない場合には、使用中止を求められることがあります。このように肥満を改善する薬が初めて市販されるわけですが、わたしはやはり肥満対策には食事や運動といったことが基本のような気がします。
薬には当然副作用なども出そうですので、安易に薬に頼って肥満を何とかするというのはあまり勧められないような気がしています。
肥満の人には怒られそうですが、どうも体質のようでかなり食べているつもりでも、一向に増えることがないまま後期高齢者となってしまいました。
2023年春にも、日本で初めての「肥満改善薬」が薬局で買えるようになる見通しです。11月に行われた厚生労働省の専門家部会で、国内初の肥満改善薬の承認が了承され、2023年3月にも正式に承認される見込みです。
現在日本で承認されている肥満改善薬は1種類のみで、医師の処方が必要となっています。今回新たに承認される見込みの肥満改善薬は、処方箋なしで薬局で購入可能となります。その薬が大正製薬の「アライ」で、効果は脂肪吸収の抑制となっています。
用量は1回1錠で用法は1日3回食事中か食後1時間以内で、全体として生活習慣改善と併せて補助的に使用するものとなっています。
前提条件として運動や食事の質など生活習慣の改善に取り組みながらの服用ですが、約1400人が参加した海外の臨床試験では、偽薬を服用した人は約1年後の結果が体重平均2.3キロ減で、アライを服用した人は平均4.8キロ減となっています。
参加者が200人の日本の臨床試験では、約半年後の結果が偽薬が平均1.0キロ減で、アライの服用者が平均2.2キロ減とアライを使用した場合は約2倍の効果がありました。
脂肪分を吸収するメカニズムは、腸内では食物を食べると脂肪分解酵素が食物の脂肪分を細かく分解します。分解されて初めて細胞に吸収され、これが溜まって脂肪になっていきます。
ここで肥満改善薬を服用すると、脂肪を分解する分解酵素の働きが阻害され、脂肪は分解されにくくなります。すると大きな脂肪分は細胞内に入れず、吸収されないまま脂として体外に排出されるというメカニズムです。
この「アライ」が服用できるのは18歳以上で、腹囲が男性が85センチ以上、女性が90センチ以上とメタボリックシンドロームの基準と同じです。加えて高血圧や脂質異常などの健康被害を伴わない肥満の人に限られています。
アライは薬剤師による対面での情報提供と指導が義務付けられる「要指導医薬品」に指定されており、オンライン購入はできません。薬局で購入する場合は、服用1か月前から腹囲・体重などを記録し、薬剤師のチェックを受けなければなりません。
さらに6か月服用しても効果がない場合には、使用中止を求められることがあります。このように肥満を改善する薬が初めて市販されるわけですが、わたしはやはり肥満対策には食事や運動といったことが基本のような気がします。
薬には当然副作用なども出そうですので、安易に薬に頼って肥満を何とかするというのはあまり勧められないような気がしています。
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