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「二輪二脚の八重山巡り」これは外せない石垣牛の握り

2009年12月17日 | 八重山諸島の旅
 たまには美味しい物も食べますよ。と言うことで、石垣牛の握りセット。握り5カンともずく酢、蟹の味噌汁にサラダ、香の物が付いて、1500円。が、これは航空券を購入した旅行社のサービスで1回の食事は(店とメニューは選べる)サービス。
 牛って甘味があまり好きではなく、すき焼きでもしゃぶしゃぶでも豚派なのだが、軽く炙った握りはぺろりと食べられる軽さ。やっぱ生肉って美味しいよね。と久し振りの豪華な夕食に舌鼓。
 もはや、ダイエットは過去の記憶の彼方。だが、毎日に運動量が多いので、体重は気にならなくなった。日常に戻っても、食べたい物は食べて、運動で絞り込もうと誓う。
 そもそも、ダイエットの目的は、久し振りに潜ろう(ダイビング)とウエットスーツを着たら全く入らなかったためで、この旅が終われば、またしばらくは「体重なんか関係ないさ」。

「二輪二脚の八重山巡り」島弁その1おにぎりカマボコ

2009年12月17日 | 八重山諸島の旅
 石垣島に戻り、「そうだ港の下見に行こう」と出掛けたのは午後5時過ぎ。売店は6時に閉まるので、お弁当を扱っている売店全てが、半額や150円いった信じられない値段でのお弁当の投げ売り。まだ、調子は万全ではなく、サンドイッチかおにぎりで軽くすませようと思いながらも、折角の石垣島なのだから、名物も食べたいと悩みに悩み、石垣牛バーガー390円を半額の195円で購入。すると、店のおじいが、「もう最後だからこれもあげるさ」と、これまた名物のおにぎりカマボコを1個気前良く、袋に入れてくれた。「これ1個でお腹いっぱいになるよ」。って、ダイエットしてたんだ…。
 初めて食べたおにぎりかまぼこは、ジューシーと言う、沖縄特有のまぜご飯のおにぎりをカマボコで包んだ物で、本当に1個で十分の大きさとボリューム。味は、具の少なめの薄味まぜご飯と、肉厚のカマボコを揚げてあるのだが、食感はおでんに入れる練り物的でもある。が、もっとあさっりしている。
 結構美味しそうなお弁当があるので、バックパッカーや食費にお金を掛けたくない人は、午後6時前に石垣港に集合だ。
 また、石垣港の正面にあるホテルのロビーではシークワーサージュースやサンピン茶がいつでも無料で飲めるので、何度も通っちゃいました。

「二輪二脚の八重山巡り」与那国1周完走!

2009年12月17日 | 八重山諸島の旅
 朝8時の循環バスで祖納まで行き、東崎から軍艦岩、立神石までを自転車で走り、11時のバスで久部良まで戻る。立神石から久部良まで自転車で行くのも(根性と気力次第では)可能だが、この道は前日に逆方向から走り、「島で一番きついコース」の難所だ。知らないから行けたものの、再挑戦は無理。
 そして、久部良ではお昼を食べて、日本最南端之地、ナーマ浜、クブラバリ(久部良割り)を歩く。このお昼を食べるのも一苦労で、周辺で食べられる店は2軒のみ。しかも、島値段とでも言おうか、観光価格なのか、一番安い定職で700円もした。
 コンビニでもあれば、1個100円のおにぎりを買って、ナーマ浜で海を眺めながら食べたいところだったのだが…。7個も買える。
 それでも、2時過ぎくらいには宿に戻り、やることもないので、おばちゃんの、「玄関の畳で寝てたらいいさ」の言葉通りに、玄関を入って正面のフロント(?)、右手の畳の大広間で横になる。もちろん襖も無ければ、窓も前回。前日より大分気温は上がっているものの、風の強さは、寝るには寒いくらい。
 持参した一番厚手のトレーナを掛けて、ゴロゴロしてたら、寝てしまった。よく考えたら、知らない家の玄関先の居間で勝手に寝てる様なもんだよね。突然誰かが訪ねて来たりしたら真っ先に目に入る場所で、大の字のわたくし。
 そして、その誰かが訪ねて来たのだった。人の気配に気付いて目を開けると、玄関で話しをする、30歳前後の女性と宿のおばちゃん。突然1人でやって来たその女性は、泊まるらしい。しかし、真の目的は、「ここでスタッフを募集してたので」きちゃったらしい。おばちゃんは、「決まっちゃった」と答えていたが、「なんで電話して確かめないんだろう?」と考え出したら、なぜか寝ていられなくなった。
 そしたらその女性は、「○○でも(スタッフを)募集してましたのでそちらに行ってみます」って、またアポ無し。電波少年じゃあるまいし。そして、なんだか、中途半端な時間に循環バスの停留所でバスを待つ彼女を見た。
 働きに来た割りには荷物は小さいキャスターバッグとトートーバッグだけだし。働きに来る前に、働けるか否かを確認しなくちゃねー。そして、思ったのが、外国でも国内でも、その土地に憧れて憧れて、「住みたい」と行ってしまう人ってやはり少し行っちゃってる。スタッフ募集→私→住めるの方程式が一挙に頭の中に広がってしまうのだろう。もう、自分の中で完結しちゃって相手もあることだし…まで考えが及ばないのだろう。
 あー、ビックリ。
 最後、空港で、整備スタッフ等が一列に並んで、滑走路に向かう航空機に一礼をし、手を振ってくれていた。それがまた、カッコいいのだ。「グッドラック」みたいに。それに、こんな経験は初めてだったので(成田なんかの国際空港じゃ無理だよね)、その姿を見ていたら、なぜか、この島での思い出やら、もう再びここに立つことも無いだろうなど色んな思いが交差して、涙が出てしまった。
 与那国島は、周囲に波風をさえぎるものはなにもなく、強い冬の北風と荒い波が島に打ちつけ、乾燥がはげしく、土の層も薄い厳しい環境だ。そこがまた、魅力でもあるのだが、何せ遠い。そう何度も訪れることは出来ないだろう。
 最初で最後の与那国かも知れないが、出会った人たちとの貴重な思い出は生涯忘れることはないだろう。