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「二輪二脚の八重山巡り」旅の最後は中国人

2010年01月04日 | 八重山諸島の旅
 那覇空港駅で、ホームからエレベータで下りようとすると、中国人(らしき)団体がドヤドヤ、ドカドカ、これでもかってくらいに寿司詰め状態に乗り込んで来た。最初に乗っていたので、奥に押しやられるわたくし。そして、人にぶつかることなど屁でもない彼らは、ガンガンぶつかって来る。
 「ガウチョーアー」。と思わず広東語を叫んだわたくし。すると、ガイドらしき若き青年が、中国語で、「どいむちー」と誤って、続けて、「すみません」と。さすが、バイリンガルのガイドはマナーを心得ているが、駄目だ、おばちゃんとおっちゃん。
 中国在住時代の腹立たしい思いがふつふつと思い出されて、「まあ、自分らしいっちゃ、らしいけど」。楽しいたびの最後に巡り会わせたのは、中国人だった。
 が、これでは終わらない。
 羽田空港からリムジンバスで地元に戻り、さらに市内循環バスで帰ろうとしていると、今度は、どうやら広東人。運転手に「ステイション」と言って(噛み砕くと、「駅に行くか」)と聞いたり、料金を確かめようとしたりしているのだが、広東語しか出来ないらしく(まあ、英語が出来たところで、この田舎じゃほとんど通じないだろうけど)、不安らしかったので、広東語で「何?」と聞いてやったのに、「は?」で無視。ちっ、旅の優しい気分を持続させて折角親切心を起こしたのに、気分悪いったらありゃしない。また、香港在住時の怒りが込み上げて来た。
 このバスの運転手に、降りる停留所を聞くと、「停まりますよ」って、停まるのは分かっているが、停まる場所を聞いているのに、何を聞いても「停まります」だけを繰り返す。
 「○○停留所は、どのあたりですか? ○○と××とどちらが近いか知りたいので、○○の場所と××の場所を教えてください」と聞いても、「○○にも××にも停まりますよ」とあmるで会話になりゃしない。
 やはり旅に出ていると、自分にも余裕があり優しい気持ちになれるが、生活の場ではこんなこともカチン。っうか、やはり駄目だ、この町の人。
 自分らしい締めくくりに苦笑。
 次回からは、沖縄のお土産紹介。

「二輪二脚の八重山巡り」那覇のホテルはトリプルルーム

2010年01月04日 | 八重山諸島の旅
 那覇で1泊したホテルは、「満室」とかでなんとトリプルルームだった。国内外1人旅が基本なので、ホテルは狭いシングルルームだけの自分は、大げさでなく、身の置き場が無い程の広さだった。
 バスルームも2つ。そしてシングルには決して無い、ソファアもある。デスクやら何やら、とにかく、どこに座ろうか、どこに寝ようか、どっちの風呂に入ろうか…。嬉しい考えを巡らせながらも、貧乏性は収まらず、地味ーっに小さくまとまって、広い室内を一望した。
 ラッキー。
 宿泊込みの朝食も和洋バイキングで、食べ切れない! んー、もっと泊まりたい。バイキングとか食べ放題とかって心躍るこれまた貧乏性です。

「二輪二脚の八重山巡り」金城町の石畳道

2010年01月04日 | 八重山諸島の旅
 本島観光の時間は1日だけ。できれば、あちこちに点在する勝連城跡や、中城城跡、今帰仁城跡、座喜味城跡。そして何より斎場御嶽には足を運びたかったのだが、とにかく、バスしか足がなく、そのバスも乗り継ぐ等アクセスが悪く、時間的にも断念した。レンタカーを使えば可能だけどね。
 そして、首里城、玉陵を観光が終わったのが丁度正午。だが、この辺りに食事ができそうな店もなく、唯一カレーハウスを見掛けたが、カレーの気分じゃないしなー。
 このまま、移動するのももったいないので、首里城の南側、日本の道100選にも名を連ねる城下町の風情漂う散策道を歩くことにする。
 約300mわたって続く石畳道で、沖縄戦で奇蹟的に戦禍をまぬがれたとのことだった。
 確かに、日本の道100選だけあって、綺麗な石畳なのだが、玉陵から行くともの凄く急勾配の下り坂。「まてよ、ここで下ったらまた上るのか?」と今回の旅では坂道に泣かされて来ているので、思わず、下りるのをためらっていると、息も絶え絶えのおじいが上って来た。そして、一休みしながら、「初めて歩いたら、きついわ」と。下りたら、また上らなくては駅まで行けないらしい。
 んー。万里の長城もそうだったが、観るだけの方が心地よい場所もある。
 沖縄は離島でも本島でもどこも坂道が多く、戦争映画で逃げ惑う人々のシーンが思い出され、ただ歩くだけでも厳しいのに、こんなに坂道だらけで本当に大変だったろうと思ったりしていた。
 そして、出会ったおじいと世間話をしながら、駅まで約20分を一緒に歩いたのだが、そのおじい、首里在住にも関わらず、この辺りを歩いたのは初めてとかで、「こんなにきついとは思わなかった」と…。普段はこの辺りは車で通り過ぎているようで、もう日本中どこへ行っても車社会を実感。
 

「二輪二脚の八重山巡り」玉陵

2010年01月04日 | 八重山諸島の旅
 玉陵(たまうどぅん)は、国指定史跡と建造物となっている、王家の墓。1501年、尚真王が父尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、第二尚氏王統の陵墓となったとされる。沖縄戦で大きな被害を受けたが、3年余の歳月をかけ、修復工事がなされ現在にいたっているとされる。
 向かって左には王、右には王族が埋葬されているとのこと。
 こちらも中国っぽさを随所に感じることができる。
 ゆいレール(モノレール)の空港駅で、1日乗車券600円を購入しているので、ゆいレールは乗り降り自由のほか、首里城は800円 → 640円、こちらの玉陵200円 → 100円と割引されるのでかなり得。
 

「二輪二脚の八重山巡り」首里城の瑞泉門

2010年01月04日 | 八重山諸島の旅
 朱色が印象的な首里城だが、その外壁は、石造りで、まるで中国の寺社仏閣を彷彿とさせる。そもそもお手本は紫禁城だろうから当たり前なのだが、中国に迷い込んだかの様なのだ。
 鮮やかな朱色よりもむしろ、こういった素朴な建造物の方が好ましいので、この階段で、セルフタイマーを使って納得がいくまで何度も記念撮影を繰り返した。
 が、くどいようだが、修学旅行シーズン。加えて、航空運賃もちょうど安くなる時とあってか、団体さんが多く、どこに行っても1人になれない。
 こういった場所は独り占めして、納得のいくまでおんびりしたかったのだが…。