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江戸庶民の日常食とタイの病院食

2013年11月08日 | 江戸飯
 風が少し強かったけれど、秋晴れの良い天気でした。我が家の縁側は冬でも日中は穏やかな陽射しで暖房入らずなのです。この季節なら汗ばむくらいです。
 本日は、お昼ご飯に手をかけられなかったので、予め弁当用意し、温めるだけにしておきました。蜆(しじみ)の味噌汁も作り置きで温めるだけ。
 そして食卓に並べてふと思ったのが、「これって、みな江戸時代からあるメニューだ」。でも、食器がこんなだから、病院食に見えてしまう(笑)。器って大切な事を実感しました。
 蜆の味噌汁に、玄米ご飯+納豆、卵焼き、青菜のおひたし、赤魚の煮付け、キンピラゴボウです。
 もう義務の様に毎日納豆を食べています。本当はご飯には何も乗せないかけないで食べたいのに。なぜなら、肌荒れや血糖値に納豆は良いと知ったからです。身体の健康と言うか、正常に保つ為の食品などを調べていると、昔から口にしていた物が主だっていると気が付きます。
 
 



 病院食みたいといった話が出たところで、私が昔した入院談。それは、タイのバンコクでナンバー3にランクする総合病院でした。まず驚いたのは、365日24時間、休みなく稼働している事。そして医師は、患者の指名制。本来の病院のあるべき姿だと思います。
 だって病気や怪我には日曜も昼夜もありませんからね。それに医師を指名出来るって事は、医師は人気によってサラリーに影響が出るのでしょう。日本の様に、医師の横暴や傍若無人などありません。皆さん、熱心に患者の声に耳を傾け、最善の治療をしてくれます。
 そして病院の設備が凄かった。ちょっとしたショッピングモールです。前にも書きましたが、和洋華のレストラン街や、スターバックスコーヒーも入っています。
 笑えるのが、タイのお土産屋さん。わざわざ病院でタイシルクや像さんの置物を買う人は居ないと思うのだけれど(笑)。
 と、まだまだ報告した事はありますが、それは次の機会にして、本日は病院食です。昨今の日本の病院食は知りませんが、そこでは、朝食時にはメニューを見ながら昼食のオーダー。昼食時には夜、夜には翌朝と、和洋華から飲み物、デザートまで自由に頼めるのです。ただし病状により、頼んでも却下される場合もありますが、これまた凄いのは、配膳係りの人(医療関係者ではありません)が、患者の病状を把握しているのです。
 私の場合も、「軟らかくてし消化の良い物しか駄目だ」と言われオーダーが通らなかった事もありました。
 良く食べたのはフレンチトーストや単なるトースト(当時家にトースターがなかったので、妙に食べたくてたまらなかった)、目玉焼き、後はうどんやパスタ類だったでしょうか? オレンジジュースやポタージュスープも良く飲んだ記憶があります。
 タイで、ローカル食を食べ続けていたので、この時ばかりと洋食、それも実に簡単な家庭料理が食べたくて仕方ありませんでした(不定期に続く)。


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どうしちゃったの日本。「おもてなし」なんて7年で身に付くかな?

2013年11月07日 | 田舎生活の衣食住
 冷たい雨になりました。そんな中、合羽を着込んで自転車で買い物に行って来たのですが、「んっまあ、驚いた」。昔は歩行者や自転車と擦れ違う車ってえのは、夜ならヘッドライトを弱めるとか、雨なら水たまりの水を跳ね飛ばさないように徐行するとかといったルールがあったような気がします。
 自分も教習所でそう習ったような気がします。が、車一台がやっと通れる一方通行の道に、フルスピードで入って来た乗用車2台。脇を走る我が自転車など見えないかの様に、ぶっ飛ばして、水しぶきを思いっきり掛けてくれました。
 そしてまた、別の車ですが、右手でハンドルを握りながら、左手で携帯電話のメールを打ちながら踏切を渡って行った車。今、メールを打たないとお前は死んでしまうのか?

 また、スーパーを縦横無尽にキャーキャー叫びながら走り回るガキ共。最近の親って叱らないのですね。ならば、お店の人は? これまた注意もしない。スーパーだけではなく、ファミリーレストランや、食堂などでも当たり前なのだそうです。
 店員がなぜ注意しないかって…注意すると、親が怒って店に電話してくるのだそうです。自分の保身の為に店員も口を出せないそうです。
 と言うか、あんな糞ガキ共のために、否応なく血税を子ども手当に使われるこっちの身にもなって欲しいものです。

 そして、何度もスーパーでぎょっとしたとして書いてまいりましたが、極めつけの婆を見ました。お惣菜コーナーのかき揚げをトングで摘んだまでは良いのですが、それを床に落としてしまい…どうするのかと見ていたら、元の陳列の中に戻し、自分は新しいかき揚げをを購入して行きました。
 ここまでくると、背筋に冷たいものが走ります。
 
 どうしちゃったの日本。「おもてなし」なんて7年で身に付くかな?

 豚コマとキャベツのすき焼き風煮込みです。なんだか悲しくなって、どうでも良くなりました。今、私の頭の中では、「ニッポンの未来はうおうおうおうお…」とモーニング娘。がバンバン足を鳴らしながらダンスしています。







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筋以外の牛肉やら豚饅やら

2013年11月06日 | 田舎生活の衣食住
 牛筋以外の、ちゃんとした牛肉は何年振り? だろうか。5根前に仙台で食べた牛タンが最後だっただろうか? と、記憶に乏しい牛肉です。
 何もそこまで貧乏ではないのですよ(笑)。そもそも、牛よりは豚派なのです。海外在住時代は良く焼き肉も食べましたが、牛タンの塩だけで良いくらいなのです。
 昔は、北海道では牛は乳牛であり、乳臭くて食べなかったと聞きます。そんな印象ですね。
 ですが、安かったので買っちゃいました。ハツだったか? ネギ塩焼きです。塩もとっておき(笑)の山葵塩にしてみました。たまには美味しいものです。


 

 
 これだけでは何なので、自家製ネギと生姜を刻んだ、かき揚げ。これも軽く塩をふったのですが、ネギと生姜の味が濃厚で、味付けしなくても良いくらいでした。







 味噌汁にした蜆が大振りで、これまた大当たり。





 (上記写真)玄米の量が少ないですね。なぜなら、これが控えていました。




 豚饅です。ああっ、これも何年振りか? 買ったら1個100円はしますよね。だったら、食パン1斤買えるじゃないかと、数年食べていませんでした(笑)。
 本場中国では、どちらかと言えば、日本の叉焼(チャーシュー)饅的な物が主流です。露店で買って朝食にしたり、飲茶でいただいたりと、ポピュラーな食品です、
 そもそも、餃子にしても焼売にしても、中国では、その物に濃い味付けがしてあるので、日本の様に醤油やらラー油、酢などは用いません。そのまま食べます。
 だから、叉焼(チャーシュー)饅なのですかね?





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アサリと海苔の佃煮、クラムチャウダー、マヨネーズを使い切るのだ

2013年11月05日 | 江戸飯
 冬は陽射しが長くなるので、埃が目立ちます。それに炬燵やら衣類やらも埃がたちますし。天気の悪かった日は目立たないので、それから晴れたりした日は大変。朝から掃除機引っ張り廻しています。

 久し振りの江戸飯は、アサリと海苔、そして椎茸の茎もいれちゃった佃煮です。海苔と椎茸の茎はアレンジです。しかし、どれをとっても良い出汁がでますよね。






 昨日、クラムチャウダーを作ったので、朝は、ホットサンドとサラダでアメリカン・ブレックファーストにしてみました。ホワイトソース作りの時に、茶こしで小麦粉をぱらぱらと加えるとだまにならないと聞いたのでやってみましたが、えらい手間でした(笑)。
 以前にも書いた記憶がありますが、クラムチャウダーと言えば、ボストンかサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフ。どちらでも訪れた時は食べていましたが、粉っぽくて余り好ましいとは思えませんでした。
 もちろん、それなりのお店なんかではなく、そこいらの下手すりゃ、紙コップに注いでくれるような店ですがね。
 やはり食の繊細さは日本に軍配! かな?





 残り少なくなったマヨネーズ。こっちの握力低下もあるのでしょうが(年のせい)、どうしても最後まで使い切るのは困難。しかし、これだって料金の内。絶対に使い切るのだと意気込み、底を切り離して、チューブの中に大根を入れて(大根サラダです)こそげとってしまいました。
 いつも思うのですが、もっと簡単に最後まで使い切れるようなパッケージを開発していただけないものでしょうか?








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干し椎茸作り

2013年11月04日 | 田舎生活の衣食住
 椎茸が安かった(これで98円)ので、保存用に干し椎茸を作ります。雨が降らないように祈るばかり(笑)。ただ、糸で括って干しておくだけなのですが、これっ、貧乏学生時代に良く作りました(笑)。







 今日のお昼は、南瓜とさつま芋を蒸(ふ)かしました。蒸かしたといったのは、材料を切って炊飯器に入れたら材料が半分か暮れるくらいの水を入れてスイッチを押すだけ。簡単に短時間でできちゃいます。ほくほくですよ。軟らかくしたり煮付けにするには、水の量を増やせば良いだけ。





 庭の小菊です。雑多に挿し木で増やしたので、色々種類があります。確かえんじ色もあった筈なのだが…。









 南天も、今年は全体が真っ赤な実を付けています。これって、今まで私がめちゃくちゃに剪定していたせいだ! 今年はきちんと時期も枝振りも考えて剪定したから。南天の実はもっと寒くなってからといったイメージがありましたが、今頃からなのですね。





 夕方の撮影なのでこんな風になってしまいましたが、朝顔も咲いています。





 玄関脇の睡蓮鉢を室内に入れたので、そこはどうなったか…こうなりました。









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最近の日本語って…。安い物見付けた!

2013年11月03日 | 田舎生活の衣食住
 今年は台風が多かったせいか、すっきりとした秋晴れの日が少ない気がします。昨年は、「蚊がいなくなったら庭の整備をしよう」と心構えていましたら、秋が短く、あっと言う間に冬。寒くてそれどころではありませんでした。
 どうしてでしょう。暇な時は全く気にならないのに、忙しかったり、天候的に無理だとなろと、どうにも気になるものです。

 11月といえば酉の市です。今年は3日、15日、27日と三の酉まである年は火事が多いと言われていますので、注意しましょう。しかし実際には、同じように言い伝えられている丙午でも三の酉でもそのような記録はないそうです。
 だからと言って気を抜かず、反対に引き締めましょう。
 つい昨日に読んだばかりの佐藤愛子氏のエッセイの中に、「昔は火の用心」の拍子木と声を耳にすると、改めて火元の確認をして寝入ったものであったが、現在では、そのような場合には、声が煩いとか騒音であるとかの苦情が出る。世の中は変わったといった内容の項目がありました。
 佐藤愛子氏には共鳴する部分が多く(と言いましてもこちらは氏ほど、胆が座ってはおりませんが)、同書籍の中に、最近の若い者は、過去形で話すおかしな日本語を使っているとありあました。
 「佐藤さんのお宅でよろしかったでしょうか」と電話口で言われ、思わず憮然としたとあり、全く当方と同じだでした。
 当方も「~かったでしょうか」、「~ほう~」(例えば、こちらラーメンのほうになります)と言われると、憮然とするばかりか、顔が強張り、こちらの声のトーンも苦々しくなります。
 もうひとつは、「皆さんそうしていますから」。これはもう、当方の地雷でもあります。
 ある契約時に、「●●と●●のセットのほうでよろしかったでしょうか」と問われ、「そんな事はひと事も言っていませんが」と口の端を引き攣らせながら答えると、「皆さんそうしてますから」(これも正確には、そうされております。だが、そこまでは期待しない)。「どうして皆さんと私が同じでなくてはならないのでしょうか。よろしかったでしょうかと聞かれても、あなたとは今初めて話す訳で、以前の確認のような事を言われても答えようがありません」と、契約をしませんでした。
 それくらいに耳障りな言葉遣いです。ですが、当人たちはマニュアルに従っているのであり、こちらの怒りの意味も知らないのでしょう。

 のっけから、怒りモードになってしまいましたが、気を取り直して、本日セールで見付けた野菜加工品。ひとつは、南瓜や紫芋などの泥臭い野菜の乾燥チップです。
 数十年前に乾燥チップのリンゴを口にした時の感動は未だ忘れられません。
 もうひとつは、トマトのゼリー。トマトが高価になってきたこの季節に嬉しいひと品。





 白菜の卵とじにキムチも加えちゃった、白湯スープ。またまたくどくなりますが、白湯(ばいたん)って中国語読みですよね。それは良いとして、食品や料理はきちんと中国語の発音で通用しているのに、どうして中国人の名前は日本語の音を当てはめてしまうのでしょう。
 学校教育時、欧米人はその国の読み方で教わりましたが、中国系は日本語の音でした(現在は分かりませんが)。例えば毛沢東(もうたくとう)です。中国語では、Mao Zedong(マオツォートン)になります。
 国際社会となり、海外や外国の人とも接する機会も増えたのですから、人名や地名などは、日本語読みにせず、自国の発音で押して欲しいと思います。これは、自身が中国圏内に長く滞在して不都合だった事もありますが。





 お昼は簡単に。鰤(ぶり)の切り身が、脂が乗っていて美味しかった。味噌汁は昨日の豆腐と白菜がもうひとつだったので、それにタマネギを加えたところ、グンと深味が増しました。





 


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先日のテレビ時代劇について(会津藩家老席次)

2013年11月03日 | 田舎生活の衣食住
 「八重の桜」の項で書きました、会津藩の家老について、貴重な御意見をいただきました。
 コメントの項でご紹介させていただこうかと思いましたが、御署名がありましたの、そのままでは御迷惑になってはいけないと思い、御名前を伏せてここで御紹介させていただきます。
 以下、御指摘いただきました内容です。

 会津藩の主席家老は家老になった順序で決まるという研究があり、謹慎を何回もした西郷頼母は城を出るまでの三日間になる。
 幕末の主席家老は田中土佐、次席家老は神保内蔵助になるのでしょう。萱野権兵衛は三番目でした。戦争の指揮を執った梶原兵馬は主席家老ではないという研究もあります。


貴重な御意見ありがとうございます

 数年前必要があり、幕末・戊辰戦争について調べたのですが、その時に、筆頭家老は継承制で代々、西郷家(当時は頼母)、首席家老は、幕末の動乱期とあり、他藩との折衝などで対外外交が必要とされる為に、京都守護職時に若さを買われ、梶原平馬が任命されたといった資料を読みそう認識しておりました。
 こちらの認識不足だった部分も含め、更に調べていきたいと存じます。

納豆キムチ焼き飯・プレート

2013年11月02日 | 田舎生活の衣食住
 以前東京で働いていた時に、とっても美味しいパスタ屋さんがありました。もう何度も書いていますが、私は基本は魚介系のホワイトソースです。その店でも、ホワイトソースもミックス(アサリ、イカ、海老)か、懐に余裕のない時は海老のホワイソトースしか食べていません。
 本当に、見事にほかのソースは口にしていなかったのです。
 なぜ、こんな出だしかと申しますと、そのパスタ屋さんに良く一緒にランチを食べに行っていた、同僚は、納豆キムチ一本やりだったのです(笑)。
 そう、本日のランチは、そんな昔を思い出す納豆キムチ焼き飯にしてみました。ほかには、モツ煮込み、コロッケ。汁は豆腐と白菜の味噌汁です。





 玄関から見て突き当たりを、こんな風にアレンジしてみました。夏は外に置いていた睡蓮鉢を(奇麗に洗いました)つくばいに見せて、柄杓と柄杓置きは手作りです。
 これ、一体化させて、全面に白い小石を敷き詰めて、つくばいと燈籠を置きたいな。







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三たび塩麹、今NHKの時代劇が面白い

2013年11月01日 | 田舎生活の衣食住
 気持ち良い秋晴れです。空は青く、刷毛で掃いたような雲がたなびき、眩い陽射しに心地良い風。穏やかないち日です。午前中にいつもより念入りな掃除をして、炬燵を設えました。いえいえ、実際に火を入れるのは戌の日なので、今月の4日になりますが、朝晩は冷え込みますので、足だけでも突っ込んでおけば心持ち暖かいかと。

 タイトルを塩麹三たびとしましたが、そう。今回はイカとセロリの炒め物です。水溶き片栗粉で餡かけにしました。





 そして茶碗蒸しも。





 NHKbsで放送中の「猫侍」にはまっています。そう、白猫の玉之丞です。まん丸のお顔に、まん丸のお目々が可愛いのなんのって。癒されます。実際には、 あなご・若さくら・大人さくらの3匹で演じているそうですが、メインはあなご。タイトルバックもあなごですね。
 大人さくらは、じっとしているシーンが主らしいのですが、あなごと若さくらの見分け方、分かりますか?
 青いお目々があなご。金色が若さくらですよっ。
 あなごは、あのアフラックのモデルにもなったそうです。

 後は、「八重の桜」。この何が凄いかって言うと、歴史上史実ではあるが、納得のいかない事って結構ありますよね。それを、この脚本家は、役者の台詞で織り込んで言わせているのです。
 例えば、戊辰戦争の責任を一身にかぶり、切腹した会津藩国家老の萱野権兵衛。新政府軍は松平容保の助命の代わりにかろう名の首を所望しました。
 既に自刃していた、田中土佐、神保内蔵助のほかに1名となり、家老の席順で萱野権兵衛となったというのが定説でしたが(筆頭家老の西郷頼母は、梶原平馬に命を狙われ城を出ていた)、この時点で、首席家老は梶原平馬であり、この人こそが奥羽越列藩同盟を作った主戦派でした。
 なのになぜ? 萱野権兵衛だったのか。これは歴史の謎でもありますが、「八重の桜」では、萱野権兵衛、梶原平馬の台詞でその謎を解明しています。
 ほかにも江戸城明け渡しの後、会津攻めをした理由を西郷隆盛に、川崎尚之助を見捨てた訳を山川大蔵に、川崎尚之助・八重の離婚の訳を川崎尚之助に言わせています。
 まあ、八重が主役なので、彼女を悪者にはしていませんし、実際に悪者ではないのですが、一度は夫であった川崎尚之助が貧困に喘ぐ中、全くのバックアップをしなかった山本覚馬と八重の兄妹には疑問を持ちますが、このあたりには触れていません。
幕末ファンにはたまらない通好みの台本ですよ。

 そしてもうひとつのNHk時代劇は、「あさきゆめみし」。八百屋お七をモチーフとしたアイドルさん主役のドラマです。
 ヘタクそな台詞廻しと、着物を着慣れないものだから、ちょこちょこ走るシーンなど屁みたいなものですが、こちらは、それさえも可愛いと思えるアイドルさんファンが観ればいいでしょう。巧い人が演じていれば泣けるシーンも、結構笑えます。

 そうそう「雲霧仁左衛門」もありました。こちらは、1995年フジテレビの山崎力さん主演作品の焼き直しなのか、台詞まで一緒の場面が多いのです。ただ、池上季実子が演じた七化けのお千代を内山理名が演じているのですが、京都の公家に化けた池上さんの京都言葉の印象が強くて(最も彼女は幼少期を京都で過ごしているので)、内山さんの演技が霞んでしまいます。全体にやはり役者の重厚さが負けている感否めずでしょうか。




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