八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

自宅生活は手摺か車イスか

2012年09月06日 11時22分16秒 | リハビリ・ADL
大学病院に転院してからナースさん達が実地で教えてくれた、
 ・ベッド⇔車イス間の自力移乗
 ・車イストイレの単独使用、移乗
 ・シャワーでの自力洗体、自力洗髪、衣類の自力着脱
 ・着替え、歯磨き、洗面、タオル絞り、車イスでの食膳移動方法など
その後のOT(作業療法)リハビリが不要なくらい実戦的だったし、この時期の激的な回復の原動力だったと思う。

退院後を見据えて、自宅での生活をどうやって送るか。
具体的に言えば、自宅で車イス生活ができるか否か。
Noならば、車イスに代わる代替手段は何か、自宅を改造して生活できるようにすることが急ぎの懸案だった。

病院側は自宅の柱を数本切ってでも、車イス生活できるようにリフォームするべきと主張したけど、
金のなる木がある訳じゃなし、
最終的に私は病院推奨の車イス自宅リフォーム(建て替え?)案を断固拒絶した。
結論を言えば、非現実的な病院側を見限って、手摺を据え付ける自宅改造を業者と相談して実行した。
この業者には脳卒中の人も何人かいて、女房から私の病状を聞き出し、
実に行き届いた手摺の設置を、特急で4月一杯でやってくれた。

これがあっての外泊許可だったし、その後も毎週末には自宅に帰れたし、
お湯の温かさは分からなくても自宅の風呂に入って満足できた。
この手摺伝い歩き生活があったればこそ、今も長期にわたり回復を引き出している原動力になっている。

 ps:おそらく病院側は、退職→生活保護→公営住宅で車イス生活、とでも思っていたのだろう。
   ふん、見くびるな、そうやすやすと降参する私じゃないわい!!
コメント (4)
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