八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

10月8日(リハビリのやる気をアップさせるには)

2015年10月08日 07時30分07秒 | リハビリ・ADL
脳卒中のリハビリは一生涯続く、まるでゴールのないマラソンを走り続けるようなもの。
だからこそ『やる気』を持続させ続けることは、本人にとってもご家族にとっても非常に大切なことなのだ。

ここに2つの文献がある。
 文献1=やる気スイッチ!クレペリンの作業興奮をためしてガッテンが検証。側坐核からドーパミン!
 文献2=ためしてガッテン(NHK) やる気低下が危険信号 脳の異変を発見せよ
似た内容の文献だが、結論的にいうと、
 ①4の5の言わず、まずとにかく身体を動かし続けること
   やる気が起きてから動くというのはダメ。こうゆう屁りくつ屋は永遠に動かない。
 ②達成感を味わうこと
この2つが、リハビリでの『やる気』をアップさせる秘訣だという。

↑に、私の経験をつけ加えるなら、
 ③食欲(特に甘味)を刺激して、生きている喜びを味あわせてあげること
 ④普段から動作や身のこなしを細かく観察していて、
   たとえ小さく些細なことでも改善してきたら、ちょっと大袈裟に喜んでみせること。
10年間女房と二人三脚でリハビリしてきて、けっこう実戦的な方法だと思った。
特に④などは本人もそう思っているので、あらためて妻や娘達から指摘され褒められると大変嬉しく、
ならもっともっと頑張ってみせようとなり、結果的に良い循環でまわる原動力になる。

 ps:脳幹出血で味覚もマヒしているはずだから、私の経験からすると、
     甘味 → 塩から味、辛味 → 苦味、えぐ味の順で、数年がかりで味覚が蘇ってくる。

   コーヒーゼリーじゃないけど、倒れた年はほんの僅かな甘味しか感じなかった。
   東北大病院でのおかゆが甘くて、大変美味しかったこと。
   宮城病院でのうどんのおつゆが全然しょっぱくなくて、すごく甘く感じたこと。
   おかずに付いていた輪切りのレモンが少しも酸っぱくなくて驚いたこと等々、とにかく仰天だった。
   17年たった今でも味覚は完全に戻っていないはずだけど、自分では7,8年で味覚は前に戻ったと思っている。
   多分、それだけ食い意地が張っているのかも。
コメント (4)
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