
とある会のお別れで、創業安政2年、田山花袋、柳田国男、海軍元帥西郷従道などが泊まられた
老舗料亭 望洲楼で昼食をとった。
門をくぐり、黒光りした無垢の材料で作られた玄関からしてもう歴史を感じるたたずまいである。
美しい女将に導かれて急勾配の階段を上へ上へと登る。
ちょっとした落差、天井の高さなどの注意を丁寧に喚起してくれる。
隅々に香が焚いてある。あるかないかのやわらかい香りである。
通された部屋は調度品のすべてに歴史を感じる。
窓を開ければ港が見える。
対岸の三州も手に取るような近さに感じる。
女将から料理は1品ずつお持ちします、ごゆっくりお楽しみくださいとの挨拶。
金箔の食膳に瓢箪の器、えび・わかさぎ、蒲鉾、会席料理の始まりである。
いただきます~
http://www.boshuro/com