ノルマンディーを行く

パリ道中記　7
バイキングが住んだノルマンディーを往く、

花の都パリ、芸術の都パリ、石の街パリを早朝出発する。

早朝といっても7時ごろだがまだ街灯がまだ頼りになるほどの暗さである。

朝が白み、ブ－ローニューの森を過ぎると、もうそこは、のどかな田畑風景に一変
する。パリから、半径およそ100Ｋｍぐらいの地方をイルド・フランスと呼んでいる
そうだ。
点在する森や牧場に囲まれた町や村がさながら　島（イルド）のようだということらしい。

観光バスは車窓に、牛、羊、馬、豚の牧場を映しながらノルマンディー高
速道路を 西に走る。

車窓ガイドはフランス語・英語・イタリア語・日本語で説明してくれた、男女2名のガイドが2ヶ国語づつ話していた。
2時間半走った小さな田舎町でブランチを取る。
もちろんバイキングだ。

ノルマンディーは以前バイキングの度重なる収奪に懲り、フランス王がこ
の地方を 彼等に、与えたもので、北の人が住む土地つまり　ノルマンディーと呼ば
れるようになった。

ブランチに1時間きっちり取って、再びどこまでも続く牧草地を見ながら
走る。
突然、みはるかす彼方に　西洋の奇観　モンサン・ミッシェルが現われ 。
オオー！　奇観だ！





大西洋に出たんだ、雨の多いノルマンディー地方今日も朝から、

ずーと降っていた が、 ぴたりと止んだ。