斐芽(ひめ)の祠(力石)
業葉神社参道入口右手に朱塗りの鳥居と真赤な「斐芽(ひめ)の祠」がめにとまります。
祠の中にある力石を撫でると子安・子宝・安産に御利益があるそうです。
説明版には
「江戸の大相撲が巡業でこちらにきたとき、関取がどこからか大石を背負って業葉神社の境内の戌亥(北西)のところに奉納し、私は力持ちですと言い、持ってきた石を子供たちがなでて健康に育つようにと神に祈願して去った。この石が、子牛ほどもあるこの力石である。
いつの頃の事だか判らないが、明治よりずっと前のことらしい。このどっしりしていた力石も、社務所の増改築のときに拝殿の西に立て、昔とは姿が変わりそのうちこの力石が昔の姿が変わり、母体の根元が現れ、安産にも霊験あらたかともいわれるようになった。明治から昭和の初期までは、この石をなでたり腰をかけたりして立派に育った子供も数多くあっただろう。ここに斐芽の祠を建てお祀りした。上へ上がって石をなでて、あらたかな御神徳をいただいてください。」
「女陰石」