こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

大沢誉志幸 「そして僕は途方に暮れる」'84

2010-12-18 11:42:04 | 音楽帳
■酒と無縁な傍観者の冬■

日本=邦楽とは距離を置いていた自分が、高校3年生の冬。

TVのカップヌードルのCMから流れていた、この曲にだけは「良いものもあれば悪いものもある」(Byスネークマンショー from増殖)と負けてしまい、『いい曲やなあ~』と想っていた。



朝、学校への「通勤」前、さぶさに震えて、石油ストーブの前に立って当たりながら、この曲を聴いていた冬のシーンがフラッシュバックする。

26年後の本日の冬も、ついこの曲が聴きたくなってしまった。


【乃木坂より撮影】

いつの間にか、この曲は、ボクの冬の定番になっていた。



酒呑み者が、断酒生活1ヶ月半過ぎし。

買い直した黒スーツも全部ぶかぶかになり、ポパイの如くベルトを締め上げる迄になる。
体重も夏のMAX80→68kg[いつもの平準値]に回復。

禁酒令を敷かれてしまった中。
「師走恒例諸々行事」とも無縁、仕事・治療に専念の傍観者と化す日々。

アルコールで別世界にいけなくなったせいで、非常に意識がフラット。

酒呑み者から嫉妬・転向・裏切者扱いで何ら構わぬが、我輩は今すぐ死にたくは無く、酒、口に含まず。
逆に、只でも忙殺される『師走』に無理して迄催事行うは、如何に?

景気悪化と連動して、電通の大好きな「エベント(・◇・)」減れど、ゼロにならずは律儀で形を重んじ強迫神経症=「他人を見て自分を決める」日本社会の悪癖。

片方で「血税」等と叫んだふりして、一方で「底尽きた財布=魔法の壷」からカネが出て来る魔法。
そふ思へば、民も公を責める割には、同じ面有り。
それもしたたかに生きる知恵か・・・・。

***

最終日に万事終了後、シャンシャン1回締めで終わりたい所、「とりあえず」と幾重もの関わるセクションという「輪」が首に絡まる。

たくさんの「輪」の外=イジメ・はぶんちょを避け、師走初めから形式催事三昧のかたがたたち。
英気悪化と言いながら、夜の帰宅途中、酔っ払い軍団の醜い悪態を見て、げんなりする。
客観視すると「みんな仲良く酒呑んだカッコウ」しながら不和が透けて見える。

悪辣TV収録同様、終わらぬ中の1年を「おおよそ大体1年」とすり換え、前倒しで振り返り精算。

***

気の知れた仲間で呑むは良し、自分も20・30代…というか先日迄は酒におぼれていたが、最近同世代から「もう若くは無いのだから」也セリフが<見聞きはしたく無かったが>ちらほら出始めた。

此処をぶっち切って放蕩続け、死に突入して行った人達を身近に見て来たが、我輩は断固、現在の態度を固持する。

***

近所を少し歩くだけでも様々な発見が有る。
カメラ持ち歩き写真を撮りながらブラブラ。

さふいふ微細な事に何かを見つける自分は、ジャン・ジャック・ルソーの「孤独な散歩者の夢想」を想起しつつ、ありきたりの物事に自分を見い出す。

先日衝動買いした本「シンプルに生きる~変哲のないものに喜びをみつけ、味わう」(幻冬舎)をパラパラ見ながら、自分の行動論理と同じ発想に出会う。

ムダなあらがいはやめ、最低限のもので冬に面する。

コメント (4)
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