毎晩、疲れて帰る深夜、TBSラジオの「アクセス」で、渡辺真理さんの声が聴ける事が、1つのささやかな癒しだった。
ラジオという「肉声」で、物事を伝えるメディアは、永遠になくならないと想う。
ただ、時間を埋めるために、騒いでいれば良い地上波テレビ(=沈没船)とは違う。
この写真は、ニュース・ステーションの頃の、赤い服が「嫌味」無くしっとりと似合ってしまう、おしゃれな真理さん。
長いこと、渡辺真理さんの声と表情を見てきたが、そこからにじみ出る、この人独特の柔和な雰囲気と優しさ。
「肉声」というのは怖いもので、その人となりが、伝わってくるものである。
小島慶子の開き直りと自己意識の高さとは比べようも無い。
それが、長く、人に愛されてきた「魅力」なのだとつくづく思う。
TBSラジオは、小学生の頃の小島一慶さんの「夜はともだち」に始まり、長い事愛してきたが、近時、若山弦蔵さんの「バックグラウンド・ミュージック」・小西さん&マッピーの「ストリーム」・伊集院光さんの「日曜日の秘密基地」・そして、この「アクセス」と、大事な番組とリスナーの意向を切り捨てながら、一体どこに向かおうとしているのか?
自分には、どうも解せない。
個人的には、多忙な3月にへとへとであるが、残り数日。
何とか、最後の4月1日の渡辺真理さんの「アクセス」まで、ちゃんと幕引きまで聴き遂げたいと思っている。